最終更新日:2023年9月21日 09時04分
米ドル(アメリカドル)とは?特徴や4つの変動要因、見通しなどを解説
米ドル(アメリカドル)は、アメリカ合衆国が発行する通貨です。
アメリカは、政治や経済力などで世界一を誇ります。
その信用力の高さから「米ドル」は、基軸通貨や国際決済通貨としての役割を持ち、世界で最も取引される通貨です。
米ドルの現在価格(2023年2月現在)は、以下で推移しています。
上記は、米ドル/日本円(USD/JPY)の月足チャートです。
2022年は、ロシアウクライナ問題などが影響し、世界各国でインフレが発生しました。
アメリカはインフレを抑えるべく、ハイペースな金融引き締め(利上げ)を実施。
その結果アメリカと日本の金利差が拡大したことは、米ドル/日本円上昇の一因となりました。
米ドルは、情報を取得しやすく日本人にとって馴染みのある通貨で、市場の流動性も高いことが特徴です。
本記事では、米ドルの基礎知識や今後の見通し、おすすめの運用方法などについて詳しく解説します。
まずは、米ドルの基礎知識から見ていきましょう。
なお米ドルのおすすめ運用方法について詳しく知りたい方は、以下のボタンから読み進めて下さい。

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なお、ドル/円に関する見通し記事は、以下の通りです。
【最新記事】>ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円は深夜に大幅円安となり148円台に到達|FOMCメンバーによる政策金利見通しを受けて(2023年9月21日)
>ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円はやや円安で147円台後半|市場はFOMCの結果待ち(2023年9月20日)
>ドル/円見通し(為替/FX ニュース ):ドル円は147円台半ばでやや円高|FOMCを控えて様子見(2023年9月19日)
目次
- 1.米ドル/日本円(USD/JPY)のリアルタイムチャート
- 2.米ドル(アメリカドル)の特徴
- 3.米ドル(アメリカドル)の価格変動に影響を与える4つの要因
- 4. 米ドル/日本円(USD/JPY)の価格推移
- 5. 米ドル/日本円(USD/JPY)の今後の見通し
- 6. 米ドル(アメリカドル)に投資する3つの方法
- 7. 米ドル(アメリカドル)をFXで投資する4つのメリット
- 8. 米ドル(アメリカドル)をFXで投資する3つのデメリット
- 9. OANDA証券でFXを始める方法
1.米ドル/日本円(USD/JPY)のリアルタイムチャート
- ※スプレッドは東京サーバーコースにある通貨/銘柄はTY3のものを表示しています。それ以外はNY4のものを表示しています。
- ※オンライン本人確認を利用した場合の最短時間。混雑状況等の事情により、お時間をいただく場合もございます。
上記は、米ドル/日本円(USD/JPY)のリアルタイムチャートです。
以下の記事からも、米ドル/日本円のリアルタイムチャートを確認できます。
>米ドル/日本円のリアルタイムチャートはこちら
2.米ドル(アメリカドル)の特徴
米ドルは、アメリカ合衆国の通貨です。
通貨コードは「USD」で、アメリカドルやUSドルなどとも呼ばれています。
米ドルは、アメリカの経済力や軍事力を背景に基軸通貨としての役割も持ちます。
基軸通貨とは?
基軸通貨とは、国際通貨の中心で支配的な役割を占める通貨です。
基軸通貨として認められるには、軍事力や経済力などが世界トップクラスで、信用力の高い国であることが条件です。
世界中の貿易や金融取引などでも扱われ、外貨準備(為替介入や外貨建て債務の返済などに使用される準備資産)としての需要も多く、他の通貨に比べて圧倒的に取引量が多いという特徴があります。
以下は、BIS(国際決済銀行)が発表した2022年の通貨別取引シェアです。
出典:BIS(国際決済銀行)
米ドルは40%以上を占めており、外国為替取引の多くが米ドルを介した取引を行っていることが分かります。
流動性が高く取引量の多い米ドルは、マイナーな通貨に比べると相場変動が小さく値動きが安定している傾向にあります。
なぜ取引量が多い通貨は値動きが安定している傾向にあるの?
