FX初心者の方

FX初心者の勉強方法|学ぶべき基礎知識や必要スキルを解説


FX取引で成功するためには、当然ながら「FX取引の勉強」が必要です。

しかし、この勉強について「方法がわからない」「何を学べばいいのかわからない」と迷うFX初心者の方は多く存在します。

また「勉強に必要な時間」や「デモトレードの行い方」など、勉強方法に関する疑問も多く見られます。

この記事では、こうした疑問や悩みを解消するため、FXの勉強方法について総合的にまとめます。

より短い時間で、効率的にFX取引について学びたい方は、ぜひ参考にしてください。

初心者がFX本番取引を始めるまでの流れ

これからFXを始める初心者の方は、すぐに本番取引を行うのではなく、まずはFXを詳しく知ることからスタートすることが推奨されます。

FXは成功すれば大きな利益を期待できる投資ですが、その反面、失敗すれば大きな損失が生じるリスクもあります。

初心者の多くが、利益を得られることなく相場から退場してしまうといわれており、誰でも容易にFXを続けられないのが実情です。

FXで利益を上げ続けるためには、まずFXについて詳しく理解する必要があります。

また初心者の方は、いきなり取引手法や相場分析など難しい内容から勉強を始めてしまう傾向もあるようです。

しかし、いきなり難易度の高い知識やスキルを勉強してしまうと、理解できず挫折してしまう可能性があります。

さらに良くないのは、取引手法や相場分析を理解していないのに、本番取引を行ってしまうことです。

ビギナーズラックで利益を得たとしても長くは続かず、最終的には大きな損失を被ってしまいます。

初心者の方がFXで大きな損失を出さないためにも、まずは以下の流れで勉強を行っていくのが良いでしょう。

初心者向け勉強方法1:FXの基礎知識を学ぶ

FX初心者向けの勉強方法で、最初に重要となるのは「FXの基礎知識を学ぶ」ことです。

ここでは、その基礎知識の中でも特に重要である、以下の3つの内容を解説します。

  • ・FXとは何か
  • ・FXの仕組みとリスク
  • ・FXの専門用語

FXとは何か

FXとは何か

FXとは「Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)」を略した言葉です。

正式名称は「外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)」といいます。

FX取引は、米ドルや日本円など異なる通貨を交換することで、損益が発生する取引です。

この取引で発生した利益を「為替差益」、損失を「為替差損」と呼びます。

FXについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの仕組みとリスク

外国為替取引の仕組みは、身近な海外旅行を例にするとわかりやすいです。

例えばアメリカ旅行の際、日本円を米ドルに両替しますが、この両替をする行為が外国為替取引です。

出発前が1米ドル=100円として、帰国時には1米ドル=110円に為替レートが変動した場合、1米ドルの価値は10円増えたことを意味します。

このように外国為替取引では、為替レートの変動によって損益が発生します。

FXの仕組みとリスク

FXは利益を得られるだけではなく、損失が発生するリスクもあります。

FXを始めるのであれば、FXで発生するさまざまなリスクについて勉強しましょう。

FXの主なリスクは、以下の7つです。

  • ・為替変動リスク
  • ・レバレッジリスク
  • ・ロスカットリスク
  • ・金利変動リスク
  • ・信用リスク
  • ・流動性リスク
  • ・システムに関するリスク

