窓開け
窓開けとは、相場が前回の終値から離れた価格で再開し、チャート上に価格の空白が生じる現象です。
語源は、ローソク足が“窓”のように空くことに由来します。
為替相場は24時間取引ですが、週明けや流動性が低い時間帯でギャップが生じやすく、FX分野でも窓開けという概念が定着しました。
窓開けは、週末のニュースや政策発表などで需給が急に変わり、次に取引が再開した際に前回の終値から離れた価格が付くことで生じます。
流動性が薄い時間帯に注文が集中した場合も、価格が前後の水準と連続せずに大きく変動し、上方向なら窓開け上昇、下方向なら窓開け下落としてチャートにギャップが現れます。
ギャップ発生後は、窓埋めが意識されることが多く、重要イベント後は、トレンド転換・ボラティリティ上昇につながるケースがあります。
また、週明けに窓開けが起きると、スリッページや、希望価格での約定が難しくなることがあります。
