FX初心者の方

【FXチャートの見方】分析方法やチャートの種類などを初心者向けに解説


チャートとは、過去の為替レートの値動きをグラフ化したものです。
FXではチャートを見て分析しながら、将来の為替レートの値動きを予測します。
FXで利益を上げ続けるなら、チャートの見方を覚えるのは必須です。

FXの相場分析方法には、「ファンダメンタルズ分析」と「テクニカル分析」の2種類があります。
FXでは、一般的に過去の値動きから将来の値動きを予測する「テクニカル分析」が主流です。
チャートはテクニカル分析を行うための必須ツールなので、精度の高い分析を行うためにも見られるようにしましょう。

本記事では、FXチャートの見方を初心者の方向けに詳しく解説します。

1.FXチャートの見方

冒頭でも述べたように、チャートとは過去の為替レートの値動きをグラフ化したものです。
縦軸は価格、横軸は時間を表し、時間の経過とともに価格がどのように変化したのかを確認できます。
では、実際のチャートを見ていきましょう。

FXチャートとは

上記は、Tradingview(トレーディングビュー)のローソク足チャートを表示しています。

ローソク足チャートとは、1本の足で「始値(はじめね)」「終値(おわりね)」「安値(やすね)」「高値(たかね)」の4本値が把握できます。

    始値(はじめね)とは?
    一定期間において、最初に取引が成立した価格

    終値(おわりね)とは?
    一定期間において、最後に取引が成立した価格

    安値(やすね)とは?
    一定期間において、最も安い価格

    高値(たかね)とは?
    一定期間において、最も高い価格

始値と終値は「実体」と呼ばれる四角形で表示され、安値と高値は「ヒゲ」と呼ばれる上下に伸びる線で表示されます。
以下は、ローソク足チャートとその詳細を表示した画像です。

ローソク足チャートとその詳細を表示した画像

ローソク足チャートでは、価格が上昇して出来た足を「陽線(ようせん)」、価格が下落して出来た足を「陰性(いんせん)」と呼びます。
陽線なら一定期間は買いが強かったことを表し、陰線なら一定期間は売りが強かったことを表します。
以下は、陽線が完成されるまでの値動きのイメージ画像です。

陽線が完成されるまでの値動きのイメージ画像

始値よりも高い位置で終値が確定すれば「陽線」、つまり一定期間買いが強かったと判断できます。

また一定期間と述べましたが、FXチャートでは5分足や15分足など、様々な期間を表示させることが可能です。
たとえば15分足で陽線が出現すれば、その15分間は買いが強かったと判断できます。

FXチャートの主な期間は、以下の通りです。

                                                         
期間 意味
分足(ふんあし)分単位の値動きを表示する足
(1分足、5分足、15分足、30分足など)
日足(ひあし)1日の値動きを表示する足
週足(しゅうあし)1週間の値動きを表示する足
月足(つきあし)1ヶ月の値動きを表示する足

FXチャートは、以下のようにすぐ時間足を切り替えられます。

すぐ時間足を切り替えられる画像

月足や週足は長期的なトレンドを表し、それ以下の時間足では短期的なトレンドを表します。
スキャルピングやデイトレードなど短期売買を行うのであれば「分足や日足」、スイングトレードやスワップポイント取引など長期売買を行うのであれば「週足や月足」をメインに取引を行うと良いでしょう。

なおローソク足は、いくつかの足を組み合わせることで相場の反転を予測できます。
ローソク足を使ったチャート分析方法は、以下の記事を参考にしてください。

ローソク足チャートとは?見方や使い方、分析方法などを紹介

    なぜ為替レートは動くのか?

    為替レートは、需要と供給によって動きます。
    簡単に言うと、買いたい人が多ければ(需要が高ければ)為替レートは上昇し、売りたい人が多ければ(供給が高ければ)為替レートは下落します。

    なぜ為替レートは動くのか?