為替変動リスクとは「為替相場の変動により損失が生じるリスク」です。

FX取引におけるリスクの大部分は、この為替変動リスクが占めています。

レバレッジリスクとは「レバレッジによって損失が拡大するリスク」です。

このリスクはレバレッジをかけなければ発生せず、低レバレッジに抑えればリスクも小さくなります。

ロスカットリスクとは「投資家の意思にかかわらずFX会社による強制決済が行われ損失が確定するリスク」です。

保有を続けていれば相場が反転して利益が出る可能性のあるケースでも、ロスカットを受けた時点で損失が確定してしまいます。

金利変動リスクとは「金利の変動によって損失が発生するリスク」です。

2種類の通貨の組み合わせによっては、金利差を投資家側が支払う「マイナススワップ」が発生します。

信用リスクとは「FX会社・信託銀行などの破綻リスク」のことです。

万が一FX会社が倒産しても、預けていた資産は信託銀行によって返還されますが、信託銀行が倒産した場合には、預託資金が返還されない可能性もあります。

流動性リスクとは「市場での売買が困難または不可能となるリスク」です。

極端な暴落や暴騰で売買が一方に偏ると「売買相手が見つからず長時間取引できない」「取引が成立しても極めて不利な価格になる」などのリスクがあります。

今回紹介したFXのリスクは、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの専門用語

FXには、レバレッジやスプレッド、ロスカットなどさまざまな専門用語があります。

何十種類もある専門用語を全て覚えるのは、時間がかかります。

ここでは最低限覚えておきたい専門用語を以下5つピックアップしたので、覚えておきましょう。

  • ・レバレッジ
  • ・スプレッド
  • ・ロスカット
  • ・スワップポイント
  • ・証拠金

レバレッジ

レバレッジ

レバレッジとは、預け入れした資金の何倍も大きな金額で取引を行える仕組みです。

個人口座の場合、最大レバレッジは25倍までと金融庁によって定められています。

例えば10万円の資金で取引を行う場合、レバレッジ倍率を25倍掛けた取引を行えば、250万円分の取引が可能です。

この場合に、米ドル/円(USD/JPY)を1ドル100円の時に買って、1ドル110円の時に売ったと想定すると、250,000円の利益が得られます。

一方、レバレッジを活用せず取引を行った場合(レバレッジ1倍)は、10,000円の利益です。

このようにレバレッジは、少ない資金で大きな金額の取引ができたり、資金効率が良い取引が行えたりとさまざまなメリットがあります。

しかし、大きな利益を期待できる反面、資金管理ができていなければロスカットリスクを高めてしまう可能性もあります。

レバレッジは便利な仕組みですが、高いレバレッジでの取引はその分リスクも高くなります。

FXのレバレッジについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

スプレッド

スプレッド

スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の差です。

注文を発注すると未実現損失として計上されます。

一般的にFXの取引手数料は無料ですが、スプレッドは手数料のようなものと覚えておきましょう。

またスプレッドは、FX会社やそのFX会社が提供する通貨ペアによって異なります。 スプレッドの幅が狭いほど、投資家にとって有利な取引が行えます。

しかし厳密には、取引の有利さには約定スピードや約定力なども関係するため、スプレッドの狭さだけで取引が有利になるわけではありません。

さらに、スプレッドは常に一定ではなく、相場状況によっては変動する場合もあります。

スプレッドが狭いといった理由だけでFX会社選びをしてしまうと、思わぬ損失が発生する可能性も考えられます。

FXのスプレッドについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

ロスカット

ロスカット

ロスカットとは、証拠金に対して一定割合の損失が発生した場合に、FX会社によってポジションが強制決済される仕組みです。

損失を一定の割合で止めたり、預け入れした資金以上の損失を発生させない仕組みであり、投資家保護の目的があります。

しかし、ロスカットが執行されると、預けた資金の大半を失ってしまいます。

ロスカットは便利な仕組みですが、FXを将来的に継続するなら執行されるのは好ましくありません。

またロスカットは、相場状況によっては、ルール通りの条件で執行されない(執行が間に合わない)可能性があります。

ロスカットがあるからといって、高いレバレッジで無理な取引を行えば、預け入れした資金以上の損失が発生してしまうリスクがあります。

ロスカットについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

スワップポイント

スワップポイント

スワップポイントとは、2か国間の金利差によって発生する利益です。

FXは金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売る「キャリートレード」を行えば、スワップポイントが付与されます(相場状況によっては、例外的にマイナススワップになる場合もあります)。

