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イールド・カーブ - FX初心者向け用語解説

イールド・カーブ

イールド・カーブとは「利回り曲線」などと呼ばれ、国債などの債券の残存期間と利回りをグラフ化した曲線のことです。

同種の残存年数の異なる債券の利回りを横軸を債券の残存期間、縦軸を利回りとし表します。

一般的に、短期金利よりも長期金利の方が金利が高くなることがほとんどであるため、曲線は右にいくにつれて上昇します。

景気見通しが悪化していく場面では短期の金利と長期の金利の差が縮まる傾向があり、曲線の傾きは少なくなります。このような状況を「イールド・カーブのフラット化」と呼びます。

景気見通しが改善していく場面では短期の金利と長期の金利の差が広がり、曲線の傾きが大きくなります。このような状況を「イールド・カーブのスティープ化」と呼びます。

FX市場では米国債をはじめとする金利市場の動きの影響を受けることが多いため、債券市場の動向を把握しておくと分析に役立つことがあります。


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