通貨の価格は、需要と供給によって決まります。
取引量が多い(市場参加者が多い)ほど、買いたい人と売りたい人がすぐに見つかりやすく、値動きが安定する傾向にあります。
「有事のドル買い」という言葉があるように、市場のリスク回避色が強まり資金を安全資産へ移す局面(リスクオフ)では、米ドルは買われやすくなる傾向があります。
ただし2001年の同時多発テロの時は米ドルが売られるなど、米国で発生したリスクの場合は、米ドルが売られるケースもあります。
市場急変時は、リスクがどこにあるのかを柔軟に把握したうえで、状況に合わせて対応する必要があります。
以上、米ドルの基礎知識について解説しました。
では米ドル価格の変動要因はどのようなものがあるのか、以下で詳しく解説します。
3.米ドル(アメリカドル)の価格変動に影響を与える4つの要因
米ドルの価格変動に影響する要因は、主に以下4つあります。
- 1.FRBの金融政策
- 2.米国の経済指標
- 3.米国債利回りとの関係
- 4.金市場とは逆相関
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【変動要因1】
FRBの金融政策
米国の金融政策は、年8回行われるFOMC(連邦公開市場委員会)で決定されます。
FOMCは、米国の中央銀行「FRB(連邦準備制度理事会)」のメンバーと地区連銀総裁によって行われます。
FOMCでは、以下5つの情報に注視する必要があります。
- 1.声明文
- 2.FRB議長の記者会見
- 3.FOMCメンバーの経済見通し
- 4.議事要旨
- 5.FOMCメンバーのコメント
上記5つの情報が米ドルの値動きに大きな影響を与えます。
たとえば、声明文では金融政策の変更の有無や決定事項などが発表されます。
米国が金融引き締め(利上げ)を行う展開になれば米ドルが買われやすくなり、金融緩和(利下げ)を行う展開になれば米ドルが売られやすくなるのが一般的です。
FRBの金融政策は、以下のような流れで行われます。
実際に、政策金利の変動により米ドルはどのように推移したのかを見てみましょう。
米国と日本の政策金利推移を比較
以下は、米国と日本の政策金利推移を比較したものです。
2022年、米国は政策金利を引き上げてきたのに対して、日本は低金利政策を続けており、米国と日本の金利差は拡大しました。
では、米ドル/日本円のチャートを見てみましょう。
上記は、2003年から2023年の値動きを表した米ドル/日本円の月足チャートです。
米国と日本の金利差が拡大すると、米ドル/日本円は大きく上昇しています。
これは米ドルが買われ、日本円が売られていることを意味します。
日米の金利差が顕著に拡大した2022年~2023年の1年間では、米ドル/日本円は約40円の上昇を見せています。
FOMCの見方については、以下の記事を御覧下さい。
>FOMC(連邦公開市場委員会)後の情報収集について
またOANDA証券では、FRB議長の記者会見をリアルタイムでLive配信しております。
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>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説
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>FRB議長、ECB総裁、日銀総裁の記者会見動画
【変動要因2】
米国の経済指標
米国に限らずですが、世界各国では様々な経済指標が発表されます。
経済指標とは?
経済指標とは、各国の経済状況を表す統計データです。
物価や金利、景気などの経済状況を、政府や中央銀行など公的機関が集計して算出します。
経済指標の結果次第では、金融市場に大きな影響を与えます。
たとえば、物価の動きを測る経済指標に「CPI(消費者物価指数)」があります。
CPIが上昇すると、物価が上昇していることを意味します。
米国経済が好調で景気過熱に伴い物価が高騰している時は、FRBは物価上昇を抑えるために金融引き締めを行います。
金融引き締めを行うことで、景気の過熱を和らげることに繋がります。
一方で米国経済の成長が減速し物価を押し下げる時は、金融緩和(利下げ)を行います。
国債等の債権を買い入れて市場にお金が出回るようにして、景気を刺激し物価上昇を促します。
金融引き締めは通貨の価値を引き上げる政策で米ドルの買い材料となり、金融緩和は通貨の価値を引き下げる政策で米ドルの売り材料となるのが一般的です。
ただし物価上昇率が他国に比べて高い状態が中長期的に続くようであれば、経済不安を招き、通貨の価値を下げるリスクもあります。
そうなれば、売り材料となる場合もあります。
米国で注意すべき経済指標は、CPIだけではありません。
たとえば「雇用統計」などは、注目を集めやすいです。
その他にも上述した「政策金利」や「PCEデフレータ」など、様々な経済指標に注目をする必要があります。
各国の経済指標は、定期的に発表されます。
経済指標の発表予定については、以下よりご確認いただけます。
>経済指標カレンダー
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「CPI」「政策金利」「PCEデフレータ」など、米ドルに大きな影響を与える経済指標が一目で把握できます。