例えば2024年3月時点ではメキシコペソの金利が11.25%、日本円の金利が−0.1%、つまり11.26%の金利差が発生します。

実際に受け取れるスワップポイントは金利差通りではありませんが、金利差が開いている通貨ペアを取引した方が付与されるスワップポイントも高い傾向にあります。

しかしスワップポイントは、必ず受け取れるものではありません。

場合によっては、支払いが発生する(マイナススワップ)可能性もあります。

またトルコリラや南アフリカランドなどの高金利通貨は、新興国通貨とも呼ばれさまざまなリスクをはらんでいます。

何の戦略もなく、ただ高金利通貨を取引すると、これまで付与されていたスワップポイント以上の為替損失やロスカットなどが発生するリスクがあります。

中長期的に行うスワップポイントを期待した取引では、綿密な戦略が必要です。

スワップポイントについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

証拠金

証拠金

証拠金とは、FX会社に預け入れる資金のことです。

FXは差金決済取引の一種です。

差金決済取引とは、取引時に売買対象となる資産(FXなら通貨)の受け渡しは行わず、決済時に生じた損益(差額)のみを口座内で受け渡す取引です。

取引で利益が出た場合は、証拠金に利益が加算されます。

一方、取引で損失が出た場合は、その金額が証拠金から減算されます。

FXでは、証拠金を預け入れて取引を行います。

証拠金を詳しく理解することで、なぜFXが少額から始められるのかを理解できます。

FXの証拠金については、こちらの記事で詳しく解説しています。

以上、FX初心者が最低限覚えておきたい専門用語を5つ解説しました。

その他にも「スリッページ」「ボラティリティ」など、FXにはさまざまな専門用語があります。

以下はOANDA証券が提供するFX用語一覧集です。

五十音順に並んでおり、頭文字を選択するだけですぐに知りたい用語を検索できます。

ぜひブックマークをして、わからない言葉が出てきたら調べるのに役立ててください。

またOANDA証券が監修のもと、FXの専門用語に関する本・書籍「FX用語辞典」を提供しています。

●OANDA証券が監修する本・書籍「FX用語辞典」

OANDA証券が監修した書籍『FX用語辞典』では、FX取引を行う上で必ず覚えておきたい「376語」を詳しく解説しています。例えば「レバレッジ」「スプレッド」など基本的な専門用語だけではなく、ファンダメンタルズ分析に関する経済用語、テクニカル分析で用いられる専門用語など、幅広く解説しています。

OANDA書籍

また、専門用語解説の間には、FXの経験豊富な専門家によるコラム記事も記載しています。初心者の方が用語を調べるだけのものではなく、中上級者の方でも参考にできる内容です。FXの書籍選びで迷っている方は、ぜひ「FX用語辞典」でFXの勉強をしてみてください。

初心者向け勉強方法2:FXのデモトレードで取引体験をする

FX取引の基礎知識を学び終えたら、次に必要となる勉強方法は「デモトレードで取引体験を積む」ことです。

このデモトレードによる学びのステップは、以下の4段階に大別できます。

  • ・デモトレード可能な3つの取引ツールを体験する
  • ・代表的な注文方法を覚える
  • ・相場分析の手法を覚える
  • ・自分に合った取引スタイルを見つける

デモトレード可能な3つの取引ツールを体験する

OANDA証券では、MT4/MT5などの高機能な取引ツールでデモトレードを行えます。

MT4/MT5は、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した、無料で利用できるFXの取引ツールです。

初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズを満たす機能が豊富に搭載されており、全世界のトレーダーから利用されています。

またOANDA証券では、独自取引プラットフォーム「fx Trade」でデモトレードを行えます。

「fx Trade」は、TradingViewと同じようなUI(ユーザーインターフェース)や約80種類以上のインジケーターを標準装備しており、MT4/MT5と比肩する高機能な取引ツールです。

なお、MT4/MT5や「fx Trade」では、スマートフォンからの取引も行えます。

PC版と何ら変わりない機能が搭載されており、いつでもどこでも快適な取引が可能です。

OANDA証券では、さまざまな取引ツールを利用してデモトレードを行えます。

一通り使ってみて、自分に合った取引ツールを見つけましょう。

取引ツール

それぞれの取引ツールの詳細は、以下の記事を参考にしてください。

MT4(メタトレーダー4)とは?主な機能と5つのメリット、MT4での取引の始め方を解説
MT5(メタトレーダー5)とは?
「fx Trade」とは?

OANDA証券でデモトレードを始めるには、デモ口座を開設する必要があります。

以下のボタンより、デモ口座の開設を行えます。

口座開設ボタン

代表的な注文方法を覚える

FX取引にはさまざまな注文方法があり、状況に応じて適した方法を用いることが重要です。

FXの注文方法で代表的なものを一覧にすると、以下の通りです。

注文方法意味
成行注文現在の為替レートで約定させる注文方法
指値注文現在の価格よりも有利な価格を指定して発注する注文方法
逆指値注文(ストップ注文)現在の価格よりも不利な価格を指定して発注する注文方法
IFD注文新規注文+決済注文を同じタイミングで発注する注文方法
OCO注文2つの注文を発注し、一方が約定した場合にもう一方がキャンセルされる注文方法
IFO注文IFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法
トレーリングストップ注文自動で損切り注文の水準をスライドさせる注文方法

