用語解説

信用取引とは|現物取引との違いや注意点などを詳しく解説


信用取引とは、証券会社に保証金を預ける(担保にする)ことで、資金や証券を借りて売買できる仕組みのことです。

本記事では、信用取引の意味や特徴、注意点などを詳しく解説します。

OANDA証券では現物株や信用取引などの株式取引をサービスとして提供していません。
本記事は信用取引に関する一般的な知識を提供することを目的としています。

信用取引とは

信用取引の意味や現物取引との違いを解説します。

  • ・意味
  • ・現物取引との違い

意味

信用取引とは、証券会社に保証金を担保として預けることで、資金や証券を借りて売買できる仕組みのことです。

保証金は現金以外にも、保有している株式や投資信託などの有価証券も担保として利用できます。

日本株の場合、保証金の約3倍まで売買を行うことができます。

信用取引には、「制度信用取引」と「一般信用取引」があり、それぞれ返済期限(期日)が設定されています。

  • 制度信用取引:最長6ヶ月
    一般信用取引:証券会社ごとに期日が異なる

現物取引との違い

一般的に現物取引とは、実際に金融商品の受け渡しを行う取引のことを指します。

信用取引と現物取引の主な違いは、以下の通りです。

信用取引 現物取引
取引金額 自己資金の約3倍まで 自己資金まで
取引回数 制限なし 同日に同じ銘柄は原則1回
取引方法 売りからも可能 買いのみ

信用取引の特徴については、次項で詳しく解説します。

信用取引の特徴

信用取引の特徴は、主に以下の3点です。

  • ・レバレッジをかけられる
  • ・下落相場でも利益を狙える
  • ・1日に何度でも取引ができる

レバレッジをかけられる

信用取引では、日本株だと自己資金の約3倍まで「レバレッジ」をかけることができます。

レバレッジとは、証券会社に預けた資金(証拠金)を担保とし、預けた資金以上の金額で取引できる仕組みのことです。

少ない資金で大きな利益を狙えるチャンスが広がり、資金効率を高めることができます。

下落相場でも利益を狙える

信用取引は、売りからの取引が可能(信用売り)な点も特徴の1つです。

通常の現物取引では、証券を保有していなければ売却はできませんが、信用取引では証券会社から証券を借りて売ることができます。

価格が下落する局面で買い戻し(反対売買)、証券会社へ返済することで差額を利益として得ることができます。

1日に何度でも取引ができる

現物取引では、同日に同銘柄の取引を行う場合、制限されることがあります。

信用取引は、保証金の範囲内であれば、銘柄に関係なく、1日に何度でも取引を行うことが可能です。

信用取引に関する注意点

信用取引に関する注意点は、主に以下の2点です。

  • ・レバレッジにより損失が大きくなる可能性がある
  • ・追証が発生する可能性がある

レバレッジにより損失が大きくなる可能性がある

信用取引では、日本株だと約3倍までレバレッジをかけることができ、大きな利益を狙えます。

しかし、利益と損失はレバレッジと比例し、レバレッジを大きくかけると、損失も大きくなる可能性があります。

追証が発生する可能性がある

信用取引における追証(おいしょう)とは、委託保証金率が一定の割合を下回った場合に、証券会社に差し入れる保証金のことを指します。

追証の基準や条件については、証券会社によって異なります。

信用取引を行う場合には、事前に取引条件を確認することが推奨されます。

【まとめ】信用取引とは|現物取引との違いや注意点などを詳しく解説

信用取引とは、証券会社に保証金を担保として預けることで、資金や証券を借りて売買できる仕組みのことです。

日本株の場合は、保証金の約3倍まで売買を行うことができます。

信用取引は、「レバレッジをかけられる」「下落相場でも利益を狙える」「1日に何度でも取引ができる」などの特徴があります。

ただし、レバレッジによる損失拡大や追証(おいしょう)のリスクには、注意が必要です。

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