FXに関するコラム・豆知識

米物価上昇ピークアウト感で米ドル全面安 今週は米国小売売上高やFOMC議事録等に注目 OANDAラボ-マーケット最新情報(2022年8月15日)


先週のFX市場の動き


先週のFX市場は、米国の消費者物価指数や生産者物価指数の上昇にピークアウト感が出てきたことで、米ドルが全面安となったのに対し、豪ドルやNZドルが強い推移となりました。

【先週の主要8通貨の通貨別の騰落率】

最新の通貨別強弱(騰落率)グラフはこちら

【直近1ヶ月の主要8通貨の通貨の強弱チャート】

直近1ヶ月を見ると、米ドルの弱さが目立つのに対し、豪ドルやNZドルが強い動きとなっています。

最新の主要通貨の強弱チャートはこちら

【先週のFXの主要28通貨ペアの騰落率ランキング】

 

最新の騰落率ランキングはこちら

 

主要銘柄の相関性分析

先週のドルストレートの相関性を見ると、全体的に相関性が強く、ドルの強弱がはっきりしていたのが確認できます。

【先週の主要ドルストレート通貨ペアの相関性】

これに対し、ドル円、クロス円の通貨ペアの相関性はバラバラで、円の強弱は明確ではなかったようです。

【先週のドル円、クロス円の相関性】

同様にユーロを含む主要な通貨ペアを見ると、相関性はバラバラで、ユーロの強弱もはっきりとしていなかったようです。

【先週のユーロを含む主要な通貨ペアの相関性】

最新の相関性のチェックはこちら


先週の株価指数CFDの動き


米国市場

先週の米国の株価指数CFDは、前週に続き、底堅い推移が続きました。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

欧州市場

欧州の株価指数も全体的に底堅い状態が続いています。

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

 

アジア・オセアニア市場

先週のアジア・オセアニアの株価指数は日本やオーストラリア、シンガポール、台湾等の株価指数が引き続き底堅いほか、上値の重い推移が続いた中国や香港の株価指数も終盤にかけて底堅さを見せました。

 

最新の主要の株価指数の変化率はここでチェック

【株価指数CFDの騰落率ランキング】

 

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米国債利回りの推移


【残存期限別の米国債利回りの推移】

先週の米国債利回りは、全体的に上昇となりました。

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債利回りの推移はこちら

 

【直近5週間の金曜日の米国債イールドカーブの比較】

直近5週の金曜日のイールドカーブの比較を見ると、引き続き短期債利回りが中長期の利回りを上回る、逆イールド状態が続いています。

 

【米国債イールドカーブの変化(3Dグラフ)】

出所:U.S. DEPARTMENT OF THE TREASURY

米国債のイールドカーブの推移はこちら

 

【直近5営業日のFedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移】

金利先物市場では、次回(2022年9月開催)のFOMCに関して、前週の雇用統計の結果を受けて75bpの利上げとの見方が中心に変わったものの、米国消費者物価指数、生産者物価指数の結果を受けて、50bpの利上げとの見方が再度優勢に転じています。

出所:CMEグループ

FedWatchToolにおける次回FOMC会合時の政策金利予測の推移

 

OANDA、先物市場のポジション、主要銘柄の値動き


FX

米ドル/円(USD/JPY)

先週のドル円は米国消費者物価指数の結果を受けて急落し、一時は131円台まで下押しする動きとなりましたが、終盤にかけてはジリジリと反発地合いが続いています。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りが少ない中、直近の反発で少し苦しくなった売りポジションが増えています。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い動きとなる可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、方向感を見出しにくい中、徐々に値動きが収縮するような動きとなっているようにも見えます。高値、安値を結んだラインや直近の高値、安値等に注目しながら、均衡が上下いずれに崩れるかを根気強く見守りたいです。

【USD/JPYの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週火曜日時点における投機筋の円の通貨先物市場のポジションは、前週に続き、円売りポジションの比率が減少となりました。

【投機筋の通貨先物市場の円のポジションの推移(最終更新日2022/8/9)】

シカゴIMM通貨先物ポジションのチェックはこちら

ユーロ/米ドル(EUR/USD)

先週のユーロドルは米国消費者物価指数の結果を受けて、高値を切り上げる動きとなったものの、終盤にかけては上昇分の半分以上を吐き出す動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率がやや高い中、直近の下押しで苦しくなった買いポジションが増えています。

このため、反発した水準では安堵の利益確定売り、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売りが増え、上値の重い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

一方で、4時間足チャートを見ると、高値、安値を切り上げる上昇基調に転じつつあります。下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る動きとなった場合は、高値を切り上げることができるかに注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【EUR/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のユーロの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率の緩やかな減少傾向が続いていますが、依然として売りポジションに傾く状況が続いています。

【投機筋の通貨先物市場のユーロのポジションの推移(最終更新日2022/8/9)】

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ポンド/米ドル(GBP/USD)