FXの注文方法については、こちらの記事で詳しく解説しています。

相場分析の手法を覚える

運任せの取引では、長期的に利益を上げ続けることは難しいため、相場分析の手法を覚える必要があります。

FXの相場分析の手法は、以下の2つに大別できます。

  • ・テクニカル分析
  • ・ファンダメンタルズ分析

テクニカル分析

テクニカル分析とは、過去の値動きから将来の値動きを予測する相場分析方法です。

チャートの値動きは、投資家心理(欲望や恐怖などの感情)が反映されており、過去と似たような動きをする傾向があります。

テクニカル分析を行う際は、取引ツールに内蔵されているインジケーターを用います。

代表的なインジケーターは、以下の通りです。

  • ・移動平均線
  • ・ボリンジャーバンド
  • ・RSI(相対力指数)

インジケータ

上記で紹介したインジケーターの他にも、さまざまなインジケーターが存在します。

テクニカル分析の記事では、移動平均線やボリンジャーバンドなども含めた23種類のインジケーターを解説しています。

使い方やチャートへの設定方法まで解説しているので、テクニカル分析の勉強をする際の参考にしましょう。

ファンダメンタルズ分析

ファンダメンタル分析

ファンダメンタルズ分析とは、各国の経済動向や政治情勢など、FX市場に影響を与えるあらゆる事象を材料に将来の値動きを予測する分析方法です。

世界各国では、毎日さまざまな経済指標発表や要人発言などがあります。

例えば代表的な経済指標は、政策金利や雇用総計、消費者物価指数などで、金利動向や雇用状況、物価上昇率などを把握できます。

ファンダメンタルズ分析では、経済指標の結果や要人発言の内容などを分析して相場を予測します。

多くの情報を収集する分析方法なので、初心者の方が行うのは難しいです。

まずはテクニカル分析から覚え、慣れてきたらファンダメンタルズ分析に移行する方が良いでしょう。

自分に合った取引スタイルを見つける

FX取引で長期的に利益を上げ続けているプロのトレーダーは、自分の取引スタイルを確立しています。

FXにおける主な取引スタイルを一覧にすると、以下の通りです。

  • ・スキャルピング
  • ・デイトレード
  • ・スイングトレード
  • ・ポジショントレード

それぞれの取引スタイルで用いる主な時間足を表にすると、下図の通りです。

取引スタイル比較

また、より詳しい違いや特徴を下の表にまとめました。

【各取引スタイルの特徴や違い】

取引スタイル スキャルピング デイトレード スイングトレード ポジショントレード
使用するチャート 1分足~15分足 5分足〜日足 1時間足~週足 日足~月足
メリット ・1回のトレードリスクが少ない
・資金効率が良い
・翌日にポジションを持ち越さない
・1回のトレードリスクが少ない
・資金効率が良い
・翌日にポジションを持ち越さない
・一度に狙える利益はデイトレより大きい
・相場に張り付く必要がない
・ポジショントレードより取引機会が多い
・一度に大きな利益を狙うことができる
・相場に張り付く必要がない
デメリット ・取引回数が増えるためスプレッド分のコストが嵩む
・一度に大きな利益は期待できない
・トレード中は相場に張り付く必要がある
・一度に大きな利益は期待できない
・相場を頻繁にチェックする必要がある
・1回のトレードリスクが大きい
・ポジションを翌日に持ち越すためストレスが大きい
・週を跨いでポジションを持つと週末リスクがある
・1回のトレードリスクが大きい
・トレードチャンスは少ない
・ポジションを翌日に持ち越すためストレスが大きい
・週を跨いでポジションを持つと週末リスクがある

