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金価格の今後の予想(見通し)|10~20年後の値動きを徹底分析


2023年の金価格は、過去最高となる2,000ドルを突破しました。
これにより、

このまま金価格は上昇するのか?
それとも金価格は下落するのか?

など、今後の値動きについて、世界中の投資家たちの関心が高まっています。

金価格は、様々な要因によって影響を受けます。
特に、世界情勢が不安定な際には、リスクヘッジとして需要が高まる傾向があります。

近年では、新型コロナウイルス(2019年)やロシアウクライナ問題(2022年)、そして世界的なインフレ(2022年~2023年)により、世界情勢は不安定化しています。
これらの出来事から金の需要が高まり、2023年は大きく上昇したと考えられます。

金価格が今後10~20年でどのように推移していくのかは、投資家たちにとって重要な焦点となるでしょう。

本記事では、今後10~20年後の金価格の値動き予想について詳しく解説します。

1.金価格のリアルタイムチャート

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金価格のリアルタイムチャートは、以下からもご確認頂けます。
>金(XAU)リアルタイムレート

また金投資をこれから始めようと思っている初心者の方は、以下の記事をご参考下さい。
>金投資の始め方|メリット・デメリットや初心者向けの運用方法を解説

2.これまでの金価格の推移【2000年~2023年】

2023年8月現在、金価格は1,900ドル台で推移しています。

これまでの金価格の推移【2000年~2023年】
(出典:TradingView

2000年~2023年までの期間を見ると、金価格は長期的に上昇トレンドが発生していると言えます。
しかし、一方的に上昇しているわけではなく、上昇と下落を繰り返しながら、上昇トレンドを形成しています。

この23年間で、金価格に大きな影響を与えた出来事をいくつか振り返ってみましょう。

【2000年~2012年】
270ドル付近から1,800ドル台まで上昇

2000年~2012年にかけて、金価格は上昇トレンドが発生しました。
この上昇の背景には、以下の要因が挙げられます。

  • 2000年:ITバブル崩壊
  • 2001年:アメリカ同時多発テロ事件
  • 2003年:イラク戦争
  • 2007年:サブプライムローン問題
  • 2008年:リーマンショック
  • 2010年:欧州債務危機(欧州ソブリン危機)

2000年前半では、地政学リスクの高まりや世界的な金融危機などが発生しました。
その影響により、金価格は約12年間で約1,500ドル上昇しました。

【2012年~2015年】
2010年以来の安値まで下落

2000年からの約12年間、金価格は上昇傾向にありましたが、その後は上昇が鈍化し、2015年には2010年以来の水準まで下落しました。
この下落の主な要因は、米国の金融緩和策の縮小可能性が示唆されたためです。

2008年の金融危機の対策として、米国は金融緩和策を実施してきました。
しかし、2013年以降、その金融緩和策が徐々に終焉する兆しが見え、その結果、縮小可能性が示唆されました。

そのうえ、米国の景気回復が見込まれたので、金への投資需要が減少し、価格の下落に繋がりました。

【2020年】
新型コロナウイルスの影響で2011年につけた高値を更新

2015年以降の金価格は、一定の価格で変動するレンジ相場でしたが、2019年に発生した新型コロナウイルスの影響を受けて再度上昇しました。
この上昇により、2011年につけた高値を更新しました。

その後の2023年には、ロシアウクライナ問題や世界的なインフレによる影響で、2020年につけた高値をさらに更新しました。

過去23年間を振り返ってみると、世界経済や情勢が不安定化すると、金の需要が高まる傾向が見られます。

それでは、今後の金価格はどのように変動していくのか、過去の出来事を踏まえながら、以下で詳しく解説します。

3.金価格の予想(見通し)

金価格の今後の見通しを、以下の観点から詳しく解説します。

2023年後半の短期的な見通し

2023年後半は、金価格が再度2,000ドルを突破し上昇する可能性が注目されています。
現在(2023年8月時点)の金価格チャートを見てみましょう。

2023年後半の短期的な見通し
(出典:TradingView

2023年1月からの日足チャートを見ると、2023年3月のアメリカのシリコンバレー銀行の破綻をきっかけに、金価格が2,000ドルを突破しました。
しかし上昇は続かず、現在(2023年8月時点)では、2023年3月以来の水準(約1,920ドル)まで下落しています。

