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FXを資産運用に選ぶ理由5つ|株・投資信託との違いやリスクも紹介


そもそもFXとは?


FXとは日本語で外国為替証拠金取引と呼びます。外国為替証拠金取引は、外国為替と証拠金取引を合わせた言葉です。

  • 外国為替:2つの異なる通貨を売買すること
  • 証拠金取引:取引する担保のようなもの

つまりFXは証拠金を担保に通貨を売買し、利益を得る投資方法といえます。

例えば1ドル100円で買いポジションを保有し1ドル101円で決済すれば、1円の利益が発生します。また1ドル100円で買いポジションを保有し1ドル99円で決済すれば、1円の損失です。

このようにFXでは、為替差益を狙って取引を行います。


FXが資産運用に選ばれる理由


ではなぜFXが資産運用に選ばれるのでしょうか?以下で詳しく紹介します。


少額から資産運用を始められる


FXは少額から資産運用を始めることが可能です。FX会社やそのFX会社が提供する取引コースにより、最小の取引数量が1通貨や1,000通貨、1万通貨のように定められています。

それぞれの最小取引数量による、具体的な取引金額は次の通りです。(1ドル=100円の場合を想定し、通貨ペアは米ドル円の場合を例にご案内します。)

  • 1通貨(1ドル)の取引:1ドル×100=100円分の取引
  • 1000通貨(1000ドル)の取引:1000ドル×100=100,000円分の取引
  • 10000通貨(10000ドル)の取引:10000ドル×100=1,000,000円分の取引

つまり、最小取引数量が1ドルの場合は、100円分の取引から、1000ドルの場合は、100,000円分の取引から始めることができます。そして、FX取引は証拠金取引なので、取引金額に対する一定の割合を掛けた証拠金額を預け入れることで取引を開始することができます。

ドル円の取引の場合は、ほとんどのFX会社で4%(個人の場合)の証拠金で取引を開始することができます。言い換えれば、上記の取引金額の4%分以上の証拠金を預け入れることで取引を開始することができるということです。

例えば、1通貨の場合は、100円の取引金額なので、最低4円あれば取引を開始することができます。

  • 1通貨の場合:100円×4%=4円 
  • 1000通貨の場合:100,000円×4%= 4000円
  • 10000通貨の場合:1,000,000円×4%= 40,000円

このようにFXは少額からの取引が可能であり、株式投資等に比べると、少額から投資を始めることができ、初心者の方でも始めやすい投資と言えるでしょう。

※これらの証拠金は取引を開始するのに必要最小限の証拠金です。


通貨への投資ができる


FXは米ドルや円などの通貨を対象とした投資です。一般的にこれから経済成長が見込める国の通貨は、価格が上昇する可能性もあります。FXを利用すれば、そういった国の通貨に投資することも可能です。


他の投資の為替ヘッジが期待できる


FXは他の投資を行っていた場合に為替変動リスクの回避、つまり為替ヘッジが期待できます。例えば投資信託や株などでアメリカの金融商品に投資をし、株価が上昇傾向で利益を得ていたとします。

しかし株価は上昇傾向でも為替が円高傾向であれば、利益が減少してしまいます。FXを利用すると、米ドルを売ることができるので、円高になっても為替で損失を出した分のリスクヘッジが可能です。


金利差(スワップポイント)で利益を得られる


FXは2ヵ国間の金利差によって、利益を得ることが可能です。2ヵ国間の金利差をスワップポイントと呼びます。

例えば日本円のような低金利通貨を売り、南アフリカランドのような高金利通貨を買うことでその差額を受け取れます。ただし低金利通貨を買い、高金利通貨を売ってしまうとマイナススワップとなり逆に支払いが発生するので注意しましょう。