    たとえばFXでは、米ドル/日本円(USD/JPY)といった米ドルと日本円を組み合わせた「通貨ペア」を選択し、売買を行います。
    米ドルを買いたい人が多ければ為替レートは上昇しますが、逆に日本円を買いたい人(=米ドルを売りたい人)が多ければ為替レートは下落します。

FXチャートは、需要と供給によって価格が上下に動きながら一定方向へ動きます。

またローソク足チャート以外にも、以下2種類のチャートがあります。

  • 1.バーチャート
  • 2.ラインチャート

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【チャートの種類1】
バーチャート

バーチャートとは、上記で解説したローソク足と同様に、1本の足で「始値(はじめね)」「終値(おわりね)」「安値(やすね)」「高値(たかね)」の4本値が把握できます。

ローソク足との違いは、実体と呼ばれる四角形がないことです。
ローソク足は実体の色で陽線・陰線を判断しますが、バーチャートは始値と終値がどちらにあるかで陽線・陰線を判断します。

バーチャートはシンプルさが特徴的で、欧米のトレーダーから人気があるチャートです。

バーチャート

バーチャートの使い方やチャートに表示させる方法は、以下の記事で詳しく解説します。

バーチャートとは?言葉の意味や見方、MT4/MT5への設定方法も紹介

【チャートの種類2】
ラインチャート

ラインチャートは、終値のみを表示させたシンプルなチャートです。
ローソク足やバーチャートに比べ情報量は少ないですが、そのシンプルさから相場の流れを確認するのに適しています。

また相場の流れを把握する手段として、チャート上にサポートラインやレジスタンスラインを引く方法があります。
ラインチャートなら、サポートラインやレジスタンスラインを引く際に、一目でどこに引けばよいのかがわかります。
サポートラインやレジスタンスラインについては、本記事の「2.FXチャートの見方のコツ」で解説しています。

ラインチャート


以上、FXチャートの見方や種類について解説しました。

FXチャートは、時間の経過とともに価格がどのように推移したのかを把握できます。
需要と供給によって動いていくので、投資家心理(トレーダーの欲望や願望など、人間の心理)を読み取ることも可能です。

またFX初心者の方によくある間違いとして、「短期足しか見ない」ことがあります。
たとえ短期売買を行う際でも、月足や週足を使って分析すると良いでしょう。
その理由を、以下で詳しく解説します。

2.FXチャートの見方のコツ

前述した通り、FXチャートを見て相場分析を行う際は、月足や週足といった長期足から分析を行うと良いでしょう。
相場のトレンド(相場の方向性)は、長期足によって作られます。
5分足や15分足といった短期足ばかりを見ていると、長期的な方向性を分析できません。
その結果、高値掴みや安値掴みを引き起こしてしまうリスクがあります。

    高値掴みとは?
    相場の高値圏で買ってしまい、その後価格が下落している状態

    安値掴みとは?
    相場の安値圏で売ってしまい、その後価格が上昇している状態

高値掴みや安値掴みを発生させてしまうと、大きな損失を発生させるリスクが高まります。

まずは長期足を確認し、今のトレンドは上昇なのか下落なのか、それともレンジなのかを把握することが大切です。
短期足を見るのは、長期足のトレンドを把握したうえで、注文を発注するタイミングに使うと良いでしょう。

しかしFX初心者の方には、長期足を見ただけではなかなか相場のトレンドを分析するのは難しいです。
そこでチャートにラインを引くことで、FX初心者の方でも相場のトレンドを掴みやすくなります。
FXチャートに引く主なラインは、以下の通りです。

  • 1.トレンドライン
  • 2.サポートライン
  • 3.レジスタンスライン

それぞれの意味や引き方などを詳しく見ていきましょう。

トレンドライン

トレンドラインとは、相場の方向性を分析する際にチャート上に引く線のことです。
線の引き方を覚えるだけで相場を分析できるので、初心者の方にも使いやすい相場分析方法です。

トレンドライン

FX相場には、トレンド相場(上昇トレンド・下降トレンド)とレンジ相場の2種類があります。
あくまで感覚値ですが、FX相場はトレンド相場よりもレンジ相場の発生率のほうが多いです。
トレンド相場はレンジ相場ほど発生率は高くありませんが、一度発生すると継続して続く可能性があります。
そのためトレンド相場に乗ることができれば、大きな利益を期待できます。
トレンドラインを引くことで、現在の相場がトレンド相場なのか、レンジ相場なのかを分析することが可能です。

トレンドラインの引き方については、以下の記事を参考にしてください。
トレンドラインとは?言葉の意味や引き方、使い方などを詳しく紹介

なお、トレンドラインには、以下2種類のラインがあります。

  • 1.レジスタンスライン(上値抵抗線)
  • 2.サポートライン(下値支持線)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