今後の展開について、結論から言えば、上昇と下落の両方に備えておく必要があります。

まず、上昇の展開について考えてみます。
米国金利の利下げが見込まれており、専門家は遅くとも来年(2024年)には利下げが開始されると予測しています。
通常、金利が下がれば、金価格は上昇する傾向にあります。
米国の金利が下げ始めるのであれば、金価格は上昇していくと考えられます。

ただし、必ずしもセオリー通りの展開となるとは限りません。
金利と金価格の関係性は、セオリー通りとならない時期もあります。
詳しくは、以下の記事を御覧下さい。
>金価格と米国金利の関係|過去の歴史からセオリー通りにならない時期についても解説

次に下落の可能性について考えてみます。
2023年は史上最高値をつけており、短期的には買われすぎている状態とも言えます。
大口投資家の利益確定による売り注文が執行される可能性もあり、これにより一時的に下落が発生する可能性もあります。
さらに、この売りによって別の投資家たちの売りも誘発させてしまい、一時的な急落も考えられます。

特に金価格の短期売買を行うのであれば、上昇だけではなく、下落にも備えたリスク管理を徹底する必要があります。

10~20年後の長期的な見通し

10~20年後の長期的な金価格の見通しは、上昇していく可能性が高いと予測できます。
以下は、金価格の月足チャートです。

10~20年後の長期的な見通し
(出典:TradingView

一時的に下落する時期はあるものの、長期的には上昇トレンドが確認できます。

また、コロナ相場が終息に向かっている中でも、新たにロシアウクライナ問題や台湾問題など、世界経済に影響を与える問題が次から次へと発生しています。
これらの事案が発生するたびに、金の需要は高まり、価格の上昇が期待できます。

しかしながら、相場は一方向へ上昇するのではなく、上昇と下落を繰り返しながら上昇していくのが一般的です。
金価格も同様で、経済に影響を与える事案が収まる兆しを見せると、金の需要は減少する可能性があります。
長期的に上昇トレンドが発生しているからといって、不用意なタイミングで購入するのではなく、相場分析を行い取引タイミングを見極める必要があります。

なお、OANDA証券では、短期~中長期まで幅広い取引スタイルに適用できる金価格のトレードアイデアを提供しています。
相場分析の方法や取引タイミングを決める際に、ぜひご参考下さい。

以上、金価格の今後の見通しについて解説しました。

金価格は、多くの要因によって影響を受けます。
変動要因次第では、上記の予測と異なる値動きをする可能性も考えられます。

以下で、金価格の変動要因について解説します。

4.金価格の5つの変動要因

金価格の変動要因は、主に以下5つです。

それぞれ詳しく解説します。

【変動要因①】
需要と供給のバランス

金の価格は、需要と供給のバランスによって変動します。
需要が供給を上回れば上昇し、需要が供給を下回れば下落します。
つまり、金を買いたい人が増えれば価格は上昇し、金を売りたい人が増えれば価格は下落する仕組みです。

以下で、金の需要と供給にはどのようなものがあるのか、詳しく解説します。

金の需要要因は、主に以下2つあります。

  • 宝飾品・産業用としての需要
  • 現物投資としての需要

宝飾品・産業用としての需要

まず前提として、金の供給は鉱山生産によって年間約3,600トン(2021年)が提供されます。
そのうち、宝飾品需要が約1,800トン(2021年予想)と、金の需要全体で一番高い割合を占めます。

産業用としての需要は324トンと、宝飾品と比べると比較的少なく、主にパソコンやスマートフォン、半導体、自動車部品などに利用されます。

金の宝飾品・産業用需要については、以下の記事で詳しく解説しています。
>金(ゴールド)の需要|宝飾や工業用などの需要について解説

現物投資としての需要

宝飾品が金需要の多くを占める一方で、次に多い分野が投資需要です。
2021年のデータによれば、現物取引とETF(上場投資信託)を合わせると1,246トン、中央銀行が420トンでした。

金の投資需要については、以下の記事で詳しく解説しています。

>金(ゴールド)への投資需要|現物投資について解説
>金(ゴールド)への投資需要|代表的な上場投資商品も解説

続いて、金の供給要因は、主に以下2つあります。

  • 鉱山生産
  • 二次供給(リサイクル)

鉱山生産

金は世界中の鉱山から生産されており、上述した通り、2021年には年間約3,600トンが供給されました。
2020年では、中国が368トンと世界一のゴールド生産国を誇ります。

