2025年12月9~10日に米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催され、政策金利は市場予想通り0.25%引き下げられて3.50~3.75%となりました。
3会合連続の利下げとなりましたが、票決は賛成9、反対3と割れ、2名は据え置き、1名は0.5%の大幅利下げを主張するなど、FOMC内部の意見が分裂しています。
会合後に公表された政策金利見通し(ドットプロット)では、2026年に想定される追加利下げは「1回」が中央値でした。
パウエル議長は記者会見で、足元のインフレは依然「やや高め」であり、物価と雇用のデータを慎重に見極める必要があると述べ、不確実性が高い状況であることを示しました。
議長の会見を受けて米ドル/円は上下動し、その後は円高となる展開でした。
なお、市場の政策金利見通しを示すFedWatchツールによると、次回1月のFOMCで政策金利が据え置きとなる見通しは約75%となっています。
米国の主要経済指標のヒストリカルデータは、下記ページで確認できます。
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OANDA Lab編集部
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