NYダウ(ダウ平均株価)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどをわかりやすく解説
NYダウ(ダウ平均株価)は、米国のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数です。
ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場する銘柄から選ばれた30銘柄で構成されます。
本記事では、NYダウの意味や特徴、今後の見通しやS&P500との違いなどを解説します。
なお、NYダウへの投資方法についてすぐに知りたい方は、以下のボタンから読み進めて下さい。
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目次
- 1.US30(米国ウォールストリート株価指数30)リアルタイムレート
- 2.NYダウ(ダウ平均株価)とは
- 3.NYダウ(ダウ平均株価)の構成銘柄
- 4.NYダウ(ダウ平均株価)の算出方法
- 5.NYダウ(ダウ平均株価)の価格推移
- 6.【2025年】NYダウ(ダウ平均株価)の今後の見通し
- 7.NYダウ以外の米国を代表する3つの株価指数
- 8.NYダウ(ダウ平均株価)に投資する2つのメリット
- 9.NYダウ(ダウ平均株価)に投資する3つの方法
- 10.OANDA証券でNYダウ(ダウ平均株価)のCFD取引を始める方法
- 11.NYダウ(ダウ平均株価)CFD取引に関するQ&A(OANDA証券)
- 12.【まとめ】NYダウ(ダウ平均株価)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどをわかりやすく解説
1.US30(米国ウォールストリート株価指数30)リアルタイムレート
- ※スプレッドは東京サーバーコースにある通貨/銘柄はTY3のものを表示しています。それ以外はNY4のものを表示しています。
- ※オンライン本人確認を利用した場合の最短時間。混雑状況等の事情により、お時間をいただく場合もございます。
NYダウ(ダウ平均株価)を参照したCFD「US30」のリアルタイム更新チャートを表示しています。
リアルタイムチャートは、以下のページからも確認できます。
>US30(米国ウォールストリート株価指数30) リアルタイムレート
2.NYダウ(ダウ平均株価)とは
ここでは、NYダウの意味と特徴について解説します。
- ・意味
- ・特徴
意味
NYダウ(ダウ平均株価)は米国のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数で、「ダウ・ジョーンズ工業株平均株価指数」など、さまざまな表現が使われています。
1896年から公表が始まり、最も古い歴史を持つ株価指数の一つです。
株価指数とは? 株価指数とは、取引所全体や一定の銘柄グループの株価を数値で表現したものです。 たとえばNYダウでは、米国を代表する30銘柄の株価を指数化しています。 指数にすることで、全体の値動きの傾向を把握しやすくなります。 株価指数の詳細は「株価指数CFDとは?」の記事を参考にしてください。 |
特徴
NYダウの特徴は、各業種を代表する30の銘柄で構成されている点です。
ダウ・ジョーンズ工業株平均株価指数という名称で「工業株」が入っていますが、2024年11月現在、金融・IT・ヘルスケアなど幅広い業種で構成されています。
(NYダウの構成銘柄は「NYダウ(ダウ平均株価)の構成銘柄」で詳しく解説)
また、指数の値は各銘柄の株価の平均値で求められます。
ただし、銘柄入れ替えや株式分割等が行われる際、連続性を維持するために除数を調整しています。
(NYダウの算出方法は「NYダウ(ダウ平均株価)の算出方法」で詳しく解説)
なお、NYダウは工業株30種の他、複数の指数が公開されています。
- ・工業株30種
- ・輸送株20種
- ・公共株15種
- ・総合65種(全ての合計)
これらの中で、工業株30種は米国の景気や経済動向を把握する手段として、多くの投資家から注目を集めています。
3.NYダウ(ダウ平均株価)の構成銘柄
NYダウは、ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場する銘柄のうち、米国を代表する30銘柄で構成されます。
銘柄の選定基準は明確化されていないものの、おおむね以下の諸条件を満たしています。
- 1.企業の評判が高いこと
- 2.持続的な成長を達成していること
- 3.多くの投資家が高い関心を示していること
それ以外にも、米国で企業が設立されたことや米国に本社を構えている必要があること、売上の大部分は米国であることなど、いくつかの条件もあります。