米国だけではなく、ユーロ圏や日本など他の国の経済指標も把握できます。
また国別に比較することも可能です。
経済指標をすべて把握するのは時間がかかり、手間がかかる作業です。
経済指標が発表されると随時更新されるので、ぜひ以下のページをブックマークして最新のデータを素早く取得して下さい。
>OADNA証券の国別経済指標はこちら
【変動要因3】
米国債利回りとの関係
米ドルと米国債利回りは連動して動くケースがあります。
たとえば、市場のリスク許容度が拡大する場面での米国債利回りの上昇は、米ドルの買い材料となるのが一般的です。
しかし米国債の信用低下による金利上昇は、米ドルの売り材料となることもあります。
以下は、ドルインデックスと米国債10年利回り、米国債2年利回りの値動きを比較したチャートです。
相関性が出ている局面と出ていない局面が分かれており、一概に相関性を見出すのは難しそうです。
FXは通貨ペアで取引するので、もう片方の通貨の国債利回りもあわせて確認すると相関性が見えてくる場合もあります。
たとえば以下は、米ドル/ユーロ(ユーロ/米ドルを逆にしたもの)と米国債10年利回りからドイツ国債10年利回りを引いたものを比較したチャートです。
綺麗な相関性があるとは言い難いですが、同じ方向に動く時もあり、トレンドを把握する際の参考にすることもできるでしょう。
米ドル/日本円なら米国債と日本国債の利回り差、英ポンド/米ドルなら英国債と米国債の利回り差と比較すると、相関性を把握しやすくなります。
またTradingview(トレーディングビュー)では、通貨ペアを逆にして表示することや各国の利回り差を表示することなど、様々な条件でチャート上に表示することが可能です。
OANDA証券では、それらのやり方を分かりやすくコンテンツとして提供しています。
ぜひご参考下さい。
通貨ペアを逆にする方法は、以下の記事を参考下さい。
>TradingView(トレーディングビュー)の通貨ペアを逆に表示する方法
各国の利回り差を表示する方法は、以下の記事を参考下さい。
>Trading Viewでドル円と日米10年債利回りを比較する方法
【変動要因4】
金市場とは逆相関
米ドルと金市場は、逆相関の関係になる傾向があります。
つまり米ドルが上昇すると金価格が下落し、米ドルが下落すると金価格が上昇します。
以下は、米ドル/日本円と金価格の上昇率を比較したチャートです(2018年1月を起点とした2023年2月までの米ドル/日本円とドル建て金価格の上昇率を比較)。
2022年は比較的分かりやすい逆相関になっていることが分かります。
米ドル/日本円の上昇(米ドル高)という状況に対し、金価格は下落しています。
米ドルと金が逆相関になる理由は、金価格が米ドル建てであることも影響します。
ドルが高くなれば金は安くなり、ドルが安くなれば金は高くなります。
また金は保有していても金利がつかないという側面があります。
米国の景気が良く、金利が上昇している場合は、米ドルへ投資するほうが魅力的に思えるでしょう。
しかし世界経済や米国の景気が不安定になり、各国が金利を引き下げる局面では
安全資産として金が買われるケースもあります。
たとえばリーマンショックやコロナショックなど経済不安のリスクが高まった時、米ドルや米ドル建ての資産が大きく下落する反面、金価格が上昇することもありました。
なお原油価格も米ドルと逆相関することはありますが、原油市場は他の要因で上下することも多いので、金市場のほうが逆相関は出やすいです。
OANDA証券では、金(ゴールド)に関する基礎知識のコンテンツやリアルタイムチャート、最新ニュースなどの提供を行っています。
●OANDA証券では金(ゴールド)に関する様々なサービスを提供している
金のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツール、金に関する最新ニュースの提供を行っています。
米ドルに投資するなら金の値動きや情報などを把握しておくと良いでしょう。
金のリアルタイムチャートや取引に役立つオリジナルツール、金に関する最新ニュースは、以下の記事から御覧下さい。
>金(XAU)リアルタイムレート
また金に関する基礎コンテンツの提供も行っているので、初心者の方はぜひご参考にして下さい。
金に関する基礎コンテンツは、以下から御覧下さい。
>金(ゴールド)投資とは?積立、現物、先物、ETF、CFDを比較
4.米ドル/日本円(USD/JPY)の価格推移
以下は、2003年~2023年まで過去20年間における米ドル/日本円(USD/JPY)の価格推移です。
20年間の値動きを見ると、レンジ相場と言える米ドル/日本円の値動きです。
2022年からレンジ相場を抜けて、上昇トレンドが発生しているようにも見えます。
以下で、過去20年間に起きた象徴的な出来事を解説します。
2007年 サブプライムローン問題
2007年には、米国でサブプライムローン問題が顕在化しました。
サブプライムローンとは、低所得者向けに高金利で融資を行う住宅ローンを指します。
返済能力の低い低所得者に高金利で融資を行った結果、資金回収ができず住宅ローン会社の破綻に繋がり、金融機関も連鎖的に損を被った問題です。
サブプライムローン問題により、121円付近で推移していた米ドル/日本円は、2007年の年末に110円付近まで下落しました。
