FX自動売買基礎と応用

EA(自動売買)運用の王道的な考え方や失敗しない方法を解説


失敗を防ぐEA運用の流れ


EAの運用は、入手したものを稼働させ、その後はほったらかしにすれば良いという単純な話ではありません。そもそもどんなEAなのかを理解したうえで選ぶ必要があり、しっかりとテストし、それから実運用に移り、そして運用方針の定期点検も行うというステップを踏むことが、王道的な方法だといえます。

EA運用の王道的ステップ

                                                                 
(1)EAを選定する
(2)デモトレードでEAを検証
(3)最小ロットで実運用を開始
(4)実運用のロットを上げる
(5)パラメータ(およびポートフォリオなど)を点検

ステップ(1)EAを選定する


EAの選び方について、詳しくは別の記事に譲りますが、基本的にはバックテストのデータを参考に、より優秀なものを選びます。視覚的に分かりやすい口座残高グラフだけで判断するのではなく、トレードの評価指標を分析する必要があります。

参考記事:FXのEA(自動売買)を選ぶ際に注意すべき4つのポイント


ステップ(2)デモトレードでEAを検証


EAを入手したら、いきなり実戦投入するのではなく、必ずデモトレードを行ってください。これをフォワードテストとするのが最大の目的ですが、EAが正常に取引を行うかを確かめるという意味合いも含みます。


ステップ(3)最小ロットで実運用を開始


フォワードテストの結果がバックテストと遜色ないようであれば、ようやく実運用に移行します。とはいえ、本気のロットで始めるのではなく、最小ロットから始めることが推奨されます。


ステップ(4)実運用のロットを上げる


最小ロットでの実運用でも問題なく利益が積み上がるのを確認できたら、いよいよロット数を上げると良いでしょう。


ステップ(5)パラメータ(およびポートフォリオなど)を点検


一定期間の実運用のデータが蓄積されたところで、パラメータなどの点検を行います。そのために必要なデータの期間はEAのロジック(トレード時間軸)によって異なり、スキャルピングタイプは2~3か月、デイトレードタイプは4~6か月、スイングトレードタイプは6か月~1年ほどが目安となります。


結果が伴わない場合の考え方


デモトレードでも、実運用でもありがちなのが、EAの稼働からすぐに思うような成績がでないということです。バックテスト上の成績を期待しているにもかかわらず、それに見合わない結果になると、不安になってしまうのも無理はありません。そんなときによくやってしまいがちな悪手は、損失を取り戻すためにロットを大きくすることや、EAを停止させてしまうことです。しかし、開始から1~2週間程度の成績で焦るのは早計です。

では、何を基準にEAを動かし続ければ良いでしょうか? スキャルピングタイプのEAの場合、3か月連続でマイナス収支となったら、停止を含めた見直しの検討をする必要があるでしょう。裏を返せば、3か月連続でマイナス収支とならなければ、EAを動かし続けます。

その根拠は、リカバリーファクター(ドローダウンに対してどれだけの回復が期待できるかを表す)という指標です。性能の良いスキャルピングEAは、1年あたりのリカバリーファクターが1.0~3.0というものが多いです。この数値が意味するところを大まかにいうと、「ドローダウンに直面しても、(数か月~1年で)回復する期待が持てる」ということです。

EA運用には、必ず残高が減る時期があります。それをどの程度まで許容するか、自分なりに基準を定めておくと良いでしょう。


本記事の監修者・Trader Kaibe(@K_FLASHES


FXトレード歴は15年(2021年現在)。世界でも有名なFXトレード大会『ロビンスカップ』で、FXトレードの経験と本職の研究開発ノウハウを生かして作った自作自動売買だけで準優勝。

投資雑誌掲載、ラジオ日経出演、投資戦略EXPO登壇など、各種メディアでFX自動売買の良さを発信中。


その他のTrader Kaibe氏の記事


EA(自動売買)を学びたい方へオススメコンテンツ

EA運用の注意点

OANDAではEA(自動売買)を稼働するプラットフォームMT4/MT5の基本的な使い方について、画像や動画付きで詳しく解説しています。MT4/MT5のインストールからEAの設定方法までを詳しく解説しているので、初心者の方でもスムーズにEA運用を始めることが可能です。またOANDAの口座をお持ちであれば、独自開発したオリジナルインジケーターを無料で利用することもできます。EA運用をお考えであれば、ぜひ口座開設をご検討ください。


本ホームページに掲載されている事項は、投資判断の参考となる情報の提供を目的としたものであり、投資の勧誘を目的としたものではありません。投資方針、投資タイミング等は、ご自身の責任において判断してください。本サービスの情報に基づいて行った取引のいかなる損失についても、当社は一切の責を負いかねますのでご了承ください。また、当社は、当該情報の正確性および完全性を保証または約束するものでなく、今後、予告なしに内容を変更または廃止する場合があります。なお、当該情報の欠落・誤謬等につきましてもその責を負いかねますのでご了承ください。

この記事をシェアする

ホーム » FX自動売買基礎と応用 » EA(自動売買)運用の王道的な考え方や失敗しない方法を解説