金の鉱山生産については、以下の記事をご参考下さい。
>金(ゴールド)の需要と供給について|国別ゴールド鉱山生産量も解説

二次供給(リサイクル)

二次供給(リサイクル)は、宝飾品やパソコン、スマートフォンに使われている電子部品を回収し、溶かして再利用することです。
2021年は、鉱山生産が約3,600トン、二次供給が約1,200トンでした。
鉱山生産の約3分の1は、持続可能な供給源として期待できます。

金の供給については、以下の記事で詳しく解説しています。
>金(ゴールド)の供給|埋蔵量と資源量、二次供給(リサイクル)も解説

【変動要因②】
米ドルの値動きに影響される

金の基本通貨単位は、米ドル建てです。
金と米ドルは逆相関の関係にあり、一般的に米ドルが上昇すれば金は下落し、米ドルが下落すれば金は上昇します。
金を取引する際は、米ドルの変動要因も把握しておくことが重要です。

米ドルの変動要因は様々ですが、基本的には米金利動向を注視しておくと良いでしょう。
米金利と米ドルは相関関係にあり、一般的に米金利が上昇すれば米ドルも上昇、米金利が下落すれば米ドルも下落する傾向があります。

つまり、米金利と金は逆の動きをする関係にあります。
米金利が上昇すれば金は下落し、米金利が下落すれば金は上昇するということです。

米金利上昇=金下落
米金利下落=金上昇

米金利の動向は米ドルや金相場にとって重要であり、必ず把握しておきたい指標です。

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    >「米国債利回りの推移」の活用方法|ゴールドとの関係性について詳しく解説

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【変動要因③】
地政学的なリスクの影響

金は「有事の金」とも呼ばれ、地政学リスクが高まると買われやすい傾向にあります。

    地政学リスクとは?

    特定の地域が抱える政治的・軍事的な問題が、その地域や世界経済に影響を与え、その先行きを不透明にするリスクを指します。
    世界的な金融危機を発生させたリーマンショック(2008年に発生)、軍事的な緊張を発生させたロシアウクライナ問題(2022年発生)などが、地政学リスクの一例です。

現在(2023年時点)では、ロシアウクライナ問題や台湾問題などが注目されており、世界では軍事的な緊張が続いています。
金価格も高値付近で推移しており、地政学リスクが高まると金の需要が増加する傾向が見受けられます。

【変動要因④】
インフレ(インフレーション)の影響

金は守りの資産としての役割もあり、インフレ(インフレーション)が発生した際にも、需要が高まる傾向があります。

    インフレ(インフレーション)とは?

    物価が上昇することで、通貨の価値が下がってしまう事象のことです。
    具体的には、100万円で購入可能だったものが、110万円支払わなければ購入できなくなる状態を指します。

金がインフレに強い資産として注目を浴びるようになったのは、1970年代に2度のオイルショックが発生した際です。
これによりインフレが引き起こされ、金の価格は急騰しました。
その後、2022年に発生した世界規模のインフレでは、金価格は2023年に高値を更新しました。
これらの事例から、金はインフレ対策として有用なヘッジ機能を果たす資産とされています。

【変動要因⑤】
中国・インドなど新興国の経済成長による需要の高まり

投資需要としても高い金は、各国の中央銀行からの需要も高い資産とされています。
2020年代に入ってからは、新興国の中央銀行、特に中国やインドなどが、米ドル資産から金へ移行する動きを積極的に進めています。

中国やインドなどの新興国は、今後経済成長が期待される地域であり、金の需要が一段と高まる可能性があります。
また、これら実需が金の下値を支える要因ともなっています。

各国の中央銀行による金需要は、以下の記事で詳しく解説しています。
>金(ゴールド)の需要|公的機関(中央銀行)での需要について解説

5.金の短期取引ならCFD取引

CFD(Contract for Difference)とは、別名「差金決済取引」とも呼ばれます。
実際の現物を保有することなく、金や原油といった商品や世界の株価指数などに投資を行うことが可能です。

通常の現物取引では、お金を支払うことで実際の金を受け取ります。
その後、金を保有したり売却したりと自由に取引を行うことが可能です。

一方CFDは、売買差益を目的とした取引であり、将来的に決済することを前提としています。
取引を行う際は、証拠金と呼ばれる担保のようなものを預け入れし、決済を行い発生した損益のみをやり取りします。

CFDと現物取引の違い
(出典:OANDA証券

以下で、金をCFDで取引するメリットやデメリットについて詳しく見ていきましょう。

6.金をCFDで取引する3つのメリット

金をCFDで取引するメリットは、主に以下3つあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【メリット①】
レバレッジを活用した取引が可能

CFD取引は、レバレッジを活用した取引が可能です。

    ・レバレッジとは?