先週のポンドドルは米国消費者物価指数で上昇するも直近の高値水準の1.23を突破することはできず、失速する動きとなりました。

OANDAのオープンポジションを見ると、買いポジション比率がやや高い中、直近の下押しにより、苦しくなった買いポジションが増えています。

このため、安値を切り下げる動きとなると、損切りの売り、反発した水準では安堵の利益確定売りが上値を圧迫し、上値の重い状態が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、方向感を見出しにくい動きが続く中、徐々に値動きが収縮するような動きとなっています。高値、安値を結んだラインや直近の高値、安値水準に注目しながら、均衡が上下いずれに崩れるかを見守りたいです。

【GBP/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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先週の投機筋のポンドの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率がが減少となり、売買の偏りが徐々に少なくなっています。

【投機筋の通貨先物市場のポンドのポジションの推移(最終更新日2022/8/9)】

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豪ドル/米ドル(AUD/USD)

先週の豪ドルは底堅い推移が続き、0.71台まで上昇しています。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ない中、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが増えています。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことができそうです。

4時間足チャートを見ると、高値、安値を切り上げる動きが続いています。今週も下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る場面では直近の高値水準を突破できるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【AUD/USDの4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋の豪ドルの通貨先物市場のポジションは売りポジション比率は前週に続き、増加となりました。

【投機筋の通貨先物市場の豪ドルのポジションの推移(最終更新日2022/8/9)】

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CFD

米国S&P株価指数500(US500)

先週のUS500は底堅い推移が続き、4200台まで上昇しました。

OANDAのオープンポジションを見ると、売買の偏りは少ないですが、高値圏で推移しているため、含み損を抱えた売りポジションが増えています。

このため、下押した水準では安堵の買い戻し、高値を切り上げる動きとなると、損切りの買いが増え、底堅い推移が続く可能性を見出すことはできそうです。

4時間足チャートを見ると、上昇基調が続く中、下押しの際は安値を結んだラインや直近の安値水準を守れるか、上値を探る場面では直近の高値水準を突破できるか等に注目しながら、上昇基調継続の可能性を探っていきたいです。

【US500の4時間足チャート】

表示しているインジケーター:OANDA_Orderbook3OANDA_Multi_Parabolicの日足、OANDA_Multi_RSIの日足

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投機筋のS&P500先物市場では、売りポジション比率が増加し、売りポジションに大きく傾く状況が続いています。

 

【投機筋の先物市場のS&P500 E-miniのポジションの推移(最終更新日2022/8/9)】

投機筋の株価指数先物市場のポジションのチェックはこちら


今週の注目材料


今週は米国で小売売上高や鉱工業生産等の重要経済指標の発表が予定されているほか、FOMC議事要旨の公開が予定されています。

これらの経済指標の結果や議事要旨の内容等を受けて、次回FOMCにおける利上げ幅観測に変化が生じると、米ドルや米国株式市場を中心に揺さぶられることが想定されます。

このほか、今週は各国で消費者物価指数等の経済指標の発表が多数予定されています。発表前後は関連する銘柄の値動きが不安定な推移となる可能性があるため、注意したいです。

 

今週の主な経済指標

米国 

8/15 21:30 8月NY連銀製造業景況指数

8/15 23:00 8月NAHB住宅指数

8/16 21:30 7月住宅着工件数、建設許可件数

8/16 22:15 7月鉱工業生産

8/17 21:30 7月小売売上高

8/18 3:00 FOMC議事要旨

8/18 21:30 8月フィラデルフィア連銀製造業景況指数

8/18 21:30 週間新規失業保険申請件数

8/18 23:00 7月中古住宅販売件数

8/18 23:00 7月景気先行指数

 

ユーロ圏

8/16 18:00 8月独ZEW景況指数

8/17 18:00 4-6月期ユーロ圏GDP改定値

8/18 18:00 7月ユーロ圏消費者物価指数改定値

8/18 17:00 6月ユーロ圏経常収支

 

日本

8/15 8:50 4-6月期GDP速報値

8/17 8:50 7月貿易収支

8/19 8:30 7月消費者物価指数

 

英国

8/16 15:00 7月雇用統計

8/17 15:00 7月消費者物価指数

8/19 15:00 7月小売売上高

 

中国 

8/15 11:00 7月小売売上高、鉱工業生産

 

オーストラリア

8/16 10:30 RBA理事会議事要旨

8/17 10:30 4-6月期賃金指数

8/18 10:30 7月雇用統計

 

カナダ

8/16 21:30 7月消費者物価指数

8/19 21:30 6月小売売上高

 

ニュージーランド

8/17 7:45 4-6月期生産者物価指数

8/17 11:00 RBNZ政策金利

8/19 7:45 7月貿易収支

 

主要な経済指標・中央銀行のイベントの予定はこちら

過去の経済指標の推移はこちら

 
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