エントリーとは｜FX取引におけるエントリーの意味・よくある質問を解説（えんとりー）

FXなどの証拠金取引において、新規に取引を始めることをエントリーと呼びます。

本記事では、エントリーの意味などについて解説します。

• 目次

• 1.エントリーとは
• 2.エントリーの使用例
• 3.エントリーに関するQ&A
• 4.【まとめ】エントリーとは｜FX取引におけるエントリーの意味・よくある質問を解説

エントリーとは

エントリーとは何か、以下の項目について解説します。

• ・意味
• ・「エントリー」と表現する金融商品

意味

エントリーとは、主に証拠金取引で使われる用語で、金融商品を新規に売買すること（新規にポジションを建てること）を意味します。

同じことを意味する言葉として、「新規買い（新規売り）」「ロング（ショート）」「新規建て」「仕掛け」などが使われる場合もあります。

対義語はエグジット（イグジット）です。

FX取引は、エントリーで始まり（ポジションを建て）、エグジットする（ポジションを決済する）ことで完了します。

出典：MT4

「エントリー」と表現する金融商品

エントリーという用語は、多くの金融商品で使われるわけではありません。

一般的に、FXを代表とする証拠金取引で使用され、株式投資や投資信託などでは使われません。

株式投資などでは、「株（投資信託）を買う」「株（投資信託）を購入する」などが使用される傾向にあります。

エントリーの使用例

エントリーは、取引の開始そのものを指し、買いか売りかの区別をしません。

買い注文だと明示したい場合には、「買いエントリーする」などと表現します。

また、他の名詞と結びついて、下記のように用いられる場合もあります。

下のチャートは、エントリーポイント（タイミング）として広く知られる「ゴールデンクロス」が発生している状況です。

チャートには2本の移動平均線（SMA）を表示しており、矢印部分で短期SMAが長期SMAを下から上に抜けています。

ゴールデンクロスをエントリールール（トリガー）としている場合は、ここでエントリーします。

出典：MT4

エントリーに関するQ&A

エントリーに関して、よくある疑問点は以下のようなものです。

• ・エグジットとの違いは何ですか？
• ・FXで新規ポジションを持つという意味の用語は他にありますか？

エグジットとの違いは何ですか？

エグジットとは、保有ポジションを決済することです。

一般的には全ポジションの決済を指し、エグジットすると保有ポジション数がゼロになります。

ポジションを部分的に決済して残りのポジションを維持する場合は、「ポジションの一部をエグジットする」などと表現します。

エグジットという言葉を使わず、「ポジションを決済する」等が使われることも珍しくありません。

FXで新規ポジションを持つという意味の用語は他にありますか？

複数の言い回しで、新規にポジションを持つという意味を表現できます。

新規買い、新規売りが使われる例では、それぞれ「買いで取引を始めること」「売りで取引を始めること」を意味します。

新規建てや仕掛けは、売り買いどちらかを示さない言い方です。

ロングは「買い」を意味し、「ロングでエントリーする」などと表現します。

逆に、ショートは「売り」を意味し、「ショートでエントリーする」と使われます。

ロングやショートなどは買いや売りの方向も同時に示しており、この点でエントリーとやや異なるといえます。

【まとめ】エントリーとは｜FX取引におけるエントリーの意味・よくある質問を解説

エントリーとは、金融商品で新規に取引を始めることを意味し、主に証拠金取引で使用されています。

一方、株式や投資信託などでは使われることがありません。

FX取引は、エントリーで始まりエグジットで終わり、トレードの内容を表現する場合にはこれらの用語が用いられます。

類似表現がいくつかあるので、それらもまとめて覚えておくと良いでしょう。