金CFDのトレードアイデア｜平均足とボリンジャーバンドを用いて日足で順張りする方法を解説

1.使用するテクニカルの紹介

この記事では、金CFD（XAUUSD）で、トレンドの継続を利用した順張りのトレードアイデアを紹介します。
金相場で短期的なトレードを行う場合、順張りが有効なケースが少なくありません。
直近の値幅を超えたところでエントリーし、その後トレンドが続けば、収益を大きくする期待ができます。

トレンドが明確になるかは、市場動向を一定期間見極める必要があります。
エントリー後にトレンドの継続が確認できれば、その流れに乗って収益の拡大を狙っていきます。
また、いつトレンドが終了したかの判断も重要です。
この点も理解した上でエントリーできれば、上昇局面でも下落局面でも収益機会を捉えることができます。

このトレードアイデアは、エントリーのタイミングを計る上で、日足の平均足の終値とボリンジャーバンドの位置関係を見極めるのがポイントです。
また、決済の目安としてオシレーター系指標のRSIを使用します。
それでは最初に使用するテクニカルの概要から解説しましょう。

使用するテクニカルの概要説明

　　　　　 　　　　　　　 　　　　　 　　　　　　　 　　　　　 　　　　　　　 　

平均足	ローソク足を改良し、トレンドの発生や継続、終了を判断しやすくした指標。 トレンド発生時には同じ色のローソク足が連続（陽連/陰連）しやすく、トレンド転換時には色の切り替わり（陽転/陰転）が発生します。
ボリンジャーバンド	移動平均線を中心とし、その上下に標準偏差（σ：シグマ）をバンド状に表示した指標です。 移動平均線の向きや、その上下に位置する標準偏差の拡大・収縮などによって、トレンドの方向性や強弱を分析できます。
RSI	Relative Strength Indexの略で、日本語に訳すと「相対力指数」です。 一定期間の値動きのうち、上昇と下降のどちらの度合いが大きいかを0～100の値で表します。 30以下なら売られ過ぎ、70以上なら買われ過ぎと判断できます。

画像１は、XAUUSDの日足に期間20、偏差0.5のボリンジャーバンドと、期間7のRSIを表示したチャートです。
平均足の終値が、ボリンジャーバンドの上限・下限を超えたかどうかでトレンドを判定します。
終値が上限を超えたら上昇トレンド、下限を超えたら下降トレンドとみなします。

また、RSIでトレンドの継続性を見極めることが可能です。
RSIが80を超えたところから80を割り込んだら上昇トレンド終了、20を割り込んだところから20を超えたら下降トレンド終了のサインと判断します。

画像1/相場のトレンドを判断する基準

2.トレード手順

相場のトレンドを確認後、トレンドフォローでエントリーします。
ここでは上昇トレンドを買いで狙うトレード手順を解説します。
下降トレンドを売りで狙う場合は、この条件を反転させて考えます。

＜手順①＞
エントリー

日足の平均足の終値が、ボリンジャーバンド（期間20）の＋0.5σの上に抜け出した場合に買いエントリーします。

＜手順②＞
利益確定

ポジション保有後、RSI（期間７）が80を超えたところから80を割り込んだら利益確定を検討します。
また、一定の値幅で利益確定を入れる方法も有効です。

＜手順③＞
損切り

平均足の終値が、ボリンジャーバンドの＋0.5σを下回ったら決済します。

画像2/トレード例

＜総括＞

金相場に対処する上で、順張り（トレンドフォロー）のトレードはきわめて理にかなっています。
トレンド発生の根拠をどうするかで、ポジションのエントリータイミングは大きく異なりますが、このトレードアイデアは判断基準が明確なので、初心者でも機械的にエントリーできます。

また、損失が大きくなる前に必然的にポジションを解消することになるため、結果的に損切りの際の損失が大きくなりづらいのもメリットです。

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