FXに関するコラム・豆知識

オーダーの性質について考える(決済注文編)・・・・OANDAオーダーブックの使い方⑥


決済の注文(オーダー)の性質について考える


決済の注文は保有しているポジションの決済ですが、新規の注文と同様に、なぜ、どのような水準に入れるのかを考えると、テクニカル分析で重要なサポートやレジスタンスが浮かび上がってくることがあります。


決済指値の場合


決済の指値を入れる場合というのはどのような場合でしょうか?

決済の指値は利益確定を行う場合に主に使われるほか、現在よりもより有利な状況で損切りを行う損失確定の場面で使われる場合もあると思います。

では、決済の指値をなぜいれるのでしょうか?

決済の指値を入れる理由は、トレーダーがテクニカル分析を行なった上で、自分が保有するポジションの価格がその水準まで到達すると考えたからです。

つまり、テクニカル分析によると、その水準付近までは到達する可能性が高いと考えられる水準に決済の指値が入ります。

具体例を挙げると、買いポジションを保有している場合では、指値を入れた水準までは上昇すると考えられるが、その水準の上にはレジスタンス候補となりそうな水準があり、一度利益を確定したいという水準に多く決済の指値が入る傾向があります。


【買いポジションの決済指値のイメージ】


トレーダーは、さらに上昇すると予想したのであれば、さらに上の水準に指値を入れますし、もっと低い水準までしか上昇しないと考えた場合は下の水準に入れるはずです。

よって決済の指値の売り注文が多く入る水準の少し上はテクニカル面で重要なレジスタンス候補となる水準である可能性が高く、同様に決済の指値の買い注文が多く入っている水準の少し下は重要なサポート水準である可能性が高いと言えます。


【決済の指値付近のサポート、レジスタンスのイメージ】

決済逆指値の場合


決済逆指値とは、一般的に損切り注文やストップ注文などと呼ばれる注文です。

主に保有しているポジションの損失確定に使われるほか、現在の価格から不利な価格での利益確定で使われる場合もあります。


決済逆指値を入れる理由

この決済の逆指値(損切り注文)はなぜ入れるのでしょうか?

理由は1回のトレードによる損失を一定の範囲内に収めたいからです。

トレードを続けるにあたり、資金管理は重要です。

特にFX取引はレバレッジを効かせることのできる商品であるため、含み損のあるポジションをを野放しにしておくと、損失が拡大し、預け入れた資金の多くを失ってしまう可能性もあります。

このため、トレーダーは、1回のトレードにおける損失額を一定に範囲内に抑えることを目的として、損切り注文を入れます。


【損切り注文を入れない場合と入れた場合のイメージ】

損切り注文を入れない場合と入れた場合のイメージ画像

決済逆指値を入れる水準

損切り注文を入れる理由は「損失の拡大を防ぐため」ですが、トレーダーはどのような水準に損切りの注文を入れるのでしょうか?

答えは人それぞれではありますが、一般的な方法は、テクニカル分析を行なった上で自分のトレードが失敗に終わったと考えることができる水準です。

テクニカル分析を行なって注文を出す場合は注文を出す根拠が必ずあります。

「価格を中心とした何らかの数値などを元にエントリーの条件を満たしたので、買う」というようなものです。

トレーダーはこのエントリーの条件と併せて、テクニカル分析から導き出された、「この水準まで価格が上昇する可能性が高い」というターゲットとなる水準のほか、「価格が反対方向に進み、一定の水準を超えたら、自分の思惑は崩れ、損失がさらに拡大する可能性が高まる。」という水準を考えます。

そして、「価格が反対方向に進み、一定の水準を超えたら、自分の思惑は崩れ、損失がさらに拡大する可能性が高まる。」という水準付近に損切りの注文を入れます。

「この水準を超えたら、自分の思惑は崩れ、損失がさらに拡大する可能性が高まる。」というのは、「この水準付近が、サポートまたはレジスタンスとなり、自分の思惑通りの方向に価格が動く可能性がある」と言い換えることができ、その水準の先に、テクニカル分析を行なった上でのサポートまたはレジスタンスとなりそうな水準が控えている可能性があるということができます。


【買いポジションの損切り注文を入れる水準のイメージ】


決済の場合の指値の注文を図でまとめると、次のように示すことができます。

利益確定の売りオーダーの上、損切りの買いの下にはレジスタンスが控えており、利益確定の買いの下、損切りの売りの上にはサポートが控えている可能性が高くなります。


【決済注文付近のサポート、レジスタンスのイメージ】

感のいい方はお気づきであると思いますが、新規の指値、逆指値の場合と同じような状態です。

よって、指値、逆指値をまとめると、次のようにサポート、レジスタンスの水準が浮かび上がってきます。


【全指値、逆指値付近のサポート、レジスタンスのイメージ】


このように、OANDAのオープンオーダーでは、この新規、決済双方のオーダーがいずれも含まれているので、オープンオーダーを見ると、テクニカル分析を行わなくとも、世界中のトレーダーが分析した結果導き出されたサポート、レジスタンスが浮かび上がってくるということになります。



「オープンオーダーのデータの特徴を理解する・・・・OANDAオーダーブックの使い方⑦」へ


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