    レバレッジとは、元手となる資金以上の取引が行える仕組みです。
    たとえば、元手となる資金を10万円用意した場合、本来は10万円分の取引しか行えません。
    しかしレバレッジを10倍活用すれば、10万円で100万円分の取引を行えます。
    これは、取引に必要な資金を10分の1に抑えられることを指します。

CFDで活用できる最大レバレッジ倍率は、CFD会社や銘柄によって異なりますが、10倍~20倍程度です。
レバレッジを高く活用すれば、その分大きな利益を期待できます。

しかし、高いレバレッジの取引は、その分大きな損失を発生させる可能性もあります。
損切り資金管理を行い、リスクを抑えた取引を心がけることが大切です。

    ●OANDA証券の金CFD取引は「最大20倍」までレバレッジを活用できる

    OANDA証券の金CFD取引は「最大20倍」までレバレッジを活用できるので、約12,368円(2023年8月時点)から取引を行えます。

    必要証拠金は、銘柄の現在レートや米ドル/日本円(USD/JPY)の現在レートで変わります。
    最新のデータは以下からご確認下さい。
    >商品CFD 取扱銘柄

    また、OANDA証券では、レバレッジ倍率や必要証拠金などを簡単に算出できる「証拠金・損益シミュレーション」の提供を行っています。
    取引前に、事前に確認をしておきましょう。

    証拠金・損益シミュレーション

    証拠金・損益シミュレーションは、以下よりご確認下さい。
    >証拠金・損益シミュレーションはこちら

【メリット②】
ほぼ24時間リアルタイムでの取引が可能

CFD取引は、ほぼ24時間リアルタイムで取引を行うことが可能です。
金価格は日々変動しているので、取引チャンスや突発的な事案が発生し相場が急変動した際などでも、柔軟に対応できます。

また、日中は仕事で忙しいビジネスパーソンの方でも、仕事終わりの夜に取引を行うことも可能です。

    ●OANDA証券の金CFD取引は「ほぼ24時間」取引ができる

    OANDA証券の金CFD取引は、平日の7時~翌6時まで、ほぼ24時間取引を行えます。
    以下は、OANDA証券が提供する商品CFDの取引時間です。

    OANDA証券の金CFD取引は「ほぼ24時間」取引ができる
    (出典:商品CFD 取引時間

    商品によって異なりますが、金だけではなく、原油や天然ガスなども、ほぼ24時間取引を行うことができます。

【メリット③】
売りからでも利益を期待することが可能

CFD取引は、買いだけではなく、売りで利益を期待することも可能です。
相場は上昇と下落を繰り返して変動しますが、下落局面でも利益を期待できます。

CFDは売りからでも利益を期待することが可能
(出典:OANDA証券

相場の変動は不規則であるため、相場分析を行い取引のタイミングを見極める必要があります。
取引ツールの選定やインジケーターの使い方など、相場分析を行うには様々な要素が必要です。

    ●OANDA証券の金CFDは世界中のトレーダーに大人気の高機能ツール「MT4/MT5」での取引ができる

    OANDA証券の金CFDは世界中のトレーダーに大人気の高機能ツール「MT4/MT5」での取引ができる

    OANDA証券が提供するCFD取引は、世界中の投資家たちから利用されている高機能取引ツール「MT4(MetaTrader4)/MT5(MetaTrader5)」を活用した取引が可能です。

    MT4/MT5は、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発・提供している取引ツールで、無料で利用できます。
    EA(自動売買)を活用した取引や50種類以上のインジケーターが無料で利用できるなどから、全世界で数百万人以上のトレーダーから愛用されている取引ツールです。

    またOANDA証券では、約70種類以上のMT4/MT5専用オリジナルインジケーターを無料で提供しています。
    お客様からご要望の多いインジケーターや、MT4/MT5の標準装備にありそうでなかったインジケーターなど、独自の技術やデータを駆使して作成しています。