なおNYダウに採用された銘柄はブルーチップと呼ばれ、この言葉は優良株を意味しています。
構成銘柄の変更は定期的に行うのではなく、必要に応じて行われます。
銘柄の見直しは市場の動向次第では、いつでも行われます。
下表は、NYダウの構成銘柄です。
ティッカー | 社名 | ティッカー | 社名 | AMZN | アマゾン | MCD | マクドナルド | AXP | アメリカン・エキスプレス | MMM | 3M | AMGN | アムジェン | MRK | メルク | AAPL | アップル | MSFT | マイクロソフト | BA | ボーイング | NKE | ナイキ | CAT | キャタピラー | PG | プロクター・アンド・ギャンブル | CSCO | シスコシステムズ | SHW | シャーウィン・ウィリアムズ | CVX | シェブロン | TRV | トラベラーズ | GS | ゴールドマン・サックス・グループ | UNH | ユナイテッド・ヘルス・グループ | HD | ホーム・デポ | CRM | セールスフォース | HON | ハネウェルインターナショナル | NVDA | エヌビディア | IBM | IBM | VZ | ベライゾン・コミュニケーションズ | JNJ | ジョンソン・エンド・ジョンソン | V | ビザ | KO | コカ・コーラ | WMT | ウォルマート | JPM | JPモルガン・チェース・アンド・カンパニー | DIS | ウォルト・ディズニー・カンパニー |
---|
※構成銘柄はbarronsを参照(2024年11月26日時点)
※上記は個別銘柄の取引や将来の組入れを保証するものではありません。
4.NYダウ(ダウ平均株価)の算出方法
NYダウの指数は、30銘柄の株価の平均値で求められます。
以下では、算出方法や除数について紹介します。
- ・算出方法
- ・除数
算出方法
構成銘柄の株価を足し合わせて、それらを一定の数(除数)で割って求めます。
構成銘柄の平均株価を求めるなら「構成銘柄の株価合計÷構成銘柄数」で計算できます。
しかし、これでは銘柄入れ替えが行われた場合に、指数の連続性を維持できません。
指数の連続性を維持するには、除数による調整が必要です。
除数
除数とは、一般的に割り算を行う分母のことです。
NYダウの算出では、この除数を調整します。
たとえばA・B・Cの3銘柄で構成される株価指数があるとします。
A銘柄は100円、B銘柄は200円、C銘柄は300円の場合、合計値は100円+200円+300円=600円です。
除数を3とすると、平均値は(100円+200円+300円)÷3=200円です。
続いて、A銘柄とD銘柄の入れ替えが発生したとします。
D銘柄が400円とすると、合計値は200円+300円+400円=900円です。
除数を銘柄入れ替え前と同じ3とすると、平均値は(200円+300円+400円)÷3=300円です。
銘柄入れ替えの前後で、指数の平均値が変わってしまい連続性を維持できないことが分かります。
そこで、構成銘柄の変更があった場合は、除数を調整し、指数の連続性を維持します。
除数の調整は、以下の計算式で行います。
- 翌日除数=(当日除数)×(翌日構成銘柄の翌日用基準価格の合計値)/(当日構成銘柄の当日終値採用価格の合計値)
※価格は、株価換算係数で調整済みの価格
※翌日は、次の証券営業日
※小数点以下9位で四捨五入し、小数点8位まで求める
上記計算式に当てはめると、A銘柄とD銘柄の入れ替えが発生した時点での除数は3×900円÷600円=4.5です。
この調整した除数で計算すると900円÷4.5=200となり、銘柄の入れ替えが発生しても指数の連続性が維持できます。
なお、日経平均株価も同じ方法で算出されます。
日経平均株価の算出方法については、以下の記事を御覧ください。
>日経平均株価(日経225)とは?今後の見通しやNYダウとの違いなどを解説
5.NYダウ(ダウ平均株価)の価格推移
以下は、2004年~2024年まで過去20年間におけるNYダウの価格推移です。
出典:TradingView
20年という長期で見ると、上昇トレンドを描いています。
とはいえ、その間には大きな下落に見舞われたことも少なくありません。
中でも象徴的な出来事をいくつか紹介します。
- ・2007年 サブプライムローン問題
- ・2008年 リーマンショック
- ・2010年 フラッシュクラッシュ
- ・2020年 コロナショック
- ・2022年 ロシアウクライナ問題
2007年 サブプライムローン問題
2007年には、米国でサブプライムローン問題が顕在化しました。
