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米国10年国債とは|推移・見方・利回りなどをわかりやすく解説


米国10年国債は米国政府が発行する満期10年の国債で、多額の国債が継続的に発行されています。

この国債の利回りは景気やインフレ見通しを反映し、株価や為替など幅広い市場に影響を与えます。

本記事では、米国10年国債の見方やよくある質問などについて解説します。

米国10年国債とは

米国10年国債とは何か、解説します。

  • ・米国国債とは
  • ・10年債とは

米国国債とは

米国国債とは、米国政府が資金調達するために発行する債券です。

投資家は国債を購入して米国政府に資金を貸し、その見返りとして利息(クーポン)を受け取ります。

満期が到来すると、米国国債の額面金額が償還されます。

米国国債は米国政府の信用力を背景に発行されており、世界で最も安全性の高い金融商品の1つとみなされています。

また、米国国債の価格変動(および利回り変動)は株式や外国為替の値動きに影響することが知られており、さまざまな分野の投資家から注目を集めていることが特徴です。

10年債とは

債券にはさまざまな種類があり、10年債は発行から満期までの期間が10年の債券です。

債券発行後、時間が経過すると満期までの期間は徐々に短くなりますが、満期までの期間が短くなっても10年債という名称は維持されます。

この場合、「残存期間が〇年の10年債」などと呼ばれます。

なお、金融情報等で得られる米国10年国債の利回りは、残存期間が約10年の国債を対象とする指標です。

特定の1銘柄が10年間ずっと指標として維持されるわけではありません。

残存期間がおおむね10年になるように、新たに発行される10年債へと指標の中心が移っていきます。

米国10年国債の利回りの見方

米国10年国債の利回りの見方を解説します。

なお、利回りと金利の違いに関しては、記事「国債利回りとは|仕組み・為替市場との関係などをわかりやすく解説」で解説しています。

  • ・利回りが上昇する場合
  • ・利回りが下落する場合

利回りが上昇する場合

利回りが上昇する場合、主に以下の2点に注視しながら相場動向を考察することになります。

1つ目は、将来の景気拡大が予想されているかどうかです。

景気拡大への期待が高まっている場合、将来のインフレ率の上昇が見込まれ、それを受けて連邦公開市場委員会(FOMC)政策金利引き上げが想定されます。

強い景気が長期間続く場合、利回りは上昇し続ける可能性があります。

2つ目は、発行体(政府)の信用度が下落しているかどうかです。

政府の信用度が下落して債券の償還可能性について疑念が出る場合、投資家はそのリスクに見合う高い利回りを求めます。

その結果、既発債の価格が下落し、利回りが上昇することがあります。

利回りが下落する場合

利回りが下落する場合は、将来の景気動向やインフレ見通し、金融政策、安全資産への需要などが重要です。

将来の景気悪化が見込まれている場合、インフレ率の低下や政策金利の引き下げが想定されます。

経済活動の度合いを勘案しながら、利回りがどこまで下落するかを考察します。

米国債利回りの推移とイールドカーブ

米国債利回りイールドカーブについて、それぞれ解説します。

  • ・米国債利回りの推移
  • ・イールドカーブ

米国債利回りの推移

米国債利回りの推移_20260625

上のグラフは、米国10年国債の利回りについて、2000年以降の推移を示しています。

2020年にかけて下落傾向で推移し、以降は上昇トレンドを形成した様子がわかります。

2020年にはコロナショックが発生しており、コロナショック後のインフレや金融引き締めの長期化などが米国10年国債の利回りに影響したと考えられます。

なお、OANDA証券では米国債利回りの推移を公開しており、10年国債だけでなく1年債から30年債まで幅広く確認可能です。

イールドカーブ

イールドカーブとは、債券の償還までの期間と利回りの関係をグラフ化した曲線です。

特定時点におけるさまざまな年限の債券の利回りを示し、年限ごとの金利水準の違いを把握できます。

イールドカーブ_20260625

償還までの期間が長いほど利回りが高くなるグラフの形状を順イールドと呼びます。

米国10年国債に関するQ&A

米国10年国債に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・米国10年国債利回りの主な変動要因は何ですか?
  • ・米国10年国債の利回りと米国の政策金利は同じですか?
  • ・逆イールドとは何ですか?

米国10年国債利回りの主な変動要因は何ですか?

米国10年国債利回りの変動要因として、景気やインフレの見通しが挙げられます。

また、連邦公開市場委員会(FOMC)による政策金利変更も利回りに影響を与えるほか、投資家のリスク選好や米国債の需給動向も重要です。

米国10年国債の利回りと米国の政策金利は同じですか?

米国10年国債の利回りと米国の政策金利は異なります。

政策金利は連邦公開市場委員会(FOMC)が決定する短期金利である一方、米国10年国債利回りは市場での取引によって決まる長期金利です。

ただし、政策金利の見通しや変更は米国10年国債の利回りに影響を与えます。

逆イールドとは何ですか?

逆イールドとは、短期金利が長期金利を上回る状態を指します。

一般的には短期金利よりも長期金利の方が高い(順イールド)ですが、逆イールドはこの関係が逆転している状態です。

将来の景気後退や金融緩和が予想される際に発生する場合があり、景気後退の予兆とされます。

ただし、逆イールドが発生したからといって、必ず景気後退が起きるわけではありません。

【まとめ】米国10年国債とは|推移・見方・利回りなどをわかりやすく解説

米国10年国債とは米国政府が発行する満期10年の国債を指し、その利回りは多くの市場関係者が注目する指標です。

景気動向やイールドカーブ等を調査することによって、米国10年国債の動向を分析することができます。

OANDA証券では、米国10年国債をはじめ投資に関わる基礎的な用語を、初心者の方向けにわかりやすく解説するコンテンツを提供しています。

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