MT4(メタトレーダー4)Oanda Correlation Matrixの使い方(通貨ペアの相関性をチェック)
Oanda Correlation Matrixとは?
Oanda Correlation MatrixはMT4(メタトレーダー4)上で通貨ペアごとの相関性をチェックすることのできるツールです。
通貨ペアの相関性を-100から+100の数値で表示します。
Oanda Correlation Matrixでは相関性の強さを色で分けて表示しています。
相関の強さは次のように色分けされています。
緑:相関性がほぼ無い。(0から±25)
青:相関性が薄い(±25から±50)
オレンジ:相関性がある(±50から±75)
赤:相関性が強い(±75から±100)
相関性を見る重要性
複数の通貨ペアを保有するときに相関性の強い通貨ペアで同じ方向のポジションを持っていると、相場が逆行した場合のリスクが大きくなることがあります。そのため、複数の通貨ペアの取引を行う場合は相関性の薄い通貨ペアで取引した方がリスクを分散することができます。
また、トレンドフォローを行う取引を行う場合に相関性の強い通貨ペアばかりチェックしていても同じタイミングでトレンドが発生することが多いため、取引チャンスが限定されてしまいます。
相関性の薄い通貨ペアを数種類チェックするとトレンドの発生時期に差が出ることが多いため、取引チャンスを増やすことができます。
Oanda Correlation Matrixの設定
Oanda Correlation MatrixはEA型のインジケーターです。
設定画面では「自動売買を許可する」「DLLの使用を許可する」にチェックが入っていることを確認し、OKを押します。
その他の設定はCorrelation Matrix内で行います。
比較する通貨ペアの選択
比較する通貨ペアの選択はCorrelation Matrixの上部の「・・・」のボタンを押して行います。
ボタンを押すと次のようなウィンドウが表示され、通貨ペアの部分に追加したい通貨ペア名を入力すると通貨ペアを追加することができます。
通貨ペアを削除したい場合は削除したい通貨ペアの左側のチェックボックスをクリックすると削除することができます。
計算の元になる時間軸の選択
通貨の相関性は時期により変化することがあります。Correlation Matrixでは短期的な相関関係も中長期の相関関係もチェックすることができます。
Correlation Matrixの上部のチャートの時間軸、ローソク足の本数を選択します。選択した期間の相関性が表示されます。
ハイライトの種類の選択
Correlation Matrixでは相関性の強さごとにハイライトすることができます。上部の「ハイライト無し」となっている部分から「強い」「中間」「弱い」「無し」「強い/中間」「弱い/無し」を選択することができます。
これらを選択すると選択した強さのものだけがハイライトされます。
「強い」を選択した場合
>複数の通貨ペアの平均の相関性
Correlation Matrixでは複数の通貨ペアの相関性の平均を算出することもできます。複数の通貨ペアで取引する場合は相関性をチェックし、相関性が強すぎる組み合わせを避けることでリスクを分散することができます。
Correlation Matrixの上部の「組み合わせ」ボタンをクリックすると表示している通貨ペアの一覧が出てきます。その中から2つ以上の通貨ペアをチェックするとそれらの通貨ペアの相関性の平均が表示されます。
相関性が高い場合は下の画像のように警告マークが表示されます。
Oanda Correlation Matrixの使い方の紹介動画