レジスタンスライン(上値抵抗線)

レジスタンスライン(上値抵抗線)とは、上値を抑えているラインのことです。
下降トレンドを分析する際に使用し、高値と高値を繋ぎ合わせてラインを引きます。
以下は、レジスタンスラインを引き下降トレンドを分析したチャートです。

レジスタンスライン

レジスタンスライン付近まで価格が上昇すると、一度上昇が収まる傾向があるため、基本的には売りを仕掛けます。
しかし価格がレジスタンスラインを抜けると、上昇トレンドが発生し更に価格が上昇する可能性もあるので注意しましょう。

レジスタンスラインについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
レジスタンスライン(上値抵抗線)とは?

サポートライン(下値支持線)

サポートライン(下値支持線)とは、下値を支えるラインです。
上昇トレンドを分析する際に使用し、安値と安値を繋ぎ合わせてラインを引きます。
以下は、サポートラインを引き上昇トレンドを分析したチャートです。

サポートライン

サポートライン付近まで価格が下落すると、一度下落が和らぐ傾向があるため、基本的には買いを仕掛けます。
しかし価格がサポートラインを抜けると、下降トレンドが発生し更に価格が下落する可能性もあるので注意しましょう。

サポートラインについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
サポートラインとは?

上記では、トレンド相場の見極め方について解説しました。
前述したようにFX相場は、トレンド相場とレンジ相場の2種類です。
トレンド相場に乗ることができれば大きな利益を期待できますが、その反面トレンド相場は頻繁に発生するわけではありません。
FX相場ではレンジ相場の発生率が高く、FXで利益を上げ続けるにはレンジ相場での取引方法も覚える必要があります。
その第一歩として、まずはレンジ相場の見極め方について以下で解説します。

レンジ相場の見極め方

レンジ相場とは、一定の値幅で価格が推移している相場のことです。
上昇トレンドの場合はサポートライン、下降トレンドの場合はレジスタンスラインを1本ずつ引きますが、レンジ相場の場合はサポートラインとレジスタンスラインの2本を引きます。
以下は、サポートラインとレジスタンスラインを引いてレンジ相場を分析したチャートです。

レンジ相場を分析したチャート

上昇トレンドや下降トレンドと同じように、価格がレジスタンスライン付近に来たら売りを仕掛け、価格がサポートライン付近に来たら買いを仕掛けます。
ただし、価格がレジスタンスラインやサポートラインを抜けると、抜けた方向へトレンドが発生する可能性もあるので注意しましょう。

またレンジ相場の場合は、サポートラインとレジスタンスラインを水平に引くことから、「水平線」とも呼ばれます。

レジスタンスラインやサポートライン以外にも、レンジ相場を見極める方法があります。
レンジ相場の見極め方やレンジ相場での具体的な取引方法については、以下の記事を参考にしてください。
レンジ相場とは?見分け方や取引手法、おすすめインジケーターを紹介

    ローソク足にレジスタンスラインやサポートラインを引く際、ヒゲか実体どちらに引けば良いの?

    結論からお答えすると、ヒゲと実体はどちらでも変わりません。
    なぜならば相場において、必ず機能する分析方法はないからです。
    ただし、ヒゲに引いたほうが引きやすいので、初心者の方はヒゲから引いてみると良いでしょう。

以上、FXチャートの見方のコツやトレンドラインの引き方について解説しました。
続いて、FXチャートから読み取ることができないものについて解説します。

3.【注意点】FXチャートから「出来高」は確認できない

「出来高」とは、取引が成立した取引量のことです。
一般的に、出来高が多くなると値動きが活発となる傾向があります。

株式市場では「出来高」を確認し、相場分析を行うのが一般的です。
しかしFXのチャートからは、「出来高」を表示させることができません。
株式市場は取引所取引なので、取引の全体を把握できます。
しかしFX相場は相対取引が一般的なので、取引の全体を把握できません。
従って、FXのチャートからは「出来高」を表示することができないのです。

しかしOANDA証券が提供するMT4/MT5では、出来高を表示させることが可能です。

    ●OANDA証券が提供する「MT4/MT5」では出来高が表示できる

    OANDA証券が提供するMT4/MT5で出来高を表示させるには、出来高系テクニカル指標を使います。
    以下は、OANDA証券が提供するMT4/MT5に、出来高系テクニカル指標を表示させたチャートです。