2008年 リーマンショック
サブプライムローン問題の混乱が続く中、2008年には米国大手投資銀行リーマンブラザーズが破綻。
これが100年に一度の金融危機とも呼ばれるリーマンショックであり、その影響は全世界に波及しました。
リーマンショックから、日本は長らく円高に苦しめられます。
米ドル/日本円は100円も割れ、2009年以降も円高が続き、一時75円台まで下落しました。
2022年 ロシアウクライナ問題
2022年2月に、ロシアがウクライナのNATO(北大西洋条約機構)加盟阻止などを理由に、ウクライナ国内へ軍事侵攻を行いました。
その結果、世界的なサプライチェーンの混乱を招き、世界各国で深刻なインフレを発生させました。
インフレを抑えるべく、米国のFRBはハイペースな金融引き締め(利上げ)を実施。
米国と日本の金利差が拡大し、2022年は米ドルが買われ円が売られるという相場となりました。
110円付近で推移していた米ドル/日本円ですが、一時150円付近までの上昇を見せました。
今後の米ドル/日本円相場も、引き続きインフレ動向に注目する必要があります。
では、今後の見通しについて以下で詳しく見ていきましょう。
5.【2023年】米ドル/日本円(USD/JPY)の今後の見通し
前述したように、2023年の米ドル/日本円の見通しを分析する上で、米国のインフレ動向に注視する必要があります。
まず、現在(2022年3月1日時点)の米国のインフレ動向について見てみましょう。
米国のインフレ動向を把握するのに、多くの投資家はCPI(消費者物価指数)に注目をしています。
以下は、米国のCPIです。
2022年6月の「+9.1%」を最後に、それ以降は減少傾向にあります。
2022年12月のFOMCでは、2023年の利上げペースも減速されることが決定しました。
こうした背景から、2023年は利上げ停止時期や利下げ時期に市場の関心が集まっています。
CPIと同様に、FRBが米国のインフレ動向を把握する指標に「PCEデフレータ」があります。
PCEデフレータとは、個人消費支出のデータをもとに物価の動向をはかる経済指標です。
インフレ動向を把握する経済指標として、CPIとともに注目を集めます。
以下は、個人消費支出とPCEデフレータの推移です。
個人消費支出とPCEデフレータともに、上昇していることが分かります。
特に個人消費支出は、前月比「+1.8%」と大幅に上昇しています。
米国ではインフレ圧力がまだまだ強いという見方を示す結果となりました。
FRBがインフレへの対策を続ける一方で、足元ではシリコンバレー銀行が破綻するなど、金融引き締めによる別のリスクも浮上。
2023年3月のFOMCでは0.25%の利上げを発表したものの、継続的に利上げが行われる地合いではなくなったとも考えられます。
現状、日米の金利差は広がったままですが、米ドル/日本円が2022年のように一方向に上昇するとは限らず、上値の重い展開も予想されます。
6.米ドル(アメリカドル)に投資する3つの方法
米ドルに投資する方法は、主に以下3つあります。
- 1.FX(外国為替証拠金取引)
- 2.外貨預金
- 3.外貨建てMMF(投資信託)
それぞれ詳しく見ていきましょう。
FX(外国為替証拠金取引)
FXは「Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)」の略で、日本語では外国為替証拠金取引と呼びます。
米ドルや日本円など世界各国の通貨を交換することで、損益が発生する投資です。
FXの主なメリットは、レバレッジの活用で少額から資金効率の良い取引が行えること。
レバレッジは最大25倍(個人の場合)まで活用できるので、取引に必要な資金を25分の1にまで圧縮することもできます。
たとえば1ドル100円の時に1万通貨(1万ドル)の取引を行う場合、本来は100万円の資金が必要ですが、レバレッジを活用すれば4万円から取引を始めることが可能です。
1万通貨の場合、1円の値動きがあれば1万円の利益を得られます。
4万円の証拠金でその25%に値する1万円の利益を得られるので、レバレッジの恩恵によって少額から資金効率の良い取引を実現できます。
ただしレバレッジは、取引に失敗するとその分大きな損失を発生させる恐れがあることに注意しましょう。
FXについての詳細は、以下の記事を参考にして下さい。
>FXとは?どのような投資?初めての方でも知っておきたい9つの基礎知識
外貨預金
外貨預金は、日本円を米ドルやユーロなど世界各国の通貨に両替をして預金する投資方法です。
米ドルやユーロなど世界各国の通貨の中には、日本円よりも金利が高い通貨もあります。
預金期間に応じて変わりますが、その金利差が利息となって受け取れます。
外貨預金の主なメリットは、日本円を外貨に両替をするという点です。
FXでいうと、レバレッジ1倍で取引したようなもので、また両替した外貨を使用できることも特徴です。
シンプルな投資方法なので、初心者の方でも始めやすいでしょう。
ただし外貨預金も為替変動リスクがあります。
外貨に両替したタイミングよりも円高(もしくは外貨の価値が下がる)となれば、損失や元本割れが発生する可能性もあります。
外貨建てMMF(投資信託)
外貨建てMMFとは、米ドルやユーロなどで運用する外貨建ての投資信託です。
投資信託とは?
