FXに関するコラム・豆知識

米国小売売上高、FOMC議事要旨等の他、ウクライナ情勢にも要警戒 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年2月14日)


今週の注目材料


今週は米国で小売売上高や中古住宅販売件数等の経済指標の発表に加え、FOMC議事要旨の公開が予定されています。

これらの経済指標で底堅い結果が続いたり、FOMC議事要旨が強気な内容となると、米国の利上げペース加速が意識され、米ドルの下支え材料となるほか、米国株式市場にとっては、上値圧迫材料となる可能性も考えられそうです。

 

【参考データ】

 

欧州では、ドイツのZEW景況指数やユーロ圏の鉱工業生産等の経済指標の発表が予定されています。個々のインパクトは限定的となりそうですが、偏った結果が続くと、影響が出てくる可能性も考えられそうです。

 

【参考データ】

 

英国では雇用統計、消費者物価指数、小売売上高等の重要経済指標の発表が続きます。発表前後、結果によっては、ポンドを中心に過敏に反応する可能性があるため、注意したいです。

 

【参考データ】

 

また、引き続きウクライナ情勢に警戒が必要な状況が続きます。ネガティブな報道だけでなく、ポジティブな報道が出てくる可能性にも注意しながら、最新の報道に柔軟に対応できるようにしておきたいです。

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら


先週のFX市場の動き


先週はユーロが前週の上昇の反動に加え、ロシアがウクライナへ侵攻する可能性が高まったと報じられたことにより、ユーロが弱い動きとなりました。

これに対し、豪ドル、NZドル、カナダドルといった資源国通貨が強い推移となりました。

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【FXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、普段に比べると、相関性が低下しており、ドル中心の相場ではなかったのが確認できます。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

ドル円、クロス円の通貨ペアの相関性を見ると、ドル円、クロス円のいずれも相関性は高く、円は対主要国の通貨で近い動きをしていいたのが確認できます。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

先週の主要通貨ペアと米国株価指数(ここでは代表的なUS500との相関性を表示しています)の相関性を見ると、AUD/USDとは比較的高い相関となっているものの、その他の銘柄との相関性は低く、米国株式市場とFX市場の相関は限定的であったようです。

【先週の主要銘柄と米国株価指数の相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、前半こそ底堅い推移となったものの、後半は上昇分を吐き出すような動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDも前半は底堅い推移となったものの、後半は下値を探る動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数CFDも後半は上値の重い推移となりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

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OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は、底堅い推移が続きましたが、週末にかけてはウクライナ情勢を警戒したリスク回避の円買いが強まったことにより、上昇分を吐き出すような動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジション比率が少し多いですが、直近の下押しにより、含み損を抱えた買いポジションが増えています。

上昇基調が続いたことにより、含み損を抱えた売りポジションが増えていたこともあり、下押した水準では安堵の買い戻しが増える可能性が考えられるのに対し、含み損を抱えた買いポジションの損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要となり、悩ましいところです。

報道を受けたリスク回避の下落だけに短期的な下押しとなる可能性も考えられる中、買い戻しがどの程度入るかに注目したいです。反発の際は、直近の高値水準を突破できるか、下押しの際は、安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか等を確認しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場のポジションは、先週も緩やかながら、円売りポジション比率の減少傾向が続いています。今週もこの傾向が続くかを見守りたいところです。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/02/08)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは、横ばい推移が続きましたが、週末にかけてジリジリと下値を探る動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ないですが、下押しが続いたことにより、含み損を抱えた買いポジションが増えてきています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移となる可能性を見出すこともできそうです。

1.15に迫る水準で失速する動きが続く中、上値を探る動きとなった場合は、この水準を突破できるか、下値を探る動きが続く場面では、安値を結んだラインや直近のサポート水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは先週は買いポジション比率が上昇しています。今後も買いポジションの増加傾向が続くかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/02/08)】

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ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは1.35〜1.36台前半を中心とした方向感の鈍い動きが続きました。

OANDAのオープンポジションを見ると、ポジションの偏りは少ない中、狭いレンジ内での推移が続いたため、直近のレンジを中心に売買双方のポジションが集中しているような状況です。

このため、均衡が崩れるような動きとなると、苦しくなった方のポジションの損切りが増え、方向感が出てくる可能性が考えられそうです。

まずは、直近のレンジを中心に均衡が上下いずれに崩れるかを根気強く見守りたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは買いポジションが増加となりました。依然として売買の偏りが少ない状態が続いており、売買いずれに傾いていくかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/02/08)】

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは底堅い推移が続きましたが、週末にかけては上値の重い推移となりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに少し傾く中、直近の下押しにより、含み損を抱えた買いポジションが少し増えています。

このため、反発した水準では利益確定売り、安値を切り下げる動きとなった場合は、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

また、一方で現水準の付近の売りポジションの数も多く、下押した水準では利益確定の買い戻しが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、大きな方向感は見出しにくいですが、高値、安値を切り上げる動きに転じつつある中、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は高値を切り上げることができるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率が再度増加となりました。過去の水準を見ても偏りが大きくなっているところを見ると、売りポジションの決済の買い戻しにも少し注意が必要な状況が続きそうです。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/02/08)】

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CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は前半は底堅さを見せたものの、後半は下値を探る動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに傾く中、高値圏で構築された含み損を抱えた買いポジションが多数残っています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、高値を切り上げることができずに直近の安値水準を割り込むような動きとなっています。

再度上値を探る動きとなった場合は、直近のレジスタンス水準となる4600を突破できるか、下押しの際は先週のサポート水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場のポジションは買いポジション比率が増加となりました。引き続き買いポジションに傾く状況が続いていますが、今後もこの傾向が続くかを見守りたいです。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 consolidatedのポジションの推移(最終更新日2022/02/08)】

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