MT5 APIで価格データ取得|AIでチャート作成・CSV出力を自動化
この記事のゴール
この記事を終えると、以下のことができるようになります:
- 任意の通貨ペアやCFDのリアルタイム価格をAIへの指示だけで取得できる
- 過去のローソク足データ(任意のタイムフレーム)を取得できる
- 取得したデータをチャートとして可視化できる
前回の環境構築編で整えた環境をそのまま使います。読者の方が行うのは、Claude Codeに日本語で指示を出すことだけです。
リアルタイム価格を取得する
まずは最もシンプルな操作から始めましょう。MT5に接続して、現在の価格を取得します。
1つの通貨ペアの価格を取得する
複数の通貨ペアを一覧で取得する
1つだけでなく、複数の銘柄をまとめて取得することもできます。
指示に「ゴールド」を含めたように、FXだけでなくCFD銘柄の価格も同じ方法で取得できます。MT5で提供されている銘柄であれば、株価指数や原油なども取得可能です。
過去のローソク足データを取得する
リアルタイム価格だけでなく、過去の価格データ(ローソク足)を取得することもできます。テクニカル分析やバックテストに必要なデータです。
基本的な取得
ローソク足データの中身
取得されるデータには、各足ごとに以下の情報が含まれています:
日時(time) — そのローソク足の開始時刻
始値(open) — その時間帯の最初の価格
高値(high) — その時間帯の最も高い価格
安値(low) — その時間帯の最も低い価格
終値(close) — その時間帯の最後の価格
出来高(tick_volume) — その時間帯のティック数
タイムフレームを変えてみる
日足だけでなく、さまざまなタイムフレームのデータを取得できます。指示の書き方を変えるだけでClaude Codeが自動的に対応します。
| 指示の書き方 | タイムフレーム |
|---|---|
| 「1分足」 | M1 |
| 「5分足」 | M5 |
| 「15分足」 | M15 |
| 「30分足」 | M30 |
| 「1時間足」 | H1 |
| 「4時間足」 | H4 |
| 「日足」 | D1 |
| 「週足」 | W1 |
| 「月足」 | MN1 |
たとえば「ドル円の直近100本の1時間足を取得して」「5分足で表示して」など、タイムフレームの部分を変えるだけです。また、「2025年1月1日から6月30日までの日足データを取得して」のように、期間を指定して取得することもできます。
データをチャートにしてみる
数値データだけでは相場の動きがイメージしにくいかもしれません。取得したデータをチャートとして可視化してみましょう。
ローソク足チャートを描画する
ローソク足チャートに移動平均線と出来高を加えたチャートも、1回の指示で作れます。
「移動平均線を青と赤で」「出来高も表示して」といった細かい指定も、日本語で伝えるだけで反映されます。もちろん、「さっきのチャートに〇〇を追加して」と段階的に指示することもできます。
複数銘柄のデータを比較する
MT5 APIでは複数の銘柄のデータを同時に取得できます。これを使って、銘柄間の比較チャートを作ってみましょう。
指示のポイント
「値のスケールが違うので変化率で表示して」のように、データの特性を踏まえた指示を出すと、AIはより適切な可視化を行ってくれます。こうした工夫を加えられるようになると、活用の幅がさらに広がります。
データをファイルに保存する
取得したデータは、Excelやスプレッドシートで使えるCSV形式で保存することもできます。
保存されたCSVファイルは、Excelで開いたり、Google スプレッドシートにインポートしたりして、自由に分析することができます。
この記事で使った指示のまとめ
今回Claude Codeに出した指示を振り返ります。すべて日本語の自然な文章だけで、コードは一行も書いていません。
| やったこと | 指示の例 |
|---|---|
| 1銘柄の価格取得 | 「ドル円の現在のBidとAskを取得して」 |
| 複数銘柄の一覧取得 | 「5銘柄の価格をまとめて一覧表で表示して」 |
| ローソク足データ取得 | 「直近100本の1時間足データを取得して」 |
| タイムフレーム変更 | 「日足で」「5分足で」 |
| 期間指定 | 「2025年1月1日から6月30日まで」 |
| チャート描画 | 「ローソク足チャートを描画して」 |
| インジケーター追加 | 「20日と50日の移動平均線を追加して」 |
| 銘柄比較 | 「ドル円とゴールドの値動きを比較して」 |
| ファイル保存 | 「CSVファイルとして保存して」 |
まとめ
この記事では、Claude Codeへの日本語指示だけで以下のことを行いました:
- リアルタイム価格の取得(単一銘柄・複数銘柄)
- 過去のローソク足データの取得(タイムフレーム・期間の指定)
- データのチャート可視化(ローソク足・移動平均線・出来高)
- 複数銘柄の比較チャート作成
- データのCSVファイル保存
コードを一行も書かずに、MT5のAPIからデータを自在に取得し、分析に使える状態にすることができました。
次回の「自動売買EA編」では、いよいよ取引ロジックを組み立てます。「こういう条件で買い、こういう条件で売る」というルールをAIに伝えて、自動売買の仕組みを構築する方法を解説します。
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