金CFDのトレードアイデア｜RSIを使い1時間足で順張りする方法を解説

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1．使用するテクニカルの紹介

この記事では、金CFD（XAUUSD）の取引で機能する、RSIを用いた順張りのトレードアイデアを紹介します。

金相場はトレンドが出ると続きやすいという特徴があり、基本的に逆張りではなく順張りでトレンドにしっかり乗るのが王道戦略とされています。
このトレードアイデアでトレンドを判断するのに使用するテクニカルは、オシレーター系指標の代表格であるRSIです。
RSIは相場の過熱感（買われ過ぎ/売られ過ぎ）を判断するのに役立つ指標で、一般的には逆張りのシグナルとして利用されることが多いですが、トレンドフォローにも活用可能です。

それではまず初めに、使用するテクニカルの概要から解説しましょう。

使用するテクニカルの概要説明

RSI	Relative Strength Indexの略で、日本語に訳すと相対力指数です。 一定期間の値動きのうち、上昇と下降のどちらの度合いが大きいかを0～100の値で表します。 30以下なら売られ過ぎ、70以上なら買われ過ぎと判断できます。 基本的には逆張りトレードの参考に用います。

画像１は、ゴールド（XAUUSD）の1時間足に期間7のRSIを表示したチャートです。

一般的に、RSIのパラメータは期間14または期間9が用いられますが、このトレードアイデアではそれよりも短い期間7を使って値動きへの感度をやや高めています。

また、RSIの20を売られ過ぎの判定基準、80を買われ過ぎの判定基準にするのも特徴です。
MT4/MT5のRSIは、デフォルトで30と70のレベルに補助線が引かれるので、プロパティ画面の「レベル」タブで数値を30→20、70→80に変更して表示しましょう。

画像1/RSIを表示したチャート

2．トレード手順

このトレードアイデアは、RSIの50ラインを利用したトレンドフォローの戦略で、一度利益を確定したあとに再エントリーしてさらに利益を伸ばせるのも特徴です。
ここでは、上昇トレンドを買いで狙う場合のトレード手順を解説します。
下降トレンドを売りで狙う場合は、この条件を反転させて考えます。

＜手順①＞
RSI（7期間）が50より下から50を超えたところでエントリー

RSI（7期間）の50をトレンドの判定基準とします。
RSIが50より下から50を超えたら上昇トレンドと見なし、エントリーします。
デフォルトでは50ラインが表示されないので、プロパティ画面の「レベル」タブで50を追加しておきましょう。

＜手順②＞
利益確定／損切り

エントリー後にRSIが80を超えたあと、80を下回ったところで利益確定を行います。
ただし、利益確定となる前にRSIが50を下回った場合には手仕舞いとします。

＜手順③＞
再エントリー

利益確定となったあと、RSIが再び80を超えたところで再エントリーを行います。
その後、80を下回った場合、あるいは50を下回った場合に手仕舞いします。

＜手順③-B＞
損切り

エントリー後に移動平均線（20期間）を下回ったら、損切りとします。

画像2/トレード例

＜総括＞

このトレードアイデアは、相場の行き過ぎを判断するRSIを、トレンドの把握に用いるのがポイントです。
RSIに代表されるオシレーター系のテクニカル指標は、明確なトレンドが出ている相場では機能しにくいとされていますが、この方法を用いればトレンド相場でも効果的に活用できます。
いったんトレンドが発生すると継続しやすい金相場においても、有用な指標です。
ここでは1時間足でのトレード例を紹介しましたが、5分足、15分足、30分足、4時間足、日足、週足など、さまざまな時間足にも対応できるので、自分の生活スタイルに合う時間軸で試してみると良いでしょう。

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