最終更新日:2023年5月11日 16時58分
FXは1万円から始められるの?OANDAは少額から取引可能なFX会社
FXは1万円から始められるの?
FXは1万円からの取引が可能です。しかしFXは、FX会社によって取引を始められる資金が変わります。なぜならば、FX会社によって最小取引数量が変わるからです。
最小取引数量は、FX会社やFX会社が提供する取引コースなどにより、1通貨や1,000通貨、10,000通貨などと決められています。
1通貨や1,000通貨、10,000通貨の具体的な取引金額は、以下の通りです。(1ドル100円、通貨ペアは米ドル/日本円と想定)
- 1通貨(1ドル)の取引:1ドル×100=100円分の取引
- 1,000通貨(1,000ドル)の取引:1,000ドル×100=100,000円分の取引
- 10,000通貨(10,000ドル)の取引:10,000ドル×100=1,000,000円分の取引
最小取引数量が1通貨の場合、100円分の取引からFXを始められます。1,000ドルの場合は、100,000円です。
またFXは外国為替証拠金取引とも呼ばれており、証拠金を担保に取引を行います。証拠金取引は、取引金額に対する一定の割合を掛けた証拠金額を預入すれば取引を始められます。
例えば米ドル/日本円の場合、ほとんどのFX会社で取引金額の4%(個人の場合)の証拠金で取引可能です。つまり上記で解説した取引金額の4%以上を預入れすれば、取引を始められます。
- 1通貨(1ドル)の場合:100円×4%=4円
- 1,000通貨(1,000ドル)の場合:100,000円×4%=4,000円
- 10,000通貨(10,000ドル)の場合:1,000,000円×4%=40,000円
1通貨の場合は4円、1,000通貨の場合は4,000円、10,000通貨の場合は40,000円からの取引が可能です。つまり、1通貨や1,000通貨からの取引が可能なFX会社であれば、1万円からFXを始められます。
FXを1万円で取引した場合の損益は?
FXを1万円で取引した場合の損益は、ロット数(Lot)や獲得Pips数(ピップス)、通貨ペアによって変わります。ロットとは、取引数量です。FXはロット数の上げ下げによって、取引数量を調整します。
例えばロット数が高い取引は、大きな利益を期待できる反面、大きな損失を出すリスクも高まります。逆にロット数を抑えた取引は、大きな利益を期待できませんが、大きな損失を出すリスクを抑えられます。
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ロットに関しては、「FXのロット(Lot)とは?計算式やロット数の決め方などを紹介」をご参考ください。
Pipsとは、値幅を表す最小単位です。獲得Pipsが多いほど、大きな利益を得られます。Pipsに関しては、「pipsとは?損益の計算方法やMT4/MT5でpipis表示にする方法」をご参考ください。
FXの損益計算は、以下の通りです。
- 円絡みの通貨ペア(米ドル/日本円など)の場合:獲得Pips×0.01×取引単位=損益
- 円絡みではない通貨ペア(ユーロ/米ドルなど)の場合:獲得Pips×0.0001×取引単位=損益
1万円からの取引であれば、1通貨や1,000通貨からの取引が一般的です。上記計算式を踏まえ、1通貨や1,000通貨の損益は以下の通りです。(米ドル/日本円の場合)
獲得Pips数 | 1通貨 | 1,000通貨 |
---|---|---|
1Pisps | 0.01円 | 10円 |
10Pisps | 0.1円 | 100円 |
100Pisps | 1円 | 1,000円 |
1通貨からの取引なら1Pipsの変動で0.01円、1,000通貨なら1Pipsの変動で10円の損益です。1万円からの取引では、あまり大きな利益を期待できないでしょう。
しかしこれからFXを始める初心者の方が、仮に1万円という取り組みやすい金額の証拠金でFXを試してみたいなら、まずは1通貨や10通貨など小さいロットからスタートすると良いでしょう。
FXを少額から始めるメリットやデメリットについて、以下で詳しく解説します。
FXを小さいロット(取引金額)で始めるメリット
FXを小さいロット(取引金額)で始めるメリットは、以下の通りです。
- リスクを抑えた取引を始められる
- 取引経験を積みやすい
- 精神的負担が少ない
リスクを抑えた取引を始められる
少額からの取引は、大きな損失を出すリスクを抑えられます。FXはプロのトレーダーでも損失を出します。言い換えれば、必ず利益を得られる取引手法や相場分析方法などはありません。
初心者の方は、FXですぐに結果を求める傾向があります。大きな資金で取引を始め、大きな損失を出して相場から退場するのはよくある失敗例の一つです。
仮に損失を発生させてしまっても、少額からの取引ならばそれほど大きな損失にはならないでしょう。
取引経験を積みやすい
少額からの取引は、経験を積みやすいメリットがあります。FXのスキルを向上させるには、実践経験が何より大切です。
仮に少額からの取引とはいえ、取引に失敗して損失を発生させる場合もあります。しかし、大きな資金で取引するよりは、損失額もそれほど大きくはありません。
大きな資金で取引を始めるよりも、少額からの取引のほうが積極的に取引を行い取引経験を積みやすいでしょう。
精神的負担が少ない
少額からの取引は、精神的な負担を抑えられます。大きな資金で取引を行う場合、少額から取引を始めるよりも損益額が大きいです。つまり資金が大きいほど、精神的負担が高まります。
初心者の方が精神的負担の高い取引を行えば、仕事や家事・育児など本来やるべきことに集中できない可能性があります。FXのために仕事や家事・育児などを犠牲にするのは、本末転倒です。
精神的負担が少ない少額からの取引なら、心に余裕のある取引を行えます。
FXを小さいロット(取引金額)で始めるデメリット