投資信託とは、投資家から集めたお金を一つにまとめ、専門家が株式や債権に投資を行う運用方法です。
投資家は投資額に応じて、利益が分配されます。
投資信託の詳細については、以下の記事から御覧下さい。
>投資信託とは?投資法人とは?概要をGT東京法律事務所の弁護士が解説
外貨建てMMFでは、格付が高く信用性のある海外債券などで運用されることが特徴です。
外貨建てMMFでは比較的金利が高い証券に投資し、中には利回りの高い外貨建MMFもあります。
ただし外貨預金と同様に、為替変動リスクがあります。
タイミング次第では、損失や元本割れが発生するリスクもあります。
以上、米ドルに投資する3つの方法について解説しました。
米ドルにはどの投資方法がおすすめ?
それぞれの投資方法を、以下で表を使い比較します。
FX (外国為替証拠金取引) | 外貨預金 | 外貨建てMMF (投資信託) | |
---|---|---|---|
FX (外国為替証拠金取引) |
外貨預金 | 外貨建てMMF (投資信託) |
|
売買方法 | 買い/売り | 買いのみ | 買いのみ |
レバレッジ | 最大25倍 (個人の場合) |
無し | 無し |
手数料 | 無し (スプレッドが発生) |
あり | あり |
決済期限 | 無し (好きなタイミングで決済可能) |
普通預金はなし | 無し |
取引時間 | 原則24時間 (土日を除く) |
金融機関によって異なる | 金融機関によって異なる |
米ドルへ投資するのに、どの投資方法が優れているか劣っているかという判断は難しいです。
なぜならばそれぞれの投資方法にはメリットやデメリットがあり、どの投資方法がおススメなのか断定できません。
投資方法を決める際は、自分のライフスタイルや状況に応じて選ぶと良いでしょう。
またいくつかの投資方法を組み合わせることも検討できます。
たとえば外貨預金や外貨建てMMFで米ドルに投資を行っている場合、買いのみでしか利益を狙えません。
相場が下落基調の時は、含み益の減少や含み損を抱えるケースもあります。
しかし売りからも利益を狙えるFXなら、下落相場の時でも利益を狙え、外貨預金や外貨建てのリスクヘッジとしても活用できます。
一つの投資方法にこだわらず、それぞれのメリットやデメリットを踏まえたうえで、時には組み合わせて使うのも選択肢の一つでしょう。
以下で、米ドルをFXで投資するメリットやデメリットについてさらに詳しく解説します。
7.米ドル(アメリカドル)をFXで投資する4つのメリット
米ドルをFXで投資するメリットは、主に以下4つあります。
- 1.レバレッジを活用した取引が可能
- 2.原則24時間取引可能
- 3.スワップポイントでの利益も得られる
- 4.外貨預金や外貨建てMMFの為替ヘッジとしても利用可能
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【メリット1】
レバレッジを活用した取引が可能
FXは、最大25倍(個人の場合)までレバレッジを活用した取引が可能です。
これは、取引に必要な証拠金が25分の1に圧縮できることを指します。
たとえば1ドル100円の場合、1万通貨(1万ドル)の取引を行う際に必要な証拠金は100万円です。
25倍のレバレッジを活用すれば、25分の1である4万円から取引を行えます。
1万通貨は1円の値動きがあれば、1万円の損益が発生します。
取引に成功すれば、4万円の証拠金で1万円の利益を狙えます。
レバレッジを活用することで、資金効率の良い取引が行えます。
レバレッジについての詳細は、以下記事を御覧下さい。
>【初心者向け】FXのレバレッジとは?計算方法とリスクの抑え方を解説
FXでは「最小取引数量」が設定されています。
最小取引数量が1万通貨のFX会社もあれば、1000通貨、1通貨から取引可能な会社もあります。
●OANDA証券では1通貨単位からの取引が可能
OANDA証券が提供する取引コースの一つ「ベーシックコース」では、1通貨単位からの取引が可能です。
約4円(1ドル100円計算)という少額から取引を始められます。
レバレッジを利用した取引は資金管理ができないと、元手の大半を失ってしまうリスクもあります。
FXの取引に慣れるまでは、少額から取引可能なFX会社を選ぶと良いでしょう。
OANDA証券の取引コース「ベーシックコース」なら少額から取引を始められるので、初めてFXを取引する方でも、徐々に慣れます。
「ベーシックコース」は、OANDA証券の口座をお持ちであれば利用可能です。
口座をお持ちでない方は、以下のボタンより口座を開設してください。
【メリット2】
原則24時間取引可能
FXは、原則24時間(土日を除く)取引可能です。
日中が忙しいビジネスパーソンの方は、仕事終わりの夜に集中して取引を行うなど、ライフスタイルに合わせた投資が行えます。
また急な為替変動が発生した場合でも、市場は24時間空いているので、外貨預金などと比べ臨機応変に対応することが可能です。
ただし為替市場は、時間帯によって主に取引される通貨や取引量が変わるので、各時間帯に合った取引戦略も考えるようにしましょう。
FXの取引時間についての詳細は、以下を御覧下さい。
>FXの取引時間は?相場が活発に動く時間帯やリスク回避方法も解説
【メリット3】
スワップポイントでの利益も得られる
FXは為替差益の他に、スワップポイントでの利益を狙えます。
スワップポイントとは?