サブプライムローンとは、信用度の低い借り手向けの住宅ローンです。
金融機関は信用力の低い人にサブプライムローンを提供し、その債権を担保として証券化して広く販売しました。
その後、返済が滞る借り手が増えた結果、金融機関や証券化商品を買った機関投資家は多額の損失を計上しました。
2007年まで好調だったNYダウは、サブプライムローン問題以降、上昇の勢いが急激に衰えています。
2008年 リーマンショック
サブプライムローン問題の混乱が続く中、米国の大手投資銀行リーマンブラザーズが経営破綻し、その影響は世界中の金融市場に波及しました。
これが100年に一度の金融危機とも呼ばれるリーマンショックです。
2007年に14,000ドル台まで上昇していたNYダウは、2008年の年末には9,000ドルを割り込み、2009年3月には7,000ドル台を割り込むまで下落しました。
2010年 フラッシュクラッシュ
2010年には、フラッシュクラッシュが発生しました。
フラッシュクラッシュとは、相場が瞬間的に急落する現象です。
2010年に発生したフラッシュクラッシュは、大口投資家がS&P500ミニ先物へ大量の売り注文を発注したことが発端ともいわれています。
その急落にHFT(高速・高頻度自動売買取引)なども反応し、追随するように売りを仕掛け、市場に大量の売り注文が発生したことが原因のようです。
数分間の間に、NYダウは約1,000ドルも下落しました。
2020年 コロナショック
2019年12月に中国で新型コロナウイルスの集団感染が発生すると、感染は瞬く間に世界へ広がり、国境閉鎖やロックダウンなどが相次ぎ、世界経済に大きな打撃を与えました。
新型コロナウイルスによる経済活動の停滞は株式市場にも「コロナショック」としてダメージを残します。
2020年1月に28,000ドル台で推移していたNYダウは、3月に18,000ドル台まで下落しました。
2022年 ロシアウクライナ問題
2022年2月に、ロシアがウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟阻止などを理由に、ウクライナ国内へ軍事侵攻を行った問題です。
これに対しG7をはじめとする欧米諸国がロシアに経済制裁を講じたことで、世界のサプライチェーンは混乱。
株式市場にも影響し、年初に36,000ドル台で推移していたNYダウは、同年9月に29,000ドルを割るまで下落しました。
年末にかけて約6,000ドルの上昇を見せましたが、年初の高値まで回復することはできませんでした。
以上、NYダウの過去20年間の価格推移について解説しました。
NYダウは過去20年間、時折大きな下落が発生したものの、長期的に見ると上昇トレンドを形成しています。
様々な問題を乗り越え、米国経済は順調に成長していることが分かります。
2024年の米国では、約4年半ぶりの利下げが行われるなど、インフレが落ち着く傾向が見られました。
11月の大統領選ではトランプ大統領が当選し、NYダウにも最高値を更新するなどの大きな変化が見られました。
6.【2025年】NYダウ(ダウ平均株価)の今後の見通し
2024年終盤から2025年は、米国のインフレ動向やFRBの政策金利が注目されます。
2024年、インフレの収束傾向が見られた米国では、約4年半ぶりの利下げが行われました。
以下は、米国のCPI(消費者物価指数)と政策金利の推移です。
出典:OANDA証券
インフレの収束傾向が確認された後、政策金利が引き下げられたことがわかります。
消費者物価指数(CPI)については、ピーク時の2022年5月における前年比「+9.1%」と比較して、2024年10月(11月10日発表)は「+2.4%」と、上昇率が大きく低下しています。
出典:OANDA証券
2024年10月のCPIは、前月比では0.2%の上昇でした。
インフレが再び深刻化する可能性がゼロとはいえないものの、全体的にはインフレは収束傾向にあると考えられます。
11月6日・7日に開催されたFOMCでも1回分(25bp)の利下げが行われ、前回に引き続いて2会合連続の利下げとなりました。
景気の腰を折ることなくインフレの収束と利下げが進めば、NYダウがさらに上昇する可能性が考えられます。
一方で、インフレが再燃すればFRBによる金融引き締めが再開され、NYダウは上値が重い展開となる可能性も考えられます。
引き続き、米国のインフレ、政策金利動向に注視する必要があります。
なお、CPIは毎月発表され、米国の政策金利は原則年8回発表されます。
今後の発表予定日程については、以下のページで確認できます。
7.NYダウ以外の米国を代表する3つの株価指数
NYダウの他にも、米国を代表する株価指数はいくつかあります。
