FXに関するコラム・豆知識

引き続きドル高、株式市場は軟調推移 今週は米国物価指数、ウクライナ情勢に要警戒 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年5月9日)


今週の注目材料


今週は米国で消費者物価指数、生産者物価指数の発表が予定されています。いずれも今後の米国の金融政策を占う上でも重要な経済指標の一つとなるため、発表前後の値動きには注意が必要となりそうです。

 

【参考資料】米国の消費者物価指数・生産者物価指数の推移

 

また、今週はウクライナ情勢に注目が集まりそうです。これまで、旧ソ連軍がナチスドイツに勝利した戦勝記念日である5月9日に勝利宣言するために戦果を急いでいると報じられてきましたが、現在も激しい攻防が続いています。このため、現在、ロシアはウクライナへの侵攻を「特別軍事作戦」としていますが、5月9日にこれをプーチン大統領が「戦争」と宣言し、より多くの兵力を動員する可能性が報じられています。

宣戦布告が行われ、事態悪化へ向かうと、市場では、リスク回避色が強まることが想定されます。これに対し、現時点では可能性はそれほど高くないと考えられますが、事態収束へ向けた動きが出てくると、リスクオンで反応する可能性も考えられそうです。

いずれにせよ、最新の報道により、神経質な動きとなる可能性があるため、注意したいです。

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら


先週のFX市場の動き


先週のFX市場は引き続き米ドルが強い推移となったほか、豪ドルやユーロが強い推移となったのに対し、BOEの発表を受け売りが強まったポンドやスイスフランが弱い推移となりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月では、引き続き米ドルの強さが目立っています。円は依然として弱いほか、スイスフランやポンド、NZドルが弱い動きとなっています。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、米ドルは対主要通貨で近い動きではあるものの、EUR/USDとGBP/USDやUSD/CHFとUSD/CAD等の相関は低い動きとなりました。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

ドル円、クロス円の通貨ペアは全体的に相関性はバラバラで、円中心の相場ではなかったようです。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

ユーロを含む主要な通貨ペアの相関性も全体的に相関性は低く、ユーロが中心の相場でもなかったようです。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、FOMC後に上昇するものの、その後は失速し、いずれの銘柄も直近の安値を切り下げる動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDも序盤こそ底堅い動きとなったものの、後半は失速し、上値の重い推移となりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数は概ね軟調な推移が続いています。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら


米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

米国債利回りは、依然として上昇傾向が続いていますが、先週は短期債の利回り上昇は一服となりました。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブを比較を見ると、先週は中長期債が上昇しているのが確認できます。

 

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

 

OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は、高値圏で底堅い状態は続いているものの、前週の高値を更新できずに週末を迎えています。

OANDAのオープンポジションを見ると、上昇基調が続いているため、売りポジションに傾く中、その多くが含み損を抱えています。このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で、直近の伸び悩みでストレスを抱えた買いポジションも増えており、下押しが強まると、これらの買いポジションの損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いています。このため、下押しの際は安値を結んだトレンドラインや直近のサポート水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は直近の高値水準を突破できるかどうか等に注目しながら上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場では円売りポジション比率が少し増加となり、依然として円売りに大きく傾く状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/5/3)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは、安値を切り下げに失敗するも上値も重く、横ばい推移となりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに大きく傾く中、直近の1.047-1.064付近のレンジで構築されたポジションが多く、このレンジをしっかりと上下に抜ける動きとなると、苦しくなった方のポジションの損切り注文が増え、短期的にでも方向感が出てくる可能性に注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続く中、安値圏で揉み合う状態が続いています。まずはこのレンジを上下いずれに抜け出すかに注目しながら、根気強く方向感を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは前週に続き買いポジション比率が少し減少し、売買比率は売りポジションの方が優勢に転じています。今の所、売買の偏りは少ない状況ですが、今後も売りポジションの増加傾向が続くかを見守りたいです。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/5/3)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは直近のレジスタンスの1.26を一時は上抜ける動きとなったものの、その後は失速し、前週のサポート水準の1.24を割り込む動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が64%台まで上昇する中、安値圏で推移しているため、含み損を抱えた買いポジションが多い状況です。このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、安値を切り下げる下落基調が続いており、反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る動きとなった場合は直近のサポート水準を守れるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは前週に続き売りポジション比率が増加となりました。今後もこの傾向が続くかを見守りたいです。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/5/3)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは上値が重く、前半は反発地合いが続いたものの、後半は上昇分を吐き出すような動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が6割を超える中、安値圏で推移しているため、買いポジションのほとんどが含み損を抱えている状況です。このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性に注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、少し大きな反発の後の下押し中です。まずは直近のサポート水準となる0.703付近を守れるか、反発の際は高値を結んだラインや先週のレジスタンス水準となる0.7265付近を突破できるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率が少し上昇したものの、前週から大きな変化はなく、豪ドル売りのポジションがやや優勢な状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/5/3)】

投機筋の通貨先物ポジションのチェックはこちら

CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500はFOMC後に上昇したものの、その後は失速し、上昇分を吐き出す動きとなりましたが、週序盤のサポート水準である4060付近がサポートとなり、踏ん張る動きが続いています。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに大きく傾く中、直近の下押しにより、買いポジションのほとんどが含み損を抱えています。

このため、上昇した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、直近では4060付近で下げ止まる動きが続いています。まずはこの水準を守ることができるか、反発の際は、直近で3回上値を抑えている4310付近の水準を突破できるか等に注目しながら、方向感を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場の買いポジション比率が低下し、売買の偏りが少ない状態となりました。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2022/5/3)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら

 
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