FX初心者の方

ユーロの特徴

ユーロの特徴

 

流動性は米ドルに次いで第2位


ユーロはEUに参加している国の19カ国(2019年1月現在)で使用されている通貨で、取引量は米ドルに次いで世界第2位の通貨です。

ユーロは、使用が開始されたのが1999年からと比較的新しい通貨です。

ユーロは一つの国ではなく複数の国で使われる特殊な通貨であるため、通貨の管理は一つの国の中央銀行ではなく、ユーロ圏の中央銀行となるECB(ヨーロッパ中央銀行)により行われます。

複数の国ということは当然、景気の良い国もあれば、悪い国もあり、経済の状況は必ずしも一致しないのにも関わらず、複数の国で同一の金融政策を行わなければならないという難しい舵取りをECBは担っています。

ECBは複数の国の金融政策を行うという性質上、金融政策を行う際には物価の安定に特に注目して金融政策を行う傾向があります。

 

【2016年の通貨別シェア】

BISの世界の外国為替取引市場の通貨別シェア

出所:BIS

 

第二の基軸通貨としての性質


ユーロは米ドルに次いで流動性の高い通貨であるため、第二の基軸通貨としての性質を持ち合わせているほか、外貨準備としての需要も米ドルに次いで多い通貨です。

このため、米ドルに悪材料があると、米ドル売りの対価としてユーロが選択されやすいという特徴があります。よって、米ドルの強さを探るときは、最初に対ユーロのレート(EURUSD)のレートをチェックすると効率よく米ドルの強さを探ることができます。

また、米ドルの対価としての性質と考えると、原油や金といった商品市場との相関性を見出すこともできます。

次のチャートはユーロドルとユーロ円の変動率の比較チャートに原油価格の推移を表示させたものです。もちろん、完全一致とまではいきませんが、価格の方向性に相関性があることを確認できると思います。

 

【ユーロと原油市場の値動きの比較(日足)】

ユーロと原油市場の比較

 

ユーロ圏経済のチェック方法


ユーロ圏のGDPの構成比率を見ると、ドイツの占める割合が大きく全体の3割近いシェアとなっています。

さらに、ドイツ、フランスで全体の半分近くを占め、イタリア、スペインを加えた4カ国で4分の3程度を占めています。

このため、経済指標をチェックする際はユーロ圏全体のものをチェックするほか、国別のものではドイツのものを中心に上位4カ国まで見ておくとユーロ圏全体の流れをしっかりと把握することができます。

このほか、ユーロが複数の国で用いられる通貨ということを考えると、景気の良好な国と悪い国との温度差にも注意したいです。

 

【ユーロ圏のGDPのシェア(2017年)】

ユーロ圏のGDPのシェア(2017年)

 

米国10年債利回りとドイツ10年債利回りとの差


米国債利回りとドイツ国債利回りの差がユーロドルに影響を与える場合があります。

次のチャートはユーロドルを逆にしたドルユーロのチャートと米国10年債利回りとドイツ10年債利回りの差を比較したチャートですが、相関性が強いのが確認できると思います。

また、ユーロ圏内での国債利回り差が意識される場合もあります。例えば、ドイツ国債に対して、他の国の国債利回りが高くなり、差が大きくなるようなときには、その国で何らかのリスクが高まっている可能性が高く、ユーロ売りの材料となることがあります。

 

【ドルユーロと米国10年債利回り-独10年債利回りの比較】

USDEURと米国10年債利回りー独10年債利回りの比較チャート

 

欧州時間以降に値動きが活発化する傾向あり 


ユーロは東京時間には値動きが鈍く、欧州時間以降に取引が活発化する傾向があります。

ユーロ円はドル円が主導となり東京時間に動くこともありますが、ユーロドルなどの通貨でデイトレなどの短期売買をする場合は欧州時間以降を中心に取引する方が効率的かもしれません。しっかりとチャート分析を行い動きやすい時間をチェックしましょう。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする

ホーム » FX/CFD初心者の方 » ユーロの特徴