米国を代表する株価指数は、主に以下の3つです。
- ・【米国の株価指数1】ナスダック指数
- ・【米国の株価指数2】S&P500
- ・【米国の株価指数3】ラッセル指数
以下で、NYダウとの違いやパフォーマンスなどを比較します。
【米国の株価指数1】ナスダック指数
ナスダック(NASDAQ)とは、全米証券業協会が運営する株式市場を指します。
ハイテク・IT関連の企業を中心としており、新興企業(ベンチャー)向け株式市場の中でも世界最大の規模を誇ります。
ナスダックの詳細については「ナスダック(NASDAQ)とは|ダウやS&P500・NYSEとの違いも解説」の記事で詳しく解説しています。
ナスダック市場には、2つの代表的な株価指数があります。
- 1.ナスダック総合指数
- 2.ナスダック100指数
ナスダック総合指数は、ナスダックに上場する約7,000銘柄を対象に、時価総額加重平均で算出される株価指数です。
構成銘柄は、アップルやマイクロソフトなど、IT・ハイテク関連の銘柄が中心です。
ハイテクセクター全体の動向を把握するのに役立ちます。
ナスダック100指数は、ナスダックに上場する約7,000銘柄の中から、時価総額が高い上位100銘柄を対象としています。
ナスダック総合指数と同様に、時価総額加重平均で算出されます。
金融セクターの銘柄は入っておらず、ナスダック総合指数よりもIT・ハイテク関連に絞った動向を把握することが可能です。
以下で、NYダウとナスダック総合指数、ナスダック100指数の違いをまとめます。
NYダウ | ナスダック総合指数 | ナスダック100指数 | |
---|---|---|---|
構成銘柄 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、米国を代表する30銘柄を対象 | ナスダックに上場する7,000以上の銘柄を対象 | ナスダックに上場する上位100銘柄を対象 |
算出方法 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 | 時価総額加重平均型 |
特徴 | 輸送株・公共株を除く30銘柄で構成されている | 主にハイテク・IT関連のセクターで構成されている | 金融セクターの銘柄を除いた、時価総額上位100銘柄で構成 |
ナスダック100の詳細については、「ナスダック(NASDAQ)とは|ダウやS&P500・NYSEとの違いも解説」の記事で詳しく解説しています。
NYダウとナスダック総合指数、ナスダック100指数のパフォーマンス比較
出典:TradingView
ナスダック総合指数とナスダック100指数は、2010年以降力強く上昇しています。
ただし、下落したときの幅も大きくなるので注意が必要です。
ナスダック100指数のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しているので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【米国の株価指数2】S&P500
S&P500は、S&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数です。
ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する主要な500銘柄を対象に、浮動株調整後の時価総額加重平均で算出されます。
NYダウとの違いは、以下の通りです。
NYダウ | S&P500 | |
---|---|---|
構成銘柄 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、米国を代表する30銘柄を対象 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、主要な500銘柄を対象 |
算出方法 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 |
特徴 | 値がさ株の影響を受けやすい | 時価総額が高い銘柄の影響を受けやすい |
S&P500の詳細や今後の見通しなどについては、以下の記事を参考にしてください。
>S&P500とは?今後の見通し、投資信託やCFDなど運用方法を徹底比較
続いて、NYダウとS&P500のパフォーマンスを比較します。
NYダウとS&P500のパフォーマンス比較
出典:TradingView
NYダウとS&P500は、上昇トレンドを形成しており、ほぼ似たような値動きです。
S&P500のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しているので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
