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ハンセン指数とは|今後の見通しや上海総合指数との違いなどをわかりやすく解説


ハンセン指数は香港の株価指数で、香港で最も古い株価指数の1つです。

香港取引所の上場銘柄の中から、時価総額が大きく流動性の高い銘柄が選ばれています。

本記事では、ハンセン指数の意味、特徴、よくある質問などを解説します。

なお、今後の見通しについてすぐに知りたい方は、下のリンクから読み進めてください。

>【2025年】ハンセン指数の今後の見通し

HK50(香港株価指数50) リアルタイムチャート


  • ※スプレッドは東京サーバーコースにある通貨/銘柄はTY3のものを表示しています。それ以外はNY4のものを表示しています。

上のチャートは、ハンセン指数を参照したCFD「HK50」のリアルタイムチャートです。

チャート上で、表示時間軸の切り替え、表示範囲の変更、レートの確認などができます。

また、「HK50(香港株価指数50) リアルタイムレート」のページでは、チャートに加えてトレードに役立つOANDA Labオリジナルツール(株価指数変化率、ボラティリティ確認ツール、米国主要経済指標、関連ニュースなど)が確認できます。

ハンセン指数とは

ハンセン指数の特徴と、算出方法について解説します。

  • ・特徴
  • ・算出方法

特徴

ハンセン指数は1969年に発表された香港の株価指数で、1964年7月31日の株価水準を基準値100として算出が始まりました。

株価変動を指数に適切に反映するため、構成銘柄は4つのセクターに分類されています。

セクターは、金融・公益・不動産・商工業です。

算出方法

ハンセン指数の算出方法は、浮動株調整後の時価総額加重平均です。

同様の算出方法を採用している例として、東証株価指数(TOPIX)、S&P500NASDAQ総合指数などがあります。

浮動株調整後の時価総額加重平均の特徴として、大型株の値動きの影響を受けやすいことが挙げられます。

ハンセン指数の構成銘柄

発表当初のハンセン指数の構成銘柄数は33でした。

2007年に50銘柄まで拡大する旨が公開され、2012年に50銘柄に達しています。

その後、100銘柄まで増やす計画が示され、2025年5月時点で構成銘柄数は83銘柄(出典:Hang Seng Indexes公式サイト)に達しています。

主な銘柄は以下の通りです。

銘柄名 銘柄名(日本語表記) 業種
TENCENT テンセント テクノロジー
BABA アリババ 一般消費財
HSBC HOLDINGS HSBCホールディングス 金融
XIAOMI シャオミ テクノロジー
CCB 中国建設銀行 金融

ハンセン指数と上海総合指数の違い

ハンセン指数は、香港証券取引所に上場している銘柄の指数です。

一方、上海総合指数は上海証券取引所の株価指数で、上海株式の動向を示す代表的な株価指数とされます。

ハンセン指数は海外投資家にも開かれた市場を対象としており、外国人資金の影響を受けやすいのに対して、上海総合指数は中国本土のA株中心で、政府規制や資本規制の影響を強く受ける傾向があります。

【2025年】ハンセン指数の今後の見通し

2025年5月時点の情報を基にハンセン指数の見通しを紹介します。

  • ・ハンセン指数の見通し
  • ・見通しを考える際のポイント

ハンセン指数の見通し

米中で関税協議がまとまるかどうかが、ハンセン指数の動向に影響すると考えられます。

2025年4月、米国が中国に対して145%の関税を課し、中国は対抗措置として125%の報復関税を適用しました。

その後、5月に入って両国が協議し、90日間にわたって税率を引き下げることで合意しました。

90日間の期限内に交渉がまとまらない場合、ハンセン指数に悪影響が及ぶ可能性が考えられます。

交渉がまとまって貿易摩擦が解消する場合には、政治的・経済的な安定が回復して株価が上昇する可能性があります。

見通しを考える際のポイント

ハンセン指数の見通しを考えるにあたって、ポイントになりうる点を紹介します。

  • ・中国本土の動向
  • ・香港ドルと米ドルのペッグ制

中国本土の動向

香港証券取引所には、中国本土の企業が数多く上場しています。

中国本土企業は中国の経済動向により収益が上下するため、ハンセン指数も中国経済の影響を受けると考えられます。

また、中国政府の政策や規制も企業業績に影響するため、中国政府の動向への注意も必要です。

香港ドルと米ドルのペッグ制

香港ドルと米ドルはペッグ制を採用しており、米ドル/香港ドル=7.75~7.85HKDで固定されています。

米国の金融政策が香港ドルに直接的に反映されると考えられ、香港株の動きの理由として米国の金利動向が指摘されることがあります。

ハンセン指数に投資する3つの方法

ハンセン指数は株価指数であり、ハンセン指数そのものに投資できません。

ハンセン指数の値動きに連動する金融商品に投資することで、ハンセン指数に投資したのと同様の効果を得られます。

  • ・【投資方法1】投資信託(非上場)
  • ・【投資方法2】ETF(上場投資信託)
  • ・【投資方法3】CFD(差金決済取引)