FXのスワップポイントについてはこちら


24時間取引可能であり忙しい方でも取引しやすい


FXは原則平日の24時間取引を行うことが可能です。例えば株の投資は、9時から15時までしか取引を行えません。

平日は仕事で忙しい方が株の取引をするのは難しいです。その点FXであれば24時間取引が可能なため、仕事で忙しい方でも取り組みやすいと言えるでしょう。

FXの取引時間についてはこちら


FXのリスクやその対策


資産運用としてFXは魅力的ですが、当然リスクもあります。ここではFXのリスクとその対策について詳しく紹介します。


為替の変動によって損失を出すリスク


FXは為替の変動によって損失を出す、為替変動リスクがあります。相場は上がったり下がったりを繰り返すため、常に一方方向へ動いているわけではありません。

価格が上がると思って買っても、価格が下がり損失を出すときもあります。このようにFXは為替の変動によって、利益だけではなく損失も出すリスクが発生します。


対策:損切りを活用する


FXには勝率100%の取引手法や必ず機能するテクニカル分析などはありません。言い換えれば必ず損失を出します。

長期的に利益を上げ続けるためには、損失を最小限に抑えることが大切です。そのために必要なことは、損切りです。

特にFX初心者の方は損切りができず、その結果大きな損失を出してしまうパターンが多いと言えます。

為替変動リスクから大切な資金を守るためにも、損切りを活用できるようになりましょう。損切りのやり方については、以下の記事を御覧ください。

ストップロスとは?


レバレッジによって損失を出すリスク


FXはレバレッジによって損失を出す、レバレッジリスクがあります。レバレッジとは、少ない資金で大きな利益を得られる仕組みのことです。

レバレッジはFXの大きな魅力とも言えますが、間違った使い方をすれば大きな損失を出す可能性があります。

FXのレバレッジについてはこちら


対策:高いレバレッジでの取引はしない


国内FXの最大レバレッジは、25倍(個人の場合)と決められています。だからと言ってレバレッジ25倍で取引を行えば、リスクが大きく危険です。

適切なレバレッジの目安はありませんが、なるべく低レバレッジでの取引を心がけましょう。ただし低レバレッジでの取引でも損切りを活用しなければ、証拠金以上の損失を出す可能性もあります。


流動性リスク


FXの流動性リスクとは市場の取引量が少なく、思うように注文の発注や決済ができなくなるリスクのことです。

FXは売り手と買い手がいるため、取引が行えます。しかし流動性が低いと市場にいる売り手と買い手も少なくなるため、注文を発注しても成立しづらいと言えます。

逆に流動性が高ければ売り手と買い手もたくさんおり、希望通りの価格で約定しやすいと言えるでしょう。


対策:流動性の高い通貨ペアで取引を行う


流動性リスクは、通貨ペアによって変わります。米ドルや円、ユーロなどメジャー通貨と呼ばれる通貨は、流動性が高い傾向にあります。

逆にトルコリラやメキシコペソなどのマイナー通貨は、流動性が低いと言えるでしょう。まずは米ドルや円、ユーロなどメジャー通貨で取引することをおすすめします。

またメジャー通貨でも、一時的に流動性が低くなる場合もあります。それは重要な経済指標の発表前や年末年始、クリスマスなどです。

流動性が低くなる場合は、不要な取引を行わないようにしましょう。


FX・株・投資信託の違い


投資にはFXや株、投資信託など様々な種類があります。しかしどの投資を選ぶかによって、運用方法は大きく変わります。

例えばFXや株などは、自分で銘柄や通貨を選び取引するのが一般的です。しかし投資信託では、ファンドマネ―ジャーと呼ばれるプロが運用を行います。

このように投資によっては、自分で運用するかプロに任せるか変わってくるのです。

それぞれの違いについては、以下コンテンツで詳しく紹介しています。ぜひご参考ください。

FXと株の違いについてはこちら


FXの始め方ややり方


FXを始めるには、まずFX会社の口座開設を行う必要があります。口座開設に必要なものや流れなどは、以下コンテンツで詳しく紹介しています。ぜひご参考ください。

FXの口座開設についてはこちら


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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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問い合わせ先:お問い合わせフォームから


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