【米国の株価指数3】ラッセル指数
ラッセル指数は、米国のFTSEラッセルが算出・公表する株価指数です。
ラッセル2000はニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、上位1,001位~3,000位を対象に浮動株調整後の時価総額加重平均で算出されます。
(ラッセル1000やラッセル3000もあります)
米国の小型株を対象としており、多くが米国内で事業を展開していることから、NYダウなどに比べて米国内の景気動向に敏感な傾向があるとされます。
NYダウ | ラッセル2000 | |
---|---|---|
構成銘柄 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、米国を代表する30銘柄を対象 | ニューヨーク証券取引所やナスダックに上場する銘柄のうち、上位1,001位~3,000位を対象 |
算出方法 | 株価平均型 | 時価総額加重平均型 |
特徴 | 大型株を中心に構成される | 小型株を中心に構成される |
続いて、NYダウとラッセル2000のパフォーマンスを比較します。
NYダウとラッセル2000のパフォーマンス比較
出典:TradingView
NYダウとラッセル2000指数は、上昇トレンドを形成しており、ほぼ似たような値動きです。
NYダウのような大型株を取引する場合は、ラッセル2000指数を参考にする方法も考えられます。
ラッセル2000指数のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツールを豊富に提供しているので、詳しくは以下の記事をご覧ください。
●OANDA証券では世界の株価指数や市況をリアルタイムで配信 OANDA証券では、ナスダック指数やS&P500、ラッセル指数などの価格推移を一目で把握できるよう、世界の株価指数を一覧化したサービスを提供しています。 世界の株価指数の値動きを素早く把握できるので、ブックマークをしてご活用下さい。 詳しくは、以下のページを御覧下さい。 また、世界の主要な株価指数の変化率をリアルタイムで更新するチャートの提供も行っています。 (東京サーバ限定で、MT4/MT5版のインジケーターも利用可能) 株価指数の変化率チャートは、以下のページから御覧下さい。 株価指数の変化率チャートは、基本無料で使えます。 しかし5分足更新となるので、リアルタイムではありません。 OANDA証券の口座をお持ちの方であれば、1分足更新で情報を取得することが可能です。 また過去10年分の推移も確認できます。 本格的に分析を行いたい方は、ぜひOANDA証券の口座開設をご検討下さい。 以下のボタンを押すと、OANDA証券の口座開設ページに飛びます。 OANDA証券の口座開設方法は、以下の記事を参考にしてください。 |
以上、米国を代表する株価指数の違いについて解説しました。
どの株価指数も、長期的に見れば上昇トレンドを形成しているのが分かります。
相場の見通しを立てやすく、投資先として多くの投資家たちから注目を集めているといえます。
8.NYダウ(ダウ平均株価)に投資する2つのメリット
NYダウに投資するメリットは、主に以下2つあります。
- ・分散投資と同じ効果が期待できる
- ・米国を代表する銘柄で構成される
分散投資と同じ効果が期待できる
NYダウは30銘柄から構成されているので、NYダウに投資することは30銘柄に分散投資を行っているのと同じ効果を期待できます。
たとえば1つの企業業績が悪化したとしても、残りの企業業績が好調であれば、株価下落のリスクは限定的になります。
米国を代表する銘柄で構成される
NYダウは過去20年間、上昇トレンドで推移してきました。
今後も上昇トレンドを継続するかどうかは現時点でわかりませんが、NYダウは米国経済を代表する銘柄で構成されており、米国経済の発展に伴って株価が上昇する可能性があります。
9.NYダウ(ダウ平均株価)に投資する3つの方法
NYダウは指数であり、NYダウそのものを売買することはできません。
一般的には、NYダウの値動きに連動する金融商品に投資を行います。
主な投資方法は、以下3つです。
- ・【投資方法1】インデックスファンド(投資信託)
- ・【投資方法2】ETF(上場投資信託)
- ・【投資方法3】CFD(差金決済取引)
それぞれの投資方法について詳しく解説します。
【投資方法1】インデックスファンド(投資信託)
インデックスファンドとは、株価指数(インデックス)の値動きとの連動を目指す投資信託です。
- 投資信託とは?
