FXに関するコラム・豆知識

米国株式市場、ウクライナ情勢、重要経済指標等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年5月16日)


今週の注目材料


先週は米国の金融政策正常化への警戒感が強まり、米国株式市場が下落、FX市場でも円や米ドルが強いリスク回避色の強い相場となりました。

今週も引き続き米国株式市場の動向やウクライナ情勢が注目されるほか、各国で多数の重要経済指標の発表が予定されいます。

ウクライナ情勢に関しては、引き続き戦況や関係国の要人のコメント等に注意したいです。特に、週末にフィンランド、スウェーデンがNATO加盟申請を表明との報道が出ており、これに対するロシア側の反応に注目です。

経済指標に関して、まずは、序盤に予定されている中国の経済指標(4月鉱工業生産、4月小売売上高)に、注目したいです。新型コロナの感染拡大によるロックダウンの影響が、市場の想定以上となると、市場のリスク回避色が強まる可能性が考えられそうです。

米国では4月小売売上高、4月鉱工業生産、4月中古住宅販売件数等の重要経済指標の発表が予定されています。個々の経済指標の影響は限定的となりそうですが、市場予想との乖離が大きいと過敏に反応する可能性もあるため、発表前後の値動きには注意したいです。

本邦では、今後の日銀の金融政策を占う上で重要な経済指標となる1-3月期GDP速報値と4月消費者物価指数の発表が予定されています。第1四半期の実質GDPは新型コロナの影響もあり、マイナス成長との予想が中心です。今回から消費者物価指数は携帯電話料金引き下げの影響がなくなるため、全体で前年比+2.5%、コアで+2.0%と予想されています。

英国では消費者物価指数や雇用統計、小売売上等の経済指標の発表が予定されています。いずれもBOEの今後の金融政策を占う上で重要な経済指標となるため、発表前後はポンドを中心に神経質な動きとなる可能性があるため、ポンドを含む銘柄を取引する際は注意したいです。

オーストラリアでは、1-3月期の賃金指数(Wage Price Index)や雇用統計の発表が予定されています。賃金の上昇率はRBAも注目しており、強い結果となると、利上げ観測を押し上げる材料となりそうです。

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら


先週のFX市場の動き


先週は米国株式市場が軟調な推移となったこともあり、リスク回避型の動きとなり、円、米ドルが強いのに対し、豪ドルやNZドルが弱い推移となりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月では、引き続き米ドルが強いほか、円がジリジリと上昇しています。一方で豪ドルやNZドルが弱い推移となりました。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、米ドルは対主要通貨で多少の相関性を確認できるものの、それほど高くもなく、米ドル中心という相場ではなかったようです。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

ドル円、クロス円の通貨ペアは全体的に相関性が高く、円の強弱がはっきりしていたのが確認できます。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

ユーロを含む主要な通貨ペアの相関性はEUR/JPY以外では比較的高い相関となりました。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、下落基調が続きましたが、週末には少し反発する動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数CFDは米国株と異なり、比較的底堅い動きとなりました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数は中国や香港の株価指数が比較的強いのに対し、インドやシンガポール、台湾の株価指数が軟調な推移となりました。日経は上値の重い推移となったものの、週末は少し反発となりました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

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米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

米国債利回りは、依然として上昇基調ではあるものの、直近では伸び悩む状態が続いています。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブを比較を見ると、先週は1年未満のものを除いて前週よりも低下となりました。

 

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

 

OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は、前週の高値水準を僅かに上回ったものの、上値も重く、一時は127円台中盤まで下押しする動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売りポジションに傾く中、直近の反発により、含み損を抱えたものが増えています。このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で、直近の伸び悩みでストレスを抱えた買いポジションも増えており、下押しが強まると、これらの買いポジションの損切りの売りが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続いていましたが、直近ではトレンドライン、直近の安値水準を割り込む動きとなったほか、高値切り上げに失敗するような動きとなり、短期的にでも流れが変わる可能性にも注意が必要な状況と考えられます。このため、下押しの際は安値を結んだトレンドラインや直近のサポート水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は直近の高値水準を突破できるかどうか等に注目しながら方向感を探っていきたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場では円売りポジション比率が少し増加となり、依然として円売りに大きく傾く状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/5/10)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは、小動きが続いた後、安値を切り下げる動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに大きく傾く中、安値圏で推移していることもあり、買いポジションのほとんどが含み損を抱えている状況です。このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、これらのポジションの損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続いていますが、直近では、日足のRSIがダイバージェンス気味の動きとなっており、前回の下押しに比べ、下落の勢い自体は少し弱いため、流れが変わる可能性にも少し注意が必要かもしれません。

反発の際は、高値を結んだトレンドラインや直近の高値水準を突破できるか、下押しの際は直近の安値水準を切り下げることはできるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは買いが増加し、ネットすると、再度買いポジションに傾く状態となりました。ただし、依然として偏りは少なく、今後、売買いずれに傾いていくかに注目したいです。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/5/10)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは上値の重い推移が続き、1.21台中盤まで下押しとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が65%台まで上昇する中、安値圏で推移しているため、含み損を抱えた買いポジションが多い状況です。このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、安値を切り下げる下落基調が続いており、反発の際は高値を結んだラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る動きとなった場合は直近のサポート水準を守れるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。ただし、ユーロドル同様に日足のRSIは少しダイバージェンス気味の動きとなっており、下落の勢いが前回の下押し時に比べ、少し弱く、流れが変わる可能性にも少し注意が必要かもしれません。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは前週に続き売りポジション比率が増加となりました。今後もこの傾向が続くかを見守りたいです。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/5/10)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは上値が重い推移が続き、一時0.68台前半まで下押しする動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率が6割程度の中、安値圏で推移しているため、買いポジションのほとんどが含み損を抱えている状況です。このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性に注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続いています。反発の際は高値を結んだトレンドラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る動きとなった場合は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは前週に続き、売りが増加となり、豪ドル売りのポジションがやや優勢な状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/5/10)】

投機筋の通貨先物ポジションのチェックはこちら

CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は上値の重い推移となり、一時3800台中盤まで下押しする動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジションに大きく傾く中、直近の下押しにより、買いポジションのほとんどが含み損を抱えています。

このため、上昇した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で直近の反発で苦しくなった売りポジションも少し増えており、反発地合いが続くと、これらのポジションの損切りの買いが増える可能性にも少し注意が必要となりそうです。

4時間足チャートを見ると、下落基調が続いています。反発の際は高値を結んだトレンドラインや直近の高値水準を突破できるか、下値を探る動きとなった場合は直近の安値水準を守れるか等に注目しながら、下落基調継続の可能性を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場では買いが増加したのに対し、売りが減少し、買いポジション比率が増加となりました。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2022/5/10)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら

 
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