    OANDA証券が提供する「MT4/MT5」では出来高が表示できる

    MT4/MT5の出来高系テクニカル指標では、取引量ではなくティック(刻々と変わる細かい値動き)の更新回数で出来高を表示します。

    注意点としては、MT4/MT5で表示できる出来高は、FX市場の全体を表すものではないので、あくまでも参考値にしかならないことです。

    しかし出来高系テクニカル指標からも読み取れることはたくさんあります。
    以下の記事では、出来高系テクニカル指標から読み取れることや様々な種類の出来高系テクニカル指標を解説しているので、詳しく知りたい方は参考にしてください。 >出来高とは?言葉の意味や出来高に関連したテクニカル指標を紹介

以上、FXチャートからは読み取れないものについて解説しました。
ここからは、実際にFXチャート分析をする際、活用するテクニカル指標について解説します。

4.FXチャートの分析で活用したい4つのテクニカル分析

冒頭でも述べたように、FXの相場分析方法には、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の2種類があります。

    テクニカル分析とは?
    過去の値動きから将来の値動きを予測する相場分析方法

    ファンダメンタルズ分析とは?
    政治や経済の動向など、FX市場に影響を与えるあらゆる事象を材料に将来の値動きを予測する相場分析方法

テクニカル分析は、過去の値動きを分析するだけでよいので、チャートがあれば相場分析を行えます。
しかしファンダメンタルズ分析では、FX市場に与えるあらゆる事象を分析しなければなりません。
テクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析のほうが、取得する情報量も多くやや難しい相場分析方法です。

どちらも使えることに越したことはありませんが、初心者の方はまずテクニカル分析から覚えましょう。
なおテクニカル分析を行う際には、チャート上に表示するサポートツール「インジケーター」と呼ばれるものを使います。
ここでは、以下4つの初心者向けインジケーターを解説します。

  • 1.移動平均線
  • 2.ボリンジャーバンド
  • 3.RSI
  • 4.MACD

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【テクニカル分析1】
移動平均線

移動平均線とは、一定期間(主に5日間や20日間、もしくは21日間が使われる)の終値を平均してチャート上に曲線で描画するインジケーターです。
トレンド系のインジケーターに分類され、主に相場のトレンド(方向性)を分析する際に使用します。
たとえば移動平均線の向きが上向きの場合は上昇トレンド、下向きの場合は下降トレンドと判断できます。
さらに移動平均線の向きの角度が急であるほど、トレンドが強いと判断できます。

以下は、移動平均線を表示したチャートです。

移動平均線を表示したチャート

また移動平均線は、期間を変更して複数(主に短期線・中期線・長期線)の移動平均線をチャート上に表示させて使うのが一般的です。
複数の移動平均線を用いた売買サインには、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」の2種類があります。

    ゴールデンクロスとは?
    短期の移動平均線が中期の移動平均線を下から上に突き抜ける現象

    デッドクロスとは?
    短期の移動平均線が中期の移動平均線を上から下に突き抜ける現象
    例)短期線は5日間、中期線は20日間もしくは21日間、長期線は50日間もしくは75日間

以下は、移動平均線のゴールデンクロスが発生しているチャートです。

移動平均線のゴールデンクロスが発生しているチャート

ゴールデンクロスが発生すれば買いのシグナル、デッドクロスが発生すれば売りのシグナルと判断します。

移動平均線についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
移動平均線とは?言葉の意味や期間設定、見方・使い方などを紹介

またOANDA証券では、FXの専門家による監修記事も豊富に提供しています。
移動平均線を用いたトレーディングアイデアについても解説しているので、こちらも参考にしてください。
移動平均線の基本的な見方・使い方、トレーディングアイデアを紹介

【テクニカル分析2】
ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドとは、単純移動平均線(SMA)を中心として、標準偏差(σ:シグマ)をバンド上に描画するインジケーターです。
トレンド系のインジケーターに分類され、主に相場のトレンドやトレンドの強弱を分析する際に使用します。

    標準偏差とは?
    標準偏差とは、そのデータ(終値)が平均値からどの程度ばらつきがあるのかを表す指標です。
    単純に、移動平均線から終値が乖離していれば標準偏差は大きくなり、乖離が少なければ標準偏差は小さくなります。
    つまりボリンジャーバンドのバンドが拡大(標準偏差が大きくなる)すると取引量が活発となり、バンドが収縮(標準偏差が小さくなる)すると取引量が落ちついていると判断できます。