スワップポイントとは、通貨ペアを構成する2ヵ国間の金利差によって得られる損益です。
金利が高い通貨を買い、金利が安い通貨を売る「キャリートレード」を行えば、基本的に金利差相当分の金銭を日々受け取れます。
スワップポイントの詳細については、以下の記事を御覧下さい。
>スワップポイントとは?計算方法や仕組み、3つのデメリットなどを解説
FXは頻繁に取引を行い、利益を狙うデイトレードやスキャルピング以外に、スワップポイントで中長期的な利益を狙うことも可能です。
現在(2023年2月27日時点)、米ドルの金利は「+4.75%」、日本円は「-0.1%」です。
今の日米金利差が続くかどうかは不明ですが、現状の水準なら米ドル/日本円でのキャリートレードでも利益を十分に狙える金利差と判断できます。
なおOANDA証券で米ドル/日本円を取引した場合に、1日に付与されるスワップポイントは、以下のカレンダーから御覧いただけます。
>OANDA Japanのスワップカレンダー
- 取引開始日:2023年3月2日
- 通貨ペア:米ドル/日本円
- 用意する資金:100万円
- レバレッジ倍率:5倍
- 運用年数:5年
●OANDA証券の「スワップポイント・シミュレーター」なら受け取るスワップポイントを自動計算できる
OANDA証券の「東京サーバー(TY3コース)用スワップポイント・シミュレーター」を使えば、付与されるスワップポイントがいくらなのかをシミュレーションできます。
取引を行う通貨ペアと金額、レバレッジ倍率、運用年数を入力するだけと、使い方は簡単です。
たとえば、以下の条件でシミュレーションを行ったとします。
シミュレーション結果は、以下の通りです。
5年後の2028年3月2日には、3,953,162円(+2,953,162円の利益)と計算できました。
今回は米ドル/日本円のシミュレーションを行いましたが、他の通貨ペアでも行いたい方は、以下より行えます。
>東京サーバー(TY3コース)用スワップポイント・シミュレーター
●シミュレーションについて
こちらのシミュレーションは、お客様が入力した通貨ペアの昨日のスワップポイントが変動しなかったと仮定した場合です。
実際の相場では、それぞれの通貨の金利変動によりスワップポイントも変動する場合があります。
またこちらのシミュレーションは、本日の為替レート及び昨日のスワップポイントに基づいて行ったものであり、将来の成果をお約束するものではありません。
参考程度としてください。
【メリット4】
外貨預金や外貨建てMMFの為替ヘッジとしても利用可能
FXは、買いと売りの両方で利益を狙うことが可能です。
たとえば外貨預金や外貨建てMMFで米ドル関連の金融商品に投資して、含み益があったとします。
相場は一方向にずっと動かず、上昇と下落を繰り返しながら動きます。
仮に相場が下落している時であれば、含み益が減少したり含み損を抱えたりする恐れがあります。
中には常に為替レートが気になってしまう人もいるでしょう。
外貨預金や外貨建てMMFでは相場が下落局面では新たに利益を狙うこともできず、機会損失を発生させてしまいます。
一方、売りから利益を狙えるFXなら、相場が下落時にも利益を狙えます。
取引に成功すれば、機会損失を防ぐことや外貨預金・外貨建てMMFの為替ヘッジとしても期待できます。
以上、米ドルをFXで投資するメリットについて解説しました。
以下では、FXのデメリットについて解説します。
8.米ドル(アメリカドル)をFXで投資する3つのデメリット
米ドルをFXで投資するデメリットは、主に以下3つあります。
- 1.レバレッジは大きな損失を発生させるリスクもある
- 2.スプレッドが発生する
- 3.ロスカットリスクがある
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【デメリット1】
レバレッジは大きな損失を発生させるリスクもある
レバレッジを活用した取引は資金効率の良い取引を行えます。
しかし、大きな利益を狙える反面、取引に失敗すると大きな損失を発生させるリスクがあります。
預けた証拠金に対して適切なポジション数量で取引を行わないと、ロスカットリスクも高めてしまいます。
レバレッジを活用した取引では、資金管理が必要です。
資金管理のやり方はいくつかありますが、まずは「リスクリワード」を考えましょう。
リスクリワードとは?