- 投資信託とは、投資家から集めたお金を運用の専門家が様々な金融商品に投資する金融商品です。
- 投資の運用成果は、投資額に応じてそれぞれの投資家に分配されます。
NYダウに連動するインデックスファンドを購入する場合、NYダウの価格が上昇すればインデックスファンドの基準価額も上昇し、逆なら基準価額も下落します。
元本割れ(預けた資金を下回ってしまうこと)のリスクがあることも、あらかじめ理解する必要があります。
【投資方法2】ETF(上場投資信託)
ETF(Exchange Tranded Funds)は投資信託の一種で、証券取引所に上場しており、株価指数(インデックス)の値動きとの連動を目指しています。
- 投資信託とETFの違い
- ETFは投資信託の一種で、上場しており取引所で売買可能です。
- その一方、非上場の投資信託を売買する場合には、その投資信託を販売している窓口で手続きをします。
NYダウをETFで投資するメリットは、株式と同じようにリアルタイムで売買を行える点です。
成行注文や指値注文などが利用でき、投資家の好きなタイミングで取引を行えます。
【投資方法3】CFD(差金決済取引)
CFD(差金決済取引)とはFXと同様に、実際に現物を保有するのではなく、取引で発生した損益のみを受け渡す取引です。
株価指数や原油・金など幅広い商品に投資を行えます。
NYダウをCFD取引で投資するメリットは、主に以下3つです。
- 1.最大10倍までレバレッジを活用できる
- 2.ほぼ24時間取引できる(土日除く)
- 3.買いと売りの両方から利益を狙える
レバレッジを最大10倍まで活用できるので、資金効率の良い取引が可能です。
ただし資金効率が良い反面、大きな損失が発生するリスクもあるので注意が必要です。
また、土日を除きほぼ24時間取引を行えます。
ただしCFD取引では、ファイナンシングコストが発生します。
オーバーナイト金利とも呼ばれ、保有している買いポジションを翌日に持ち越すと、金利の支払いが発生します。
買いポジションを長期保有すると、ファイナンシングコストの累積により含み益が減少したり、含み損が拡大してしまう可能性があります。
CFD取引の詳しい仕組みについては「CFD(差金決済取引)とは?初心者のための基礎知識」の記事で詳しく解説しています。
●OANDA証券ではNYダウのトレードに役立つ様々な経済指標を一覧化して提供 OANDA証券では、政策金利やCPI(消費者物価指数)など、NYダウのトレードに役立つ様々な経済指標を一覧化したコンテンツを提供しています。 こちらの記事をブックマークしておけば、すぐに重要な経済指標の数値を把握することが可能です。 NYダウのトレードに役立つ様々な経済指標を一覧化したコンテンツは、以下の記事からご覧いただけます。 >US30(米国ウォールストリート株価指数30) リアルタイムレート OANDA証券でNYダウのCFD取引を始める方法は「OANDA証券でNYダウ(ダウ平均株価)のCFD取引を始める方法」をご覧ください。 |
NYダウに投資するならインデックスファンドやETF・CFD取引のどれがオススメ?
まず、インデックスファンドやETF・CFD取引を比較します。
インデックス ファンド |
ETF | CFD | |
---|---|---|---|
売買方法 | 買いのみ | 買い/売り (信用取引の場合は、 売りも可能) |
買い/売り |
取引時間 | 基本は15時まで | 証券取引所での売買の場合、以下の通り。 ・9時~11時30分 ・12時30分~15時30分まで |
ほぼ24時間 (銘柄によって異なる) |
信用取引の有無 | 無し | 有り (銘柄によって異なる) | - |
売買タイミング | 1日1回算出される 基準価額 |
リアルタイム | リアルタイム |
レバレッジ | 無し | 最大で約3倍 (信用取引の場合) | 約10倍 (銘柄によって異なる) |
分配金・配当 | 有り | 有り | 配当相当額の支払い有り |
NYダウへ投資するのに、どの投資方法がよいのかという判断は難しく、それぞれの投資方法にはメリット・デメリットがあります。
投資方法を決めるには、自分のライフスタイルや状況に応じて選ぶことが推奨されます。
いくつかの投資方法を組み合わせることも検討できます。
また、非上場のインデックファンドの場合、買いのみでしか利益を狙えません。
下落基調の時は、含み益の減少や、含み損を抱えるケースもあります。
一方、売りもできるCFD取引なら、相場が下落基調の時でも利益を狙えます。
投資はライフスタイルや状況に応じて、無理のない範囲で行うことが大切です。
なおOANDA証券では、NYダウのCFD取引を提供しています。
OANDA証券でNYダウのCFD取引を始める方法は「OANDA証券でNYダウ(ダウ平均株価)のCFD取引を始める方法」をご覧ください。
10.OANDA証券でNYダウ(ダウ平均株価)のCFD取引を始める方法
OANDA証券でNYダウCFD取引を始める方法は、以下の通りです。
- ・OANDA証券の口座開設を行う
- ・マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成する
OANDA証券の口座開設を行う
まず、OANDA証券の口座開設を行います。
口座開設をスムーズに行うためにも、以下3つのものを用意しておきましょう。
- 1.メールアドレス
- 2.本人確認書類
- 3.マイナンバー
以下のボタンから、OANDA証券の口座開設フォームに飛べます。
必要書類や口座開設のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説
また、はじめから実際のお金で取引を行うのに抵抗がある方は、デモトレードから始めてみましょう。
デモトレードなら取引に失敗しても実際のお金が減るわけではないので、気軽にCFD取引を体験できます。
以下のボタンから、OANDA証券のデモトレード用の口座開設フォームに飛べます。
デモトレードについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>FXのデモトレードならOANDA証券|始め方やメリット・デメリットを詳しく解説
マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成する
OANDA証券の口座開設後は、マイページ内にてCFD用のサブアカウントを作成します。
その後、取引プラットフォーム「MT4/MT5」をインストールし、CFD用サブアカウントに入金を行えば、取引を始められます。
CFD用のサブアカウントの作成や「MT4/MT5」のインストール、入金方法の詳しいやり方は、以下の記事を参考にしてください。
11.NYダウ(ダウ平均株価)CFD取引に関するQ&A(OANDA証券)
OANDA証券のNYダウCFD取引に関するよくある質問にお答えします。
- ・NYダウCFD取引は、いくらから始められますか?