    また標準偏差では、以下の確率で価格がバンド内に収まるとされています。

                                               
    標準偏差 バンド内に収まる確率
    ±1σ(シグマ)68.2%
    ±2σ(シグマ)95.4%
    ±3σ(シグマ)99%

    上記%をみると、ほとんどの確率で価格が±3σ内に収まると判断できます。
    ただし強いトレンドや急な相場変動が起きた際は、±3σ内に収まらないこともあります。

以下は、ボリンジャーバンドを表示したチャートです。

ボリンジャーバンドを表示したチャート

ボリンジャーバンドは±3σまで表示させて使うのが一般的です。
ボリンジャーバンドのバンドが拡大していればトレンドの発生する確率が高く、収縮していればレンジ相場の可能性が高いと判断できます。

ボリンジャーバンドについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ボリンジャーバンドとは?見方や使い方、設定方法などについて紹介

またOANDA証券では、FXの専門家による監修記事も豊富に提供しています。
ボリンジャーバンドを用いたトレーディングアイデアについても解説しているので、こちらも参考にしてください。
ボリンジャーバンドの基本的な見方、使い方、トレーディングアイデアを紹介

【テクニカル分析3】
RSI

RSI(相対力指数:そうたいりょくしすう)とは、50%を中心として0%から100%の中にラインが描画され、サブチャートに表示されるインジケーターです。
オシレーター系のインジケーターに分類され、主に相場の売られすぎや買われすぎを分析する際に使用します。
以下は、RSIを表示したチャートです。

RSIを表示したチャート

RSIのラインが30%以下なら売られすぎ、70%以上なら買われすぎと分析します。
つまりRSIのラインが30%以下なら買い、70%以上なら売りと売買戦略を立てることが可能です。

                                           
RSIの基本的な見方
RSIのラインが30%以下売られすぎと判断し買いを検討
RSIのラインが70%以上買われすぎと判断し売りを検討

RSIについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
RSIとは?計算式や使い方、MT4/MT5への設定方法などを詳しく紹介

またOANDA証券では、FXの専門家による監修記事も豊富に提供しています。
RSIを用いたトレーディングアイデアについても解説しているので、こちらも参考にしてください。
RSIの基本的な見方、使い方、トレーディングアイデアを紹介

【テクニカル分析4】
MACD

MACDとは、MACD線・シグナル線・ヒストグラム(棒グラフ)を描画しサブチャートに表示するインジケーターです。
オシレーター系に分類されますが、主にトレンドの転換点を予測し売買タイミングを分析する際に使用します。
以下は、MACDを表示したチャートです。

MACDを表示したチャート

MACDの売買サインは移動平均線と同様に、「ゴールデンクロス」「デッドクロス」の2種類があります。
前述したように、ゴールデンクロスが発生すれば買いのシグナル、デッドクロスが発生すれば売りのシグナルと判断します。

MACDについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
MACDとは?基本的な売買サインの見方やMT4での設定方法を解説

またOANDA証券では、FXの専門家による監修記事も豊富に提供しています。
MACDを用いたトレーディングアイデアについても解説しているので、こちらも参考にしてください。
MACDの基本的な見方、使い方、トレーディングアイデアを紹介


以上、FXチャートの分析で活用したいテクニカル指標について解説しました。

テクニカル分析では、インジケーターを使い相場分析を行いますが、チャート上に直接ラインを引いて相場分析をする方法もあります。
それがチャートパターンです。

チャートパターンも相場分析をする上で覚えておきたい分析方法です。
以下で代表的なチャートパターンを解説します。

5.FXで出現するよくある3つのチャートパターン

FXで出現するよくあるチャートパターンは、以下3つです。

  • 1.トリプルトップ(トリプルボトム)
  • 2.ダブルトップ(ダブルボトム)
  • 3.ヘッド&ショルダーズトップ(ヘッド&ショルダーズボトム)

それぞれ詳しく見ていきましょう。

【チャートパターン1】
トリプルトップ(トリプルボトム)

トリプルトップとは、同水準の高値を3回つけた後(3つの山を形成した後)にネックラインを下回ると価格が下落していくパターンです。
一般的に、上昇トレンドの終わりを示唆します。