リスクリワードとは、1回の取引でどのくらいの利益を狙うのか、どのくらいの損失で収めるのかという、利益と損失の比率です。
つまり1回の取引でとるリスクに対して、どのくらいの利益を得るのかを数値化できます。
リスクリワードを活用することで、今の取引手法で将来的に利益を上げ続けられるのかを把握できます。
リスクリワードの詳細については、以下の記事を御覧下さい。
>FXのリスクリワード比率とは?計算ツールや改善方法を解説
リスクリワードは、プロの投資家でも意識しながら取引を行っています。
FXで長期的に利益を狙いたいなら、リスクリワードのやり方は覚えておきましょう。
●OANDA証券の「FX、CFD用資産シミュレーション」ならリスクリワード比率を把握でき投資戦略を考えるのに役立つ
OANDA証券が提供する「FX、CFD用資産シミュレーション」は、口座資産や想定する損失額・勝率などを入力し、口座資産の変化をシミュレーションできます。
将来的に利益を得ていくには、1回の取引でどの程度のリスクをとるのか、どの程度の利益を狙っていけばよいのかなどをイメージできます。
リスクリワードを改善する上での参考データとして、ぜひ活用してください。
ただしこのシミュレーションを使い良い結果が出たとしても、将来の取引結果を約束するものではありません。
あくまでも現在のトレード戦略を見直すという目的でご使用ください。
またこのシミュレーションは無料で使えますが、OANDA証券の口座をお持ちの方は、より実践に近い形でシミュレーションを行えます。
詳しくは、以下の記事をご確認ください。
OANDA証券の口座開設は、以下のボタンより行えます。
【デメリット2】
スプレッドが計上される
FXは、取引ごとにスプレッドが計上されます。
スプレッドとは?
スプレッドは、売値(Bid)と買値(Ask)の差です。
未実現損失(まだ確定していない損失)として取引ごとに計上されるので、取引手数料のようなものと考えてよいでしょう。
スプレッドの詳細は、以下の記事を御覧下さい。
>FXのスプレッドとは?計算方法や広がる要因、取引コストを抑える方法
ただしスプレッド=取引コストと考えている方も多いでしょうが、取引コストはスプレッドだけではありません。
約定スピード(注文を出してから、実際に注文が約定されるまでの速さ)やスリッページ(注文を出した価格と約定価格が異なる現象)なども関係するので、スプレッドが狭いFX会社なら取引コストを抑えられるという考えは正解ではありません。
FXの取引コストを抑えたいのであれば、スプレッドだけではなく、約定スピードやスリッページの発生状況などを踏まえてFX会社を選ぶと良いでしょう。
●OANDA証券では約定スピードやスリッページの発生率を随時公開している
OANDA証券では、注文到達から約定までのスピード、スリッページの発生率などを随時公開しています。
取引の透明性を高め、改善に努めることでお客様に「リアルスプレッド№1」の提供を目指しています。
OANDA証券が考える「リアルスプレッド№1」とは、「見えているスプレッド+約定力」です。
表面的な見せかけだけのスプレッドではなく、約定力を強化することで、本当の意味でお客様に最狭水準のスプレッドを提供できると考えています。
取引コストを少しでも抑えたい方は、ぜひOANDA証券での取引をご検討下さい。
OANDA証券の口座開設は、以下のボタンより行えます。
【デメリット3】
ロスカットリスクがある
FXは、ロスカットリスクがあります。
ロスカットとは?