以下、それぞれの取引スタイルについて説明します。

スキャルピング

スキャルピングとは、1回の取引を数秒~数分といった短時間で完了させる取引スタイルです。

1日に数十回~数百回程度取引を行い、小さな利益をコツコツ積み重ねます。

ポジションを保有している時間が短いので、資産価値の増減によって精神的な負担が大きくなることを防げます。

ただし1日に何度も取引を行うスキャルピングは、瞬時の判断力や決断力が必要です。

デイトレード

デイトレードとは、1回の取引を数十分~1日までの時間で完了させる取引スタイルです。

前述したスキャルピングよりも少しポジションを保有する時間が長く、1日の中で数回程度取引を行い利益を積み重ねていきます。

スキャルピングはパソコンに張り付いて常に取引を行いますが、デイトレードは1度ポジションを保有すればすぐに決済しません。

1日の中でチャンスを待ち、その日のうちに決済するスタイルなので、スキャルピングよりも比較的ゆったりと取引を行えます。

スイングトレード

スイングトレード

スイングトレードとは、ポジションを数日~数週間程度保有し、中長期間で完了させる取引スタイルです。

4時間足や日足など、中長期の時間足を見て取引を行うので、取引機会はそれほど多くありません。

1度の取引で大きな利益を期待できますが、利確のスキルや、安定したメンタルが求められます。

相場は基本的に上下に変動しながら一方向へ進むので、ポジション保有中は資産価値の増減が発生します。

仮に資産が減少しても、自分が決めた決済場所までは保有するという安定したメンタルが必要です。

ポジショントレード

ポジショントレードとは、数週間〜数年単位でポジションを保有して利益を狙う取引スタイルです。

スイングトレード以上に取引機会が少なく、FX取引にほとんど時間を割かなくて良いことが特徴です。

数年単位の長期投資となることも多く、他の取引スタイルと比較すると、テクニカル分析よりもファンダメンタルズ分析の重要性が高まります。

また、長期間ポジションを保有する分、大きな逆行に直面することも多くなりますが、一時的な逆行に一喜一憂しない精神面の強さも重要となります。

●OANDA証券が提供するオリジナルツール一覧

OANDA証券では、30以上のオリジナルツールを提供しています。以下の画像は、提供するオリジナルツールの一部です。

オリジナルツール

例えばOANDA証券の代表的なツール「OANDAオーダーブック」なら、未約定のオーダー状況や保有中のポジション状況を分析できます。(OANDAグループの顧客の取引状況のみ)

損切りや利益確定を判断する際、参考にできるツールです。

OANDA証券では、FXの相場分析に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。

オリジナルツール一覧は、こちらの記事から確認できます。

オリジナルツールは基本無料で利用できます。

しかし、OANDA証券の口座をお持ちの方とお持ちでない方では、更新頻度に差があります。

よりリアルタイムで情報を取得するなら、OANDA証券の口座開設を検討してください。

口座開設は、以下のボタンから行えます。

OANDA証券の口座開設

初心者向け勉強方法3:FX会社に資金を入金して実際に取引を始める

勉強方法

FX初心者向けの勉強方法における3つ目のステップは「「FX会社に資金を入金し、実際に取引を始める」ことです。

その際に意識すべきポイントは、以下の通りです。

  • ・目的・目標を決める
  • ・自分のトレードを振り返る
  • ・取引方法に合わせた資金管理をする

目的・目標を決める

FXの本番取引を始める前に、まず目的や目標を決めておくと良いでしょう。

    ・目的とは?
    最終的に達成したいことを示す言葉
    例)家やマンションを購入する、親孝行をする、社会貢献をする
    ・目標とは?
    目的を達成する上での過程を示す言葉
    例)1か月で○○円の利益を得る

FXで本番取引を始めると、上手くいかない時期が続き辞めたくなる時もあります。

明確な目的や目標を持つことで、上手くいかない時でもモチベーションの維持に繋がります。

また初めから高い目標を立てるのではなく、小さい目標を立てそれを達成することから始めましょう。

小さい目標をコツコツと達成させることで、目的の達成に繋がります。

自分のトレードを振り返る

自分のトレードを振り返る

FXの本番取引を始めたら、自分のトレード内容を必ず振り返りましょう。

実践したトレード内容を振り返ることで、トレードの癖が理解でき改善点を明確化できます。

トレード内容は、主に以下のことを振り返ると良いでしょう。

  • ・なぜ取引を行ったのか?(取引を行った根拠)
  • ・取引に成功した際は、どこで利確を行ったのか?(利確を行った理由)
  • ・取引に失敗した際は、なぜ失敗したのか?(自分なりに分析をする)
  • ・ポジションを保有している間どんな気持ちだったのか?
  • ・なぜルール通りに取引を行えなかったのか?

