FX自動売買基礎と応用

ボリンジャーバンドのEA(自動売買)プログラムをMT4に設定する方法

ボリンジャーバンドは移動平均線と上下の標準偏差の3本で表されます。期間は20 標準偏差は2σをみることが一般的です。

移動平均線±σ×nに価格が入る確率は以下のようになります。

                                                   
σ 確率%
168.3000%
295.450%
399.730%
499.994%

例)移動平均線±2σ内に価格が収まる確率は95.45%です。

一般的にボリンジャーバンドの計算は終値を使っていますので高値・安値は考慮されていません。

ろうそく足をみるとかなりの数がボリンジャーバンドからはみ出していることがありますが、終値が収まっている数学的確率となります。


ボリンジャーバンドの使い方


ボリンジャーバンドは収縮、拡張を繰り返します。


①収縮期


バンドの幅が収縮している時には2σ以内を上下に往復します。バンドをオシレーターと考え途転(ドテン)戦略などが有効です。

ボリンジャーバンド 収縮期


②拡張期


拡張期にはボリンジャーバンドをトレンドとして使用します。2σが上下共に広がります。一方の2σと終値が近い位置を推移します。

初期には上のバンドは上昇、下のバンドは下降しますが、勢いがなくなり始めると終値から離れたバンドが反転します。

ボリンジャーバンド 拡張期①

拡張後に勢いがなくなると価格から遠いバンドが反転する。この図では①で勢いがなくなり価格の上昇が止まります。

また、一本上の足のボリンジャーバンドが収縮していればその付近で価格の移動が止まります。

ボリンジャーバンド 拡張期②

  • 赤5分足期間20のボリンジャーバンド
  • 緑1分足期間20のボリンジャーバンド

1分足のボリンジャーバンドが拡大しても5分足のボリンジャーバンドが収縮している為、5分足2σのライン付近で反転しています。

チャートに別の時間足のボリンジャーバンドを表示するインジケーターはデフォルトのMT4には入っていません。期間を合わせることで近似値を出すことができます。

例)1分足に5分足期間20のボリンジャーバンドの近似値を表示させるには1分足の期間100(期間20×5分)を表示させます。

参考記事:ボリンジャーバンドとは?見方や使い方、設定方法などについて紹介


ソースコード


以下ソースは1分足に5分足のボリンジャーバンドを表示させます。

#property indicator_chart_window
#property indicator_buffers 3
#property indicator_color1 clrRed
#property indicator_color2 clrRed
#property indicator_color3 clrRed
double MidBuffer[];
double UpBuffer[];
double DownBuffer[];
void OnInit() {
SetIndexBuffer(0,MidBuffer);
SetIndexBuffer(1,UpBuffer);
SetIndexBuffer(2,DownBuffer);
IndicatorShortName(“5M_Bands”);
}
int OnCalculate(const int rates_total,
const int prev_calculated,
const datetime &time[],
const double &open[],
const double &high[],
const double &low[],
const double &close[],
const long &tick_volume[],
const long &volume[],
const int &spread[]){
for(int i=0;i MidBuffer[i] = iBands(Symbol(),5,20,2,0,PRICE_CLOSE,0,(i/5)+1);
UpBuffer[i] = iBands(Symbol(),5,20,2,0,PRICE_CLOSE,1,(i/5)+1);
DownBuffer[i] = iBands(Symbol(),5,20,2,0,PRICE_CLOSE,2,(i/5)+1);
}
return(rates_total);}

1分足に5分足のボリンジャーバンドを表示

  • 緑)1分足 期間100(20×5)のボリンジャーバンド
  • 赤)5分足 期間20のボリンジャーバンド

1分足の期間を5倍したボリンジャーバンドと5分足のボリンジャーバンドは近似値を出します。


本記事の監修者:林 貴晴


株式会社ゴゴジャン(fx-on.com運営) メディア営業部 部長(肩書は2017年当時のもの)

  • ・1981年 小学4年にBASICを習得
  • ・1983年 機械語習得
  • 米国系クインタイルズ・トランスナショナルジャパンにて
  • スイス系ノバルティスファーマでの業務に従事
  • 英国系グラクソ・スミスクラインで7年の活動
  • ・2015年7月よりEAの開発を開始
  • ・2016年12月ゴゴジャンで業務開始
  • ・2017年2月部長としての活動を始める
  • 高速化の妨げになるコーディング規約に懐疑派。
  • カジノ式の巧みなロットコントロールや高速EAの開発には定評がある。
  • バックテストの結果のみでEAの性能をある程度分析できると評価されfx-ONに記事を執筆。VB6によるシストレ開発に始まり千数百のEAを作成。
  • その経験からテクニカルが力を発揮するのは短期取引のオシレーターと信念を持つ。

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