FXを小さいロット(取引金額)で始めるデメリットは、以下の通りです。
- 大きな利益を期待できない
- 強制ロスカットのリスクもある
大きな利益を期待できない
少額からの取引は、大きな利益を期待できません。ある程度投資経験のある方であれば、物足りなく感じるでしょう。
しかしFXは、すぐに利益を出せるほど簡単な投資ではありません。投資経験者であってもFXのスキルが足りなければ、大きな損失を出すリスクが高まります。
始めから大きな利益を上げようとせず、少額からFX取引に慣れていきましょう。
強制ロスカットのリスクもある
少額からの取引とはいえ、高いレバレッジでの取引は強制ロスカットを誘発させます。強制ロスカットとは、一定の損失を発生させると強制的にポジションの決済が行われる仕組みです。
預けた証拠金以上の損失を防ぐ投資家保護を目的としています。しかし急な価格変動や窓上げなどが発生した場合、ロスカットが間に合わない場合があります。
強制ロスカットに安心して高いレバレッジでの無理な取引を行えば、預けた証拠金以上の損失を出す可能性もあるでしょう。
少額からとはいえ、高いレバレッジでの取引は推奨しません。
強制ロスカットについては、「ロスカットとは?計算方法や回避する対策、メリット・デメリットを紹介」をご参考ください。
FX初心者の方は少額から取引を始めよう
FXを少額から始めるメリット・デメリットについて上述しました。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、これからFXを始める初心者の方が1万円の証拠金からFXを試されるなら、まずは1通貨や10通貨など小さいロットから取引をしてみましょう。
前述したようにFXは必ず利益を得られる投資ではありません。プロのトレーダーでも損失を出します。FXで長期的に利益を上げ続けるには、損失を最小限に抑える必要があります。
損失を最小限に抑えるには、相場観や損切りなど取引スキルの向上が必須です。取引スキルはすぐに向上するものではなく、長期的な取り組みによって向上します。
FX経験が少ない初心者の方が取引を行っても、すぐに利益を上げ続ける投資家になるのは難しいでしょう。
大きな損失を出して相場から退場するリスクが高い初心者の方は、まず少額からの取引を推奨します。
相場観や損切りなど取引スキルに自信を持てるようになってから、資金を追加して取引を始めましょう。
少額から取引を始めるならOANDA証券をご検討ください
OANDA証券では、以下のサービスを行っています。
- 1万円からの取引が可能
- 取引に役立つ豊富な取引ツールの提供を行っている
- デモトレードからの体験も可能
1万円からの取引が可能
OANDA証券が提供する取引サービス「fx Trade」では、1通貨からの取引が可能です。米ドル/日本円で1ドル100円と想定すると、約4円から取引を始められます。
つまり1万円の証拠金でも、1通貨という小さいロットでトレードすればロスカットを過度に心配することなくトレードを始められます。
またOANDA証券では、これからFXを始める初心者の方向けに、豊富な学習コンテンツを提供しています。初心者の方は、FXを学びながらリスクを抑えた取引が可能です。少額からの取引なら、OADNA証券をご検討ください。
取引に役立つ豊富な取引ツールの提供を行っている
OANDA証券では、取引に役立つオリジナルツールやオリジナルインジケーターなどを豊富に提供しています。
例えばOANDA証券のオリジナルツール「OANDAオーダーブック」では、OANDAグループの顧客取引状況をグラフ化して表示します。未約定のオーダー状況を把握でき、新規注文がどこに溜まっているか、ストップロスがどこに溜まっているかなどの分析が可能です。
「オーダーブック」では、将来の価格がどのように動くのかを予想するのに役立ちます。エントリータイミングや損切りタイミングを決める際に、ご活用いただけるでしょう。
「オーダーブック」の他にも、OANDA証券では以下のオリジナルツールを提供しています。
- 「ボラティリティ グラフチャート」
- 「通貨の強弱チャート」
- 「通貨別強弱グラフ」
- 「IMM通貨ポジション」
また「MT4/MT5用オリジナルインジケーター」の利用も可能です。例えばMT4/MT5にデフォルトで入っていない「RCI(OANDA_RCI)」もご活用いただけます。
インジケーターのダウンロード方法やチャートへの設定方法などに関するコンテンツも豊富に提供しております。これからFXを始める初心者の方でも、スムーズにご利用いただけます。
このようにOANDA証券では、取引レベルに応じてコンテンツやツールを豊富に提供しています。OANDA証券の口座をお持ちであれば、全て無料で利用可能です。
これからFXを始める初心者の方、既にFXを始めており他のFX会社の口座開設も検討している方など、ぜひOANDA証券の口座開設をご検討ください。
デモトレードからの体験も可能
OANDA証券では、デモトレードのサービスを提供しています。デモトレードとは、仮想資金を使い実際の取引が体験できるサービスです。
仮想資金を使うデモトレードは、万が一取引に失敗しても実際の資金が減りません。自由に取引を体験でき、初心者の方でも気軽にFXを体験できるサービスです。
少額からとはいえ実際の資金で取引するのは不安な方は、デモトレードから取引を始めるのも良いでしょう。
OANDA証券のデモ口座の口座開設は、「OANDA Japan 無料デモ口座の開設」から可能です。
FXについてさらに詳しく知りたい方は、以下のコンテンツをご参考ください。
FX初心者にオススメのコンテンツ

これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:0120-923-213 またはお問い合わせフォームから
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