取引を行った根拠や失敗した原因を分析するのは一般的ですが、ポジションを保有した時の精神状態やルールを破った時の精神状態など、気持ちの部分についても記録を残すようにしましょう。

取引時の精神状態も分析することで、後ほど解説する「取引スタイルの見つけ方」に役立ちます。

FXで利益を上げ続けているプロのトレーダーは、必ずトレード内容を振り返っています。

精度の高い取引を目指すためにも、取引終了後には必ず振り返りを行いましょう。

取引方法に合わせた資金管理をする

FX取引を始めると、相場分析や取引手法などに力を注ぎがちですが、資金管理のスキルも重要です。

資金管理を行わずに取引を始めれば、大きな損失が発生してしまうリスクが高まります。

さらに「勝率は悪くないのに想定通り資金が増えない」といった問題も、生じる可能性があります。

FXで長期的に利益を上げ続けるには、相場分析や取引手法を覚えることも大切ですが、資金管理のやり方についても勉強しましょう。

OANDA証券では、資金管理に関するコンテンツを豊富に提供しています。

資金管理について勉強をしたい方は、以下の記事を参考にしてください。

    ●OANDA証券が提供する資金管理のコンテンツ

    FXの資金管理を行うために、「これだけは読んでいただきたい」というコンテンツを4つ紹介します。
    ぜひ資金管理を勉強する際の参考にしてください。

    1.FXのリスクリワード比率とは?計算ツールや改善方法を解説
    1回の取引でとるリスクに対して、どのくらい利益を上げているかを数値化する「リスクリワード」比率の出し方について解説します。
    リスクリワード比率を出すことで、将来的に利益を上げ続けられるかを確認できます。

    2.FX資金管理のやり方②適切なポジションサイズの設定
    FXを投資として考えるのであれば、1回のトレードでとるリスクを考える必要があります。
    1回のトレードでとるリスク、つまりポジションサイズの決め方について解説します。

    3.FX資金管理のやり方③1日の最大損失額、連敗数の設定
    FXでは損失を取り返そうとして無理な取引を行い、その結果短期間で大きな損失を発生させるのはよくある失敗パターンです。
    損失を発生させた場合「どのくらいの損失なら問題ないのか」「どのくらい連敗しても良いのか」について解説します。

    4.FX資金管理のやり方④1日のトレード回数、同時に保有する銘柄数について
    トレード回数は資金管理に直接影響するものではありません。
    しかし無駄な取引を何度も行い、その結果大きな損失を発生させてしまうと、資金管理のコントロールが崩れてしまいます。
    1日のトレード回数も、資金管理をする上で欠かせないものです。

FXの勉強方法に関するQ&A

ここでは、FXの勉強方法について、よく見られる以下の疑問点に回答します。

  • ・FXの勉強はどれくらい時間がかかりますか?
  • ・FXを勉強したら稼げるようになりますか?

FXの勉強はどれくらい時間がかかりますか?

座学全体に必要な時間については、目指すレベルによってさまざまな目安時間が、多くの経験者によって示されています。

学ぶべき内容は、FXの基礎(仕組み)、テクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、トレードテクニック、資金管理など、多岐にわたります。

「2週間〜2か月程度」という人もいれば「800時間〜1,000時間」という人もいて、いずれの説を取る場合でも、一定レベルの知識を修得するにはそれなりの時間がかかります。

FXを勉強したら稼げるようになりますか?

FX取引について、勉強しないよりは勉強した方が、稼げるようになる確率は高いといえます。

しかし、「勉強すれば必ず稼げる」ということはなく、あくまで「勉強しないよりは良い結果を出しやすい」ということです。

「勉強」が座学の意味であれば、座学だけで稼ぐことはできないため、実践を積み重ねる必要があります。

逆に「実践での勉強」という意味であれば、座学の勉強以上に稼ぐ能力につながりやすくなるでしょう。

しかし、実践での勉強も「ただ回数だけ重ねる」学び方と、「1つ1つの取引に意味を持たせて行う」学び方では、大きな差があります。

実践での勉強は「回数・時間」だけでなく「質」も重要であることを認識しておきましょう。

【まとめ】FX初心者の勉強方法|学ぶべき基礎知識や必要スキルを解説

FX取引の勉強方法は「基礎知識を学ぶ」「デモトレードを行う」「実際に取引を行う」という3つのステップに分かれます。

特にデモトレードと実際の取引については、FX初心者でも取引しやすい環境が整備されているFX会社を選ぶことが重要です。

OANDA証券では、デモトレード・リアルトレードの双方で、高い操作性と安定性を追求した、快適な取引環境を提供しています。

デモトレードの口座は以下のボタンから開設できるため、関心をお持ちの方はぜひ口座開設してください。

口座開設ボタン

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これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。

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OANDA Lab編集部

OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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