FXに関するコラム・豆知識

株式市場は堅調、円安地合い続く 米国住宅関連の経済指標等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2021年10月18日)


株式市場は堅調、円安地合い続く


先週は米国のデフォルト懸念後退、米国経済指標などにより、株式市場が底堅い推移となったことや原油価格の上昇、本邦と他国(米国、英国等)の金融政策の方向性の差などを背景に、FX市場では、先週に続き、円の弱さが目立ちました。

【ドルインデックス、S&P500(CFD)、米国債利回り(10年、2年)、原油(CFD)、金(CFD)の推移】

   

【残存期限別の米国債利回りの推移】

米国債利回りは、FOMC議事録にて11月半ばか12月半ばにテーパリングが開始される可能性が示されたこと等により、短期債利回りは上昇傾向が続いたのに対し、長期債利回りは、生産者物価指数が市場予想を下回ったこと等により、過度なインフレ懸念が後退し、伸び悩む推移となりました。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

全体的に過去5週に比べ上昇が続いていましたが、先週は長期債利回りが伸び悩んだのに対し、短期債利回りはジワリと上昇しています。

 

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

 

米国住宅関連等、中国GDP、欧州のPMI速報値等に注目


今週は米国で中古住宅販売件数や建設許可件数等の住宅関連の経済指標、鉱工業生産などの発表が予定されています。底堅い結果が続くと、米国の早期利上げ観測を後押しし、ドルの下支え材料となりそうです。

このほか、経済指標は中国のGDP、欧州のPMI速報値などにも注目が集まりそうです。

また、原油等の資源価格の動向や中国恒大集団関連の報道等にも注意したいです。

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら


主要通貨の強弱


先週のFX市場は前週に続き、円が全面安となったほか、米ドル、ユーロが弱い推移となったのに対し、NZドル、豪ドル、カナダドルといった資源国通貨が底堅い、リスク選好型の動きとなりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

直近30日間の主要通貨の通貨の強弱チャートでは、円の弱さが目立つのに対し、カナダドルや豪ドルが強い推移となっているのが確認できます。

【直近30日間の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら


直近30日間の株価指数の変化率


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、前半は上値の重い推移が続きましたが、後半は反発地合いが続きました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDは底堅い推移が続きました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数CFDも全体的に底堅い動きが続きました。

 

主要銘柄の相関性分析


先週の主要なドルストレートの通貨ペアの相関性を見ると、円以外の主要通貨は対ドルで相関が比較的強く、近い動きとなっていたようです。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

前週と同じく、円が全面安となっていたため、ドル円、クロス円の相関性は全体的に強い動きとなりました。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

先週の主要通貨ペアと米国株価指数(ここでは代表的なUS500との相関性を表示しています)の相関性を見ると、US500はドル円、クロス円と近い動きとなっていたほか、EURUSDやGBPUSD、AUDUSDとの相関性が強く、株式市場上昇→円、ドルが弱い動きとなっていたのが確認できます。。

【先週の主要銘柄と米国株価指数の相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は、上昇基調が続き、114円台中盤まで上昇する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジション比率が高い中、そのほとんどが含み損を抱えており、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いています。下押しの際は、安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る場面では、高値を切り上げることができるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の円の通貨先物市場のポジションはトレンドフォローのポジションが多く、円売りポジションの比率が上昇となりました。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2021/10/12)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは底堅い動きとなったものの、1.16台では上値が重く1.15台に押し戻されて週末を迎えています。

OANDAのオープンポジションを見ると、下落基調が続いたこともあり、買いポジション比率が高い中、その多くが含み損を抱えており、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で直近の反発で含み損を抱えた売りポジションも少し増えており、下押した水準では安堵の買い戻し、反発が続く場面では、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続いたものの、直近では反発地合いが続いており、流れが変わる可能性にも注意が必要となりそうです。上値を探る場面では先週の高値を切り上げることができるか、下押しの際は直近のサポート水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは前週から売りポジション比率が優勢な状況に転じています。今週もユーロドルの値動きと併せてユーロ売りのポジション比率の増加傾向が続くかを見守りたいところです。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2021/10/12)】

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ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは序盤こそ上値の重い推移となったものの、その後は底堅い推移が続き、高値を切り上げる動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買のポジションの偏りは少ないものの、反発地合いが続いているため、含み損を抱えた売りポジションが増えており、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、反発地合いが続いており、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は高値を切り上げることができるか等に注目しながら反発地合いが続くかを見守りたいところです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは、売りポジション比率が低下となりましたが、依然としてポジションの偏りが少ない状況が続いています。今後、売買のいずれに偏りが発生するかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2021/10/12)】

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは序盤は底堅い推移が続き、0.74台を回復する動きとなりました。/p>

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りの少ない中、反発地合いが続いたことにより、含み損を抱えた売りポジションが増えており、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、反発地合いが続いており、下押しの際は安値を結んだトレンドラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る場面では、直近の高値水準を突破できるか等に注目しながら上昇基調継続の可能性を探っていきたいところです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは、売りポジションの比率が少し減少となりましたが、依然として売りに大きく傾く状況が続いており、今後もこの傾向が続くかに注目したいです。ただし、売りポジションへの偏りが過去の水準と比較すると大きな偏りとなっており、反発地合いが続くと、これらのポジションの決済の買いが増え、上昇を後押しする可能性にも少し注意が必要となりそうです。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2021/10/12)】

投機筋の通貨先物ポジションのチェックはこちら

CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は序盤こそ伸び悩む動きとなったものの、その後は底堅く、直近の高値水準を上抜ける動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、直近の反発により、含み損を抱えた売りポジションが少し増えており、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で、依然として買いポジションの比率が高い中、高値圏では、含み損を抱えた買いポジションも残っており、上昇した水準では安堵の利益確定売りが増え、上値が圧迫される可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、安値を切り上げ、直近の高値水準を切り上げる反発地合いが続いており、今週も下押しの際は、安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、直近の高値水準を突破できるか等に注目しながら、反発地合いが続くかを見守りたいところです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物のオープンポジションは、依然として偏りは大きくないですが、ジリジリと買いポジション比率の増加傾向が続いています。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 consolidatedのポジションの推移(最終更新日2021/10/12)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら

 
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