    ネックラインとは?
    ネックラインとは、トリプルトップやトリプルボトムなどチャートパターンにおいて、トレンドの転換点を示します。
    チャートパターンが発生してもネックラインを超えなければ、完成ではありません。

以下は、トリプルトップが出現したチャートです。

トリプルトップが出現したチャート

同水準の高値を3回つけた後にネックラインを下抜ければ、上昇トレンドが終わったと予測でき、売りを仕掛けられます。

トリプルボトムとは、同水準の安値を3回つけた後(3つの谷を形成した後)にネックラインを上回ると価格が上昇していくパターンです。
一般的に、下降トレンドの終わりを示唆します。
以下は、トリプルボトムが出現したチャートです。

トリプルボトムが出現したチャート

同水準の安値を3回つけた後にネックラインを上抜けると、下降トレンドが終わったと予測でき、買いを仕掛けられます。

【チャートパターン2】
ダブルトップ(ダブルボトム)

ダブルトップとは、同水準の高値を2回つけた後(2つの山を形成した後)にネックラインを下回ると価格が下落していくパターンです。
アルファベットのM字を描くパターンでもあり、一般的に上昇トレンドの終わりを示唆します。

以下は、ダブルトップが出現したチャートです。

ダブルトップが出現したチャート

同水準の高値を2回つけた後にネックラインを下抜ければ、上昇トレンドが終わったと予測でき、売りを仕掛けられます。

ダブルボトムとは、同水準の安値を2回つけた後(2つの谷を形成した後)にネックラインを上回ると価格が上昇していくパターンです。
アルファベットのW字を描くパターンでもあり、一般的に下降トレンドの終わりを示唆します。

以下は、ダブルボトムが出現したチャートです。

ダブルボトムが出現したチャート

同水準の安値を2回つけた後にネックラインを上抜けると、下降トレンドが終わったと予測でき、買いを仕掛けられます。

【チャートパターン3】
ヘッド&ショルダーズトップ(ヘッド&ショルダーズボトム)

ヘッド&ショルダーズトップとは、トリプルトップを変形したチャートパターンで、中央の山が抜け出した後にネックラインを下回ると価格が下落していくパターンです。
別名「三尊天井(さんぞんてんじょう)」とも呼ばれ、一般的に上昇トレンドの終わりを示唆します。
以下は、ヘッド&ショルダーズトップが出現したチャートです。

ヘッド&ショルダーズトップが出現したチャート

ヘッド&ショルダーズトップが完成すれば、上昇トレンドが終わったと予測でき、買いを仕掛けられます。

ヘッド&ショルダーズボトムとは、トリプルボトムを変形したチャートパターンで、中央の谷が抜け出した後にネックラインを上回ると価格が上昇していくパターンです。
別名「逆三尊(ぎゃくさんぞん)」とも呼ばれ、一般的に下降トレンドの終わりを示唆します。
以下は、ヘッド&ショルダーズボトムが出現したチャートです。

ヘッド&ショルダーズボトムが出現したチャート

ヘッド&ショルダーズボトムが完成すれば、下降トレンドが終わったと予測でき、売りを仕掛けられます。


以上、FXで出現するよくあるチャートパターンについて解説しました。

ここでは代表的な3つのチャートパターンを紹介しましたが、まだまだ様々な種類があります。
そのほかのチャートパターンについて知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
>チャートパターン(フォーメーション分析)とは?代表的な17種類を解説

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    以下は、オートチャーティストを使ったチャート画面です。

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    オートチャーティストについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
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まとめ

最後に、本記事で解説したFXチャートの見方について以下でまとめておきます。

  • 1.FXチャートとは、過去の為替レートの値動きをグラフ化したもの
  • 2.FXチャートからは、主に相場の方向性を確認できる
  • 3.チャート上にラインを引くことやテクニカル分析、チャートパターンを覚えることで、相場の方向性をより正確に分析できる
  • 4.FXチャートでは、「出来高」を確認することはできない

本記事で解説したテクニカル分析やチャートパターンは、あくまで基本的なものです。
FXではまだまだ様々なテクニカル分析やチャートパターンが存在するので、本記事で解説したもの以外にも知りたい方は、ぜひ以下のコンテンツを読み進めてください。

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