- ・NYダウCFD取引は、何時から何時まで取引可能ですか?
- ・NYダウCFD取引は、何倍までレバレッジをかけられますか?
NYダウCFD取引は、いくらから始められますか?
2024年11月現在、OANDA証券のNYダウCFD取引は、7万円弱から始められます。
必要証拠金の計算方法は、以下の通りです。
- 必要証拠金=NYダウの現在価格×米ドル/日本円の現在価格×0.1(最小取引単位)×10%
たとえばNYダウの現在価格が43,000ドル、米ドル/円の現在価格が155円だとしましょう。
「43,000×155×0.1×10%=66,650」となり、66,650円が必要証拠金です。
その他の株価指数の必要証拠金については、以下の記事からご確認下さい。
NYダウCFD取引は、何時から何時まで取引可能ですか?
OANDA証券のNYダウCFD取引は、土日を除く早朝8:01~翌朝6:59までです(米国東部標準時間の場合)。
ほぼ24時間取引を行えます。
なお祝日等で取引ができない場合があります。
OANDA証券のCFD取引の取引時間に関しては、以下の記事を参考にしてください。
NYダウCFD取引は、何倍までレバレッジをかけられますか?
個人のお客様の場合、レバレッジ10倍まで活用できます。
法人のお客様の場合でも同様に、レバレッジ10倍まで活用できます。
OANDA証券のCFD取引の取引概要に関しては、以下の記事を参考にしてください。
以上、OANDA証券のNYダウCFD取引に関するよくある質問についてお答えしました。
OANDA証券のCFD取引に関するその他の質問に関しては、以下の記事を参考にしてください。
12.【まとめ】NYダウ(ダウ平均株価)とは|今後の見通しやS&P500との違いなどをわかりやすく解説
最後に、この記事で解説したNYダウについて簡単にまとめます。
- 1.NYダウは、米国のS&Pダウ・ジョーンズ・インデックスが算出・公表する株価指数
- 2.ニューヨーク証券取引所(NYSE)やナスダックに上場する銘柄のうち、米国を代表する30銘柄から選定される
- 3.今後の価格推移を考える際、米国のインフレ動向や政策金利の動向に注視する必要がある
- 4.NYダウ以外にも、ナスダック総合指数・ナスダック100指数・S&P500・ラッセル2000など、米国を代表する株価指数がある
- 5.NYダウに投資する方法には、インデックスファンド・ETF・CFDがある
- 6.OANDA証券では、CFD取引を提供している
また、OANDA証券ではUS30に関するトレードアイデアの記事も用意しています。
ぜひ以下の記事をご参考下さい。
- 1.US30(米国ウォールストリート株価指数30)で移動平均線とADXを用いたブレイクアウトのトレードアイデア
- US30は、日足ベースで明確なトレンドが出やすい傾向があります。
- 本記事では、移動平均線とADXを利用して、一方向への大きな値動きを狙うブレイクアウト戦略について解説します。
また、OANDA証券ではNYダウの他にも日経平均株価やナスダック指数など、世界の株価指数に投資できるCFD取引の提供を行っています。
CFD取引をご検討の方は、以下の記事を読み進めて下さい。
CFD(差金決済取引)を学びたい方へオススメのコンテンツ
OANDAではこれからCFDを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもCFDをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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