ロスカットとは、損失がある一定以上の水準を超えた場合に強制決済される仕組みです。
ロスカットには投資家が預けた証拠金以上の損失を発生させないようにする、投資家保護の役割があります。
万が一ロスカットが執行されてしまった場合、原則一定の証拠金は口座内に残ります。
ただし急な価格変動が発生した場合、ロスカットが間に合わず、大きな損失を抱えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。
ロスカットの詳細は、以下の記事を御覧下さい。
>ロスカットとは?計算方法や回避策などを初心者向けに解説
万が一、ロスカットが間に合わなければ、預けた証拠金以上の損失を発生させてしまう可能性があります。
証拠金を多めに入金したり資金管理を行ったりと、対策を行う必要があります。
●OANDA証券の「証拠金・損益シミュレーション」ならロスカット水準を事前に把握できる
OANDA証券が提供する「証拠金・損益シミュレーション」は、ロスカット水準を自動で算出できます。
口座資産や通貨ペア、取引数量など必要事項を入力するだけで誰でも簡単に利用可能です。
ロスカット水準を事前に把握しておくことで、どのくらいのリスクを取ればよいのかが明確に分かります。
適切なリスク管理を行うためにも、ぜひOANDA証券の「証拠金・損益シミュレーション」を活用し、事前にロスカット水準を把握しておきましょう。
「証拠金・損益シミュレーション」は、以下のリンクから利用できます。
>「証拠金・損益シミュレーション」の利用はこちら
9.OANDA証券でFXを始める方法
OANDA証券でFXを始める方法は、以下の通りです。
手順1:OANDA証券の口座開設を行う
手順2:マイページにてFX用のサブアカウントを作成する
それぞれ詳しく見ていきましょう。
OANDA証券の口座開設を行う
まず、OANDA証券の口座開設を行います。
口座開設をスムーズに行うには、以下3つのものを用意しておきましょう。
- 1.メールアドレス
- 2.本人確認書類
- 3.マイナンバー
以下のボタンから、OANDA証券の口座開設フォームに飛べます。
必要書類や口座開設のやり方については、以下の記事を参考にしてください。
>FXの口座開設のやり方【図解付き】|必要書類や審査基準も徹底解説
また、はじめから実際のお金で取引を行うのに抵抗がある方は、デモトレードから始めてみましょう。
デモトレードなら取引に失敗しても実際のお金が減るわけではないので、気軽にCFD取引を体験できます。
以下のボタンから、OANDA証券のデモトレード用の口座開設フォームに飛べます。
デモトレードについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>FXのデモトレードならOANDA証券|MT4/MT5で今すぐ無料体験
マイページにてFX用のサブアカウントを作成する
OANDA証券で口座開設が完了したら、以下のステップを踏みサブアカウントを開設してください。
- 1.パスワードの初期化をしてマイページにログイン
- 2.サブアカウントの作成
- 3.証拠金の入金
サブアカウントの詳しいやり方は、以下の記事を参考にして下さい。
>OANDA証券口座開設後のお手続きについて
10.OANDA証券のFX取引に関するよくある質問
OANDA証券のFX取引に関するよくある質問にお答えします。
- 米ドル/日本円はいくらから取引を始められますか?
OANDA証券では、取引コースによって最小取引数量が変わります。
つまり取引コースによって始められる資金が異なります。
それぞれの取引コースの最小取引数量は、以下の通りです。- 1.fx Trade:1通貨単位
- 2.MT4(ベーシックコース・プロコース):1,000通貨単位
- 3.MT4(東京サーバーコース:10,000通貨単位)
なおOANDA証券では、取引コースの最適診断を行っています。
どの取引コースにしようか迷っている方は、ぜひ以下の記事を参考にして下さい。
>取引全コース・オプション比較- レバレッジはどのくらい活用できますか?
- 米ドル/日本円のスプレッドはどのくらい計上されますか?
OANDA証券が提供する米ドル/日本円の最新スプレッドは、以下の記事を参考にして下さい。
>スプレッド比較- 米ドル/日本円のスワップポイントはどのくらい付与されますか?
OANDA証券が提供する米ドル/日本円の最新スワップポイントは、以下の記事を参考にして下さい。
>OANDA Japanのスワップカレンダー
以上、OANDA証券のFXに関するよくある質問についてお答えしました。
OANDA証券のFXに関するその他の質問に関しては、以下の記事を参考にしてください。
>よくある質問
まとめ
最後に、この記事で紹介した米ドルについてまとめます。
- 1.米ドルは基軸通貨や国際決済通貨としての役割がある
- 2.米ドルは市場の流動性や取引量が多く、値動きが安定している傾向にある
- 3.金融政策・経済指標・米国債利回り・金などが主な変動要因
- 4.2023年の米ドル相場は、インフレや金利動向などに注視する
- 5.FX・外貨預金・外貨MMFなどが米ドルに投資する主な手段
- 6.FXは少額から資金効率が良い取引やライフスタイルに合った取引が可能
- 7.OANDA証券のFX取引では米ドル系の通貨ペアを豊富に提供
OANDA証券では、これからFXを始める初心者の方に向けて、様々な基礎コンテンツを豊富に提供しています。
FX取引をご検討の方は、以下の記事を読み進めて下さい。
FX初心者にオススメのコンテンツ

これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
会社名:OANDA証券株式会社
所在地:東京都千代田区平河町1-3-13 CIRCLES平河町 10階
加入協会:一般社団法人金融先物取引業協会 / 日本証券業協会 / 日本商品先物取引業協会 / 日本投資者保護基金
登録番号:第一種 金融商品取引業 関東財務局長 (金商) 第2137号
問い合わせ先:0120-923-213 またはお問い合わせフォームから
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