【投資方法1】投資信託(非上場)

投資信託の中には、基準価額が株価指数に連動するタイプがあります。

ハンセン指数に連動する投資信託もあり、さまざまな証券会社で購入可能です。

【投資方法2】ETF(上場投資信託)

ETF(上場投資信託)は投資信託の一種で、取引所に上場しています。

上場株式と同様に取引できるので、値動きを見ながら希望のタイミングで売買可能です。

ハンセン指数に連動するETFは東京証券取引所にも一部上場していますが、主要な商品は外国株扱いであることに注意が必要です。

【投資方法3】CFD(差金決済取引)

CFDは日本語で差金決済取引と呼ばれ、FX(外国為替証拠金取引)と同様の仕組みで取引します。

取引開始時に投資対象の現物や口座内の資金を移動させることはなく、決済時に確定した損益のみをやり取りします。

この仕組みを利用して、口座残高より大きな金額で取引したり、現物を所有していなくても売りから取引を始めたりすることが可能です。

OANDA証券でハンセン指数のCFD取引を始める方法

OANDA証券でハンセン指数CFD取引を始める方法は、以下の通りです。

  • ・OANDA証券で口座開設
  • ・マイページ内でCFD用のサブアカウントを作成

OANDA証券で口座開設

OANDA証券で口座開設します。

以下3つをあらかじめ用意すると、スムーズに口座を開設できます。

  • 1.メールアドレス
  • 2.本人確認書類
  • 3.マイナンバー

以下のボタンから、OANDA証券の口座開設フォームに移動します。

OANDA証券の口座開設

必要書類や口座開設のやり方については、以下の記事で解説しています。

>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説

また、自己資金が不要なデモトレードも利用可能です。

取引で損しても現実のお金は減らないので、気軽にCFD取引を体験できます。

OANDA証券のデモトレード口座開設

デモトレードの詳細については、以下のリンク先記事で紹介しています。

>FXのデモトレードならOANDA証券|始め方やメリット・デメリットを詳しく解説

マイページ内でCFD用のサブアカウントを作成

OANDA証券の口座開設後、マイページ内でCFD用のサブアカウントを作成します。

その後、取引プラットフォーム「MT4/MT5」をインストールし、CFD用サブアカウントに入金すると、取引を始められます。

CFD用のサブアカウントの作成や「MT4/MT5」のインストール、入金方法の詳しいやり方は、以下の記事で解説しています。

>OANDAでのCFD取引を開始するまでの流れ

OANDA証券のハンセン指数CFD取引に関するQ&A

ハンセン指数のCFD取引に関するよくある質問は、主に以下の通りです。

  • ・ハンセン指数のCFD取引は、いくらから始められますか?
  • ・ハンセン指数のCFD取引は、何時から何時まで取引可能ですか?
  • ・ハンセン指数のCFD取引は、何倍までレバレッジを活用できますか?

ハンセン指数のCFD取引は、いくらから始められますか?

OANDA証券のハンセン指数のCFD取引は、およそ45,000円から始められます(2025年5月17日現在)。

取引開始のために必要な最小額を必要証拠金と呼び、計算方法は以下の通りです。

  • 必要証拠金=ハンセン指数の現在価格×香港ドル/日本円の現在レート×1(最小取引単位)×0.1(10%)

5月17日時点のハンセン指数の現在価格はおよそ23,400ポイント、香港ドル/日本円の現在価格はおよそ19円です。

計算式に当てはめると「23,400×19×1×0.1=44,460」になり、45,000円弱が必要証拠金です。

> 株価指数CFDの取引を行うのに資金(証拠金)はどのくらい必要?

ハンセン指数のCFD取引は、何時から何時まで取引可能ですか?

OANDA証券のハンセン指数のCFD取引は、以下の時間帯で取引可能です。

  • ・10:16~12:59
  • ・14:01~17:29
  • ・18:16~翌日3:59

ただし、祝日等で取引ができない場合があります。

OANDA証券のCFD取引の取引時間に関しては、以下の記事を参考にしてください。

> 株価指数CFD 取引時間

ハンセン指数のCFD取引は、何倍までレバレッジを活用できますか?

個人口座、法人口座ともに、レバレッジは10倍まで利用可能です。

OANDA証券のCFD取引の取引概要に関しては、以下の記事を参考にしてください。

> 株価指数CFD取引概要

【まとめ】ハンセン指数とは|今後の見通しや上海総合指数との違いなどをわかりやすく解説

ハンセン指数は香港の株価指数で、香港で最も古い株価指数の1つです。

香港取引所に上場している銘柄の中から、時価総額が大きく流動性の高い銘柄が選ばれています。

香港証券取引所には中国本土の企業が数多く上場しており、中国本土の経済状況等がハンセン指数にも反映されると考えられます。

OANDA証券では、ハンセン指数をはじめ投資に関わる基礎的な用語を、初心者の方向けにわかりやすく解説するコンテンツを提供しています。

OANDA証券での取引に興味をお持ちいただけた方は、以下のボタンから口座開設をご検討ください。

OANDA証券の口座開設


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