    約70種類以上のMT4/MT5専用オリジナルインジケーターを無料で提供

    たとえば、MT4/MT5で標準装備されている「MACD」は、2本のライン(MACDは柱状グラフ、シグナルはラインで表示)で表示されておらず、売買シグナルがわかりづらい欠点があります。
    OANDA証券が開発したオリジナルインジケーター「OANDA_MACD」なら、2本のライン(MACD、シグナルともラインで表示)で表示されており、さらにヒストグラムも加えたより使いやすいインジケーターとなっています。

    「OANDA_MACD」の詳細は、以下の記事をご参考下さい。
    >カスタムインジケーター「OANDA_MACD」について詳しく紹介
    >デフォルトのMT5、MT4にはなかったヒストグラム付きMACDを紹介

    以下は、OANDA証券が提供するMT4/MT5のオリジナルインジケーター一覧です。
    >MT4/MT5のおすすめインジケーターライブラリ
    >MT4版OANDAラボNEWインジケーター
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7.金をCFDで取引する3つのデメリット

金をCFDで取引するデメリットは、主に以下3つあります。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【デメリット①】
インカムゲインを期待できない

金CFD取引では、ポジションを保有しているだけで利益が付与される仕組みはありません
株式投資でいう配当、FXでいうスワップポイントのようなインカムゲインを期待した取引は行えません。
売買差益を期待するキャピタルゲインが基本です。

【デメリット②】
取引コストが発生する

金CFD取引では、以下の取引コストが発生します。

ファイナンシングコスト

ファイナンシングコストとは、ポジションを翌日まで持ち越すと金利の支払いが発生する仕組みです。
別名「オーバーナイト金利」とも呼ばれ、ポジションを長期的に保有すると、その分支払いが発生します。

スプレッド

スプレッドとは、まだ損失が確定していない未実現損失として、取引ごとに計上される仕組みです。
取引手数料のようなものであり、取引を行った分の支払いが発生します。

【デメリット③】
ロスカットリスクがある

金CFD取引では、一定の損失を抱えるとロスカットが執行されます。
ロスカットとは、CFD会社が定める一定の証拠金維持率を下回ると、強制的にポジションが決済される仕組みです。

ロスカットは、預けた証拠金以上の損失を発生させないようにする、投資家保護の役割があります。
しかし実際に執行されてしまうと、証拠金の大半を失ってしまいます
損切りや資金管理を行い、ロスカットが執行されないようにする必要があります。

8.OANDA証券で金CFD取引を始める方法

OANDA証券で金CFDを始める方法は、以下の通りです。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

OANDA証券の口座開設を行う

まず、OANDA証券の口座開設を行います。
口座開設をスムーズに行うために、以下3つのものを用意しておきましょう。

  • 1. メールアドレス
  • 2. 本人確認書類
  • 3. マイナンバー

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必要書類や口座開設のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説

はじめから実際のお金で取引を行うのに抵抗がある方は、デモトレードから始めてみましょう。
デモトレードなら取引に失敗しても実際のお金が減るわけではないので、気軽にCFD取引を体験できます。

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デモトレードについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>FXのデモトレードならOANDA証券|MT4/MT5で今すぐ無料体験

マイページにてCFD用のサブアカウントを作成する

OANDA証券の口座開設後は、マイページにてCFD用のサブアカウントを作成します。
その後、取引プラットフォーム「MT4/MT5」をインストールし、CFD用サブアカウントに入金を行えば、取引を始められます。

CFD用のサブアカウントの作成や「MT4/MT5」のインストール、入金方法の詳しいやり方は、以下の記事を参考にしてください。
>OANDAでのCFD取引を開始するまでの流れ

OANDA証券のCFDの取引概要に関しては、以下の記事を参考にしてください。
>株価指数CFD取引概要

またOANDA証券のCFD取引に関するその他の質問に関しては、以下の記事を参考にしてください。
>よくある質問

まとめ

最後に、本記事で解説した内容についてまとめます。

  • 金は長期的に見ると上昇トレンドを形成しており、長期的には上昇目線
  • 短期的には、投資家や中央銀行などの売りも考えられるので、一時的な下落も考えられる
  • 2023年8月時点の金価格は、高値圏で推移しており、急な下落も考える必要がある

OANDA証券では、既に金投資を行っている方に向けて、金取引に役立つオリジナルインジケーターを豊富に提供しています。
また、金取引を検討している初心者の方にも、基礎コンテンツを提供しています。
詳しくは、以下を御覧下さい。

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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