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ダウ理論とは?6つの法則や相場分析に使えるインジケーターを解説


ダウ理論とは?


ダウ理論(Dow Theory)は、アメリカのジャーナリスト「チャールズ・ヘンリー・ダウ」氏によって考案された理論です。

アメリカの経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル」の発行元であるダウ・ジョーンズ社の設立や、NYダウ(ダウ工業株30種平均)を開発した人物としても知られています。ダウ理論は6つの法則から構成され、株式市場だけではなくFX市場でも通用する理論です。


ダウ理論の6つの法則(6原則)


前述した通り、ダウ理論は6つの法則から構成されます。ここでは、一つずつ詳しく紹介します。


原則①:為替相場はすべての事象を織り込む


ダウ理論では、為替相場はすべての事象を織り込むと考えられています。為替相場はファンダメンタルズや投資家が行う売買など、様々な要因によって影響されます。これらの情報が日々変動していくことで、為替相場は動いているのです。別の見方をすれば、すべての事象は為替相場に反映されていると捉えられます。

つまり今後の値動きを予測するには、為替相場の値動きだけを分析すれば良いことがわかります。すべての事象を織り込む為替相場は、テクニカル分析が重要であることの理論的な根拠となるのです。


原則②:為替相場には短期・中期・長期の3つのトレンドがある


ダウ理論では、為替相場には短期・中期・長期の3つのトレンドがあると考えられています。

  • 短期トレンド:1時間~約1カ月
  • 中期トレンド:数週間~約数カ月
  • 長期トレンド:1年~約数年間

一般的に為替相場は長期的なトレンド方向へ動きます。一方方向へ動くのではなく必ず短期や中期的に調整(上昇下落)を繰り返しながら上昇していきます。

図1/米ドル円月足チャート

米ドル円月足チャート

つまり長期トレンドを把握したうえで、現在の相場がどの局面にいるのかを把握し取引することが大切です。


原則③:為替相場のトレンドは3段階ある


ダウ理論では、為替相場のトレンドは3段階あると考えられています。

図2/ユーロ米ドル日足チャート

ユーロ米ドル日足チャート

先行期(第1段階)は、ごく一部の投資家が底値付近で「買い集め」をします。価格が緩やかに上昇します。トレンドに反した取引を行うため、個人投資家の方たちが取引をするのは難しい時期です。

続いて追随期(第2段階)は、先行期(第1段階)で発生した緩い上昇が大きな上昇へと発展していきます。先行期(第1段階)で発生した緩い上昇に反応し、多くの投資家が追随してくる時期です。

最後の利食い期(第3段階)は、先行期(第1段階)で買い集めを行った投資家たちの売抜けが発生します。素人や初心者投資家はこの時期から買い始めるため一時的に上昇します。しかし先行期(第1段階)で買い集めを行った投資家たちの売抜けが発生するため、大きく下落しやすくなる時期です。


原則④:為替相場のトレンドは複数銘柄の相関性を確認しなければならない


ダウ理論では、為替相場のトレンドは複数銘柄の相関性を確認する必要があると考えられています。例えば米ドルの上昇が強い場合、「米ドル円」は上昇し「ユーロ米ドル」は下落するという相関関係が見られます。つまり通貨の相関性を確認することも、トレンドを確認するのに重要な分析方法と判断できるのです。


原則⑤:為替相場のトレンドは出来高でも確認できる


ダウ理論では、為替相場のトレンドは出来高でも確認できると考えられています。上昇トレンドであれば出来高も上昇し、下降トレンドであれば出来高も減少するという理論です。

一般的に出来高が明示されている株式市場では良く使われます。FX市場は大きな市場のため、出来高を正確に分析することはできません。そのためFXではあまり関係のない理論ですが、ダウ理論の一つとして覚えておきましょう。


原則⑥:為替相場のトレンドは明確な転換サインが出るまで続く


ダウ理論では、為替相場のトレンドは明確な転換サインが出るまで続くと考えられています。ダウ理論のトレンドの定義は、以下の通りです。

  • 上昇トレンド:為替相場の直近高値と直近安値をそれぞれ切り上げる
  • 下降トレンド:為替相場の直近高値と直近安値をそれぞれ切り下げる
  • トレンド転換(上昇トレンドの場合):直近高値と直近安値をそれぞれ切り上げられない状態
  • トレンド転換(下降トレンドの場合):直近高値と直近安値をそれぞれ切り下げられない状態

ダウ理論の分析に使えるインジケーター


ダウ理論で相場を分析するには、高値と安値を見つけることが重要です。しかし相場にはいくつも高値と安値があります。ある程度相場経験を積まなければ精度の高い分析をすることは難しいでしょう。ここでは高値と安値を視覚的に表示させるインジケーターを2つ紹介します。


OANDA_Auto_fibonacci


「OANDA_Auto_fibonacci」はOANDAが開発したオリジナルインジケーターです。MT4/MT5専用のインジケーターであり、「ZigZag」の波に対してフィボナッチリトレースメントを表示します。

OANDA_Auto_fibonacciの表示例

OANDA_Auto_fibonacciの表示例

「OANDA_Auto_fibonacci」のインストールや設定方法はこちら


ZigZag(ジグザグ)


ZigZagを表示させることで、高値と安値を視覚的に判断できます。経験が少ない初心者の方でも瞬時に見つけられるでしょう。ZigZagはMT4やMT5にデフォルトで導入されています。外部からインストールを行う必要はありません。

図3/ZigZagを表示させたチャート

ZigZagを表示させたチャート

ZigZagの設定方法


MT4・MT5・Tradingviewといった各取引プラットフォームで、ZigZagを設定する方法について紹介します。


MT4への設定方法


MT4でZigZagの設定方法を紹介します。MT4を起動し、「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「ZigZag」を選択

図4/ZigZagの設定方法(MT4)

ZigZag(MT4)

MT5への設定方法


MT5でZigZagの設定方法を紹介します。Mt5を起動し、「挿入」→「インディケータ」→「カスタム」→「ZigZag」を選択

図5/ZigZagの設定方法(MT5)

ZigZag(MT5)

Tradingviewへの設定方法


TradingviewでZigZagの設定方法を紹介します。Tradingviewを起動し、「インジケーター」を選択→検索窓に「ZigZag」と入力し選択

図6/Tradingviewへの設定方法

ZigZag(Tradingview)

ダウ理論に関する本


OANDAではパンローリング社とタイアップし、取引に役立つ様々な本を提供しています。数ある良書の中から、ダウ理論を学ぶのにおすすめの本を紹介します。


DVD ダウ理論で読み取る FXシンプルチャート分析


今回紹介する本は、ダウ理論をもとに価格の方向性を分析するやり方について学べます。「相場分析が複雑すぎてなかなか成績が上がらない」「情報が多すぎて何を信用してよいのかわからない」というお悩みをお持ちの方におすすめです。

図8/DVD ダウ理論で読み取る FXシンプルチャート分析

ダウ理論 本

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またOANDAで口座をお持ちの方であれば、本をプレゼントするキャンペーンも行っています。これを機会に、ぜひ口座開設をご検討ください。

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