原油・石油の基礎

石油とは何か?基本や歴史、石油産業の始まりなどを初心者向けに解説


1.石油とは何か?


石油とは、天然にできた燃える鉱物油(原油と天然ガソリン)と、その製品の総称です。一方、油田から産出されたままの石油のことを原油と呼びます。この原油を精製してガソリン、灯油、軽油、重油、潤滑油など各種石油製品が生産されます。

原油はプランクトンの遣骸と土砂とが一緒になって海底に積もり、それが長い年月の間に圧力や熱によって油状になり形成されたという説(有機根源説)が有力です。石油は、化学的には、多数の似通った分子式をもつ液状炭化水素の混合物です。その炭化水素は、炭素と水素の原子が色々な割合で結びついたものです。

炭素1と水素4の割合で結びついたものがメタン、炭素2に水素6がエタン、炭素3に水素8がプロパン、炭素4に水素10がブタンで、これらは常温常圧では気体になっています。そして炭素数が5~15まではガソリン、灯油、軽油、重油などの液体、16~40ぐらいまではアスファルト、パラフィンのように固体となります。

画像1/炭化水素の構造式の例

炭化水素の構造式

これら炭化水素のうち、液体のものを一般的には「石油」と呼び、これに気体であるプロパンやブタン、固体のアスファルトやパラフィンなども含めて「石油類」もしくは「広義の石油」と呼んでいます。

なお、石油は近代に入ってから、主としてランプ用に灯油が使われていたこともあるため、一般に灯油のことを「石油」と呼ぶ場合もあるので注意が必要です。「石油ストーブ」や「石油ランプ」といわれるものは、この灯油を使用しているものです。


2.古代の石油利用


世界で最も古い石油の利用例は紀元前3000年ころで、メソポタミア、すなわち現在のイラク地方に住んでいたシュメール人が立像の接着にアスファルトを用いました。また、古代エジプトのミイラにもアスファルトが防腐用に用いられ、古代ペルシャや古代中国では、礼拝用や製塩、灯火、炊事用に天然ガスが用いられていました。

ビルマ(現ミャンマー)では、13世紀ころ手掘りによって油井(ゆせい)が掘られ、石油が照明、暖房用に使われていました。また、米国でもインディアンが丸木舟や屋根の防水、そのほか薬用、祭祀用に石油を使ったことが知られています。このように石油は、古代から世界各地で人類に知られ、薬、美術、土木、宗教、灯火、兵器用に使われてきました。


3.近代石油産業の始まり


世界で最初に設立された石油会社は、ニューヨークの弁護士ビッセルが1854年に設立したペンシルベニア・ロックオイル社です。しかし、石油採掘が本格的な事業としてスタートするにはさらに5年を要しました。

その後、ペンシルベニア・ロックオイル社の事業を継承したセネカ・オイル社は、1859年にペンシルベニア州タイタスビルのオイルクリークで機械を使って石油の試掘を行っていました。

同年8月、同社の現場監督エドウィン・ドレークは約21メートルの深さで油層を掘り当て、セネカ・オイル社は1日当たり35バレルの石油を産出することになりました。これが、企業化された石油採掘事業としての最初の事例で、世界における近代石油産業の始まりとされています。


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本記事の監修者・佐藤りゅうじ


1968年生まれ。1993年米大卒業後、1995年2月株式会社ゼネックス入社。アナリストとしてマクロ経済分析をはじめ、原油、天然ゴム、小麦などの商品市場、また為替市場、株式市場のアナリストリポートの執筆、トレードに携わる。2010年1月エイチスクエア株式会社を設立。

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