FXに関するコラム・豆知識

パウエル議長の講演を受け株式市場下落、米ドル上昇 今週は米国雇用統計等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年8月29日)


先週のFX市場の動き


先週のFX市場は、豪ドル、米ドルが強いのに対し、ポンド、ユーロ、スイスフランといった欧州通貨が弱い推移となりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月の通貨強弱チャートを見ると、米ドルがジリジリと上昇しているのに対し、ポンドが軟調な推移を続けているのが確認できます。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、多少の相関性を見出すことができますが、前週に比べると低くなっており、米ドルの強弱は前週ほど明確ではなかったようです。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

これに対し、ドル円、クロス円の通貨ペアの相関性は一部で相関性の高いものもありますが、全体的にはバラバラで、円の強弱は明確ではなかったようです。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

同様にユーロを含む主要な通貨ペアを見ると、多少の相関性を見出すことはできるものの、それほど高い相関ではなく、ユーロの強弱もそれほど明確ではなかったようです。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、反発に転じたものの、週末のジャクソンホールにおけるパウエル議長の講演を受けて、大きく下落する動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数も反発地合いが強まっていましたが、週末に大きく下落する動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数も同様に週末にかけて下押す動きとなりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら


米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

先週の米国債利回りは、短期債利回りが引き続き上昇傾向にあるのに対し、長期債利回りは週末にかけて低下となりました。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブの比較を見ると、短期債利回りは引き続き上昇傾向にあるのに対し、長期利回りが伸び悩み、引き続き短期債利回りが中長期の利回りを上回る「逆イールド状態」が続いています。

 

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

 

【直近5営業日のFedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移】

金利先物市場では、次回(2022年9月開催)のFOMCに関して、利上げ幅の予測が徐々に75bpに傾きつつあるようです。

出所:CMEグループ

FedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移

 

OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は136-137円台を中心に横ばい推移が続きました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジションに少し傾く中、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが多い状況です。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い動きが続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いた後、136.00-137.70付近のレンジで推移しています。まずはこのレンジを上下いずれに抜ける動きとなるか等に注目しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場のポジションは、前週に続き、円売りポジションの比率が上昇となりました。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/8/23)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは上値の重い推移が続き、0.99付近まで下押し後、ジリジリと回復する動きが続きましたが、パウエルFRB議長の講演を受けて反落し、1.0を割り込んだ水準で週末を迎えています。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が65%程度まで上昇する中、安値圏で推移しているため、買いポジションのほとんどが含み損を抱えている状況です。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が一段落し、反発地合いが続いていましたが、週末に大きく下落しています。

まずは反発がどの程度入るか、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは前週と大きな変化はなく、ユーロ売りに少し傾く状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/8/23)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは上値の重い推移が続き、1.17台前半まで下押し後、横ばい推移が続きました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに大きく傾く中、安値圏で推移しているため、買いポジションのほとんどが含み損を抱えている状況です。

このため、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売り、反発した水準では安堵の利益確定売りが上値を圧迫し、上値の重い状態が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続いた後、1.1715-1.19付近を中心としたレンジ推移が続いています。

まずはこのレンジを上下いずれに抜けるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは前週に続き、売りポジション比率が少し低下しています。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/8/23)】

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルはジリジリと反発地合いが続いていましたが、パウエルFRB議長の講演後は上昇分のほとんどを吐き出す動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに傾く中、買いポジションのほとんどが含み損を抱えています

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が一段落し、反発に転じたものの、直近では安値を結んだラインを割り込む動きとなり、方向感を見出しにくい状況が続いています。

イベント後の大きな下落ということもあり、反発がどの程度入るか、下値を探る動きとなる場合は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率が前週に続き、増加となりました。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/8/23)】

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CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は序盤に下押し後、少し反発したものの、週末にはパウエルFRB議長の講演を受けて大きく下落する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ないですが、直近の下落で買いポジションのほとんどが含み損を抱えています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いていましたが、直近では高値、安値を切り下げる下落基調に転じつつあります。

反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下押しの際は、直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場では、売りポジション比率は少し低下しましたが、売りポジションに大きく傾く状況が続いています。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2022/8/23)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら


今週の注目材料


今週は米国で雇用統計やISM製造業景況指数等の重要経済指標の発表が予定されています。

今後の米国の金融政策を占う上で重要な経済指標であるため、発表前後は不安定な推移となる可能性もあるため、注意が必要です。

 

今週の主な経済指標

米国 

8/30 22:00 米国 6月ケース・シラー住宅価格指数

8/30 22:00 米国 6月住宅価格指数(FHFA)

8/30 23:00 米国 8月CB消費者信頼感指数

8/31 21:15 米国 8月ADP雇用統計

8/31 22:45 米国 8月シカゴPMI

9/1 21:30 米国 週間新規失業保険申請件数

9/1 21:30 米国 4-6月期四半期非農業部門労働生産性(改定値)

9/1 22:45 米国 8月製造業PMI(改定値)

9/1 23:00 米国 8月ISM製造業景況指数

9/1 23:00 米国 7月建設支出

9/2 21:30 米国 8月雇用統計

9/2 23:00 米国 7月製造業受注

 

ユーロ圏

8/30 21:00 ドイツ8月消費者物価指数(速報値)

8/31 15:45 フランス8月消費者物価指数(速報値)

8/31 15:45 フランス8月GDP(改定値)

8/31 16:55 ドイツ8月失業率

8/31 18:00 ユーロ圏8月消費者物価指数(速報値)

9/1 16:50 フランス8月製造業PMI(改定値)

9/1 16:55 独8月製造業PMI(改定値)

9/1 17:00 ユーロ圏8月製造業PMI(改定値)

9/1 18:00 ユーロ圏8月失業率

9/2 15:00 ドイツ7月貿易収支

9/2 18:00 ユーロ圏生産者物価指数

 

日本

8/30 8:30 日本7月失業率

8/31 8:50 日本7月鉱工業生産(速報値)

 

英国

9/1 17:30 英国8月製造業PMI(改定値)

 

オーストラリア

8/29 10:30 オーストラリア7月小売売上高

8/30 10:30 オーストラリア7月住宅建設許可件数

9/1 10:30 オーストラリア4-6月期四半期民間設備投資

カナダ

8/30 21:30 カナダ4-6月期経常収支

8/31 21:30 カナダ4-6月期GDP

9/1 21:30 カナダ7月住宅建設許可件数

スイス

9/1 15:30 スイス8月消費者物価指数

9/1 15:30 スイス7月小売売上高

9/1 16:30 スイス8月製造業PMI

中国

8/31 10:30 中国8月製造業PMI

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら

 
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