最終更新日:2023年5月11日 17時20分
FXの勉強方法とは?初心者が学ぶべき知識やスキルを3つの手順で解説
FXで長期的に利益を上げ続けるには、継続した勉強が必要です。
FXについて詳しいプロのトレーダーでも本番取引の後は、トレード内容を振り返り反省や検証を日々行っています。
ただ初心者の方がすぐに本番取引を行い、反省や復習を行うのはやや難易度が高いです。
FXの勉強方法にも順序があり、いきなり取引手法や相場分析など難しい内容から始めても挫折してしまいます。
特にこれからFXを始めようと思っている方は、基礎知識から勉強を始めると良いでしょう。
本記事では、初心者の方向けにFXの勉強方法について詳しく解説します。
本記事の内容を手順通り勉強を行っていけば、本番取引もスムーズに始められるので、ぜひ読み進めていってください。
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目次
- 1.【FXの勉強方法】初心者が本番取引を始めるまでの流れ
- 2.【FXの勉強方法】手順1:まずは基礎知識から覚えよう
- 3.【FXの勉強方法】手順2:デモトレードで取引を体験してみよう
- 4.【FXの勉強方法】手順3:資金を入金して実際に取引を始めよう
1.【FXの勉強方法】初心者が本番取引を始めるまでの流れ
これからFXを始める初心者の方は、すぐに本番取引を始めるのではなく、まずはFXを詳しく知ることから始めましょう。
FXは成功すれば大きな利益を期待できる投資ですが、失敗すれば大きな損失を発生させるリスクもあります。
一般的に「初心者の9割は1年以内に相場から退場する」と言われており、誰でも利益を得られる投資ではありません。
FXで利益を上げ続けるためには、まずFXについて詳しく理解する必要があります。
また初心者の中には、いきなり取引手法や相場分析など難しい内容から勉強を始めてしまう方もいます。
しかし冒頭でも述べたように、いきなり難易度の高い知識やスキルを勉強してしまうと、理解できず挫折してしまいます。
さらに良くないのは、取引手法や相場分析を理解していないのに本番取引を行ってしまうことです。
ビギナーズラックで利益を得たとしても長くは続かず、最終的には大きな損失を発生させてしまいます。
初心者の方がFXで大きな損失を出さないためにも、まずは以下の流れで勉強を行っていくのが良いでしょう。
- 【FXの勉強方法】手順1:まずは基礎知識から覚えよう
- 【FXの勉強方法】手順2:デモトレードで取引を体験してみよう
- 【FXの勉強方法】手順3:資金を入金して実際に取引を始めよう
それぞれどのように勉強をしていけばよいのかを、以下で詳しく解説します。
2.【FXの勉強方法】手順1:まずは基礎知識から覚えよう
FXを勉強する上でまず覚えておきたいのは、基礎知識です。
これからFXを始める初心者の方が勉強すべき基礎知識は、以下3つあります。
- 1.FXの仕組み
- 2.FXの専門用語
- 3.FXのリスク
それぞれ詳しく見ていきましょう。
【基礎知識1】 FXの仕組み
まず初心者の方は、FXとはどのような投資なのか、利益が発生する仕組みなど基本的なことから勉強を始めましょう。
FXとは「Foreign Exchange(フォーリン・エクスチェンジ)」の頭文字を取って略した言葉です。
正式名称は「外国為替証拠金取引(がいこくかわせしょうこきんとりひき)」といいます。
FXは、円や米ドルなどを組み合わせた通貨ペアの売買を行い、損益が発生する投資です。
(FXで得た利益を「為替差益」、FXで発生させた損失を「為替差損」と呼びます。)
円や米ドルなどの価格(為替レート)は一定ではなく、需要と供給のバランスによって常に変動します。
たとえば米ドル/日本円(米ドルと円を組み合わせた通貨ペア)の場合、円を買いたい人が多ければ円の価値は上がり、円を売りたい人が多ければ円の価値は下がります。
(円の価値が上がることを「円高」、円の価値が下がることを「円安」と呼びます。)
円を買った後に円高となれば利益を得られ、円を売った後に円高となれば損失が発生します。
FXは日々円高や円安に変動する為替レートを分析し、今後価格が上昇するのか下落するのかを予測しつつ売買を行う投資です。
以上、簡単にFXはどのような投資なのかや利益を発生させる仕組みについて解説しました。
FXで継続して利益を上げ続けるには、FXのことをより深く知る必要があります。
以下はOANDA証券が提供しており、FXの仕組みについてより詳しく解説している記事です。
ぜひ、読み進めてください。
>FXとは?どのような投資?初めての方でも知っておきたい9つの基礎知識
またFXを始める大前提として、FX会社の口座を保有していなければ取引を行うことは出来ません。
基礎知識を勉強すると同時に、FX取引を行う口座開設も行っておきましょう。
FXの具体的な始め方については、以下の記事を参考にしてください。
>FXのやり方・始め方|初心者向けに口座開設から取引までを実例で解説
【基礎知識2】 FXの専門用語
FXには、レバレッジやスプレッド、ロスカットなど様々な専門用語があります。
何十種類もある専門用語を全て覚えるのは、時間がかかります。
ここでは最低限覚えておきたい専門用語を以下5つピックアップしたので、覚えておきましょう。
- 1.レバレッジ
- 2.スプレッド
- 3.ロスカット
- 4.スワップポイント
- 5.証拠金
レバレッジ
レバレッジとは、預け入れした資金の何倍も大きな金額で取引を行える仕組みです。
個人口座の場合、最大レバレッジは25倍までと金融庁によって定められています。
たとえば10万円の資金で取引を行う場合、レバレッジ倍率を25倍かけた取引を行えば、10万円で250万円分の取引が可能です。
仮に米ドル/日本円(USD/JPY)を1ドル100円の時に買って、1ドル110円の時に売ったと想定すると、250,000円の利益が発生します。
一方レバレッジを活用せず取引を行った場合は、10,000円の利益です。
このようにレバレッジは、少ない資金から取引を始められたり資金効率が良い取引が行えたりと様々なメリットがあります。
しかし大きな利益を期待できる反面、大きな損失を発生させロスカットリスクを高めてしまう可能性もあります。
レバレッジは便利な仕組みですが、高いレバレッジでの取引はその分リスクも高いです。
以下の記事では、レバレッジのリスクやその対策まで詳しく解説しています。
レバレッジについて勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>【初心者向け】FXのレバレッジとは?計算方法とリスクの抑え方を解説
スプレッド
スプレッドとは、売値(Bid)と買値(Ask)の差です。
注文を発注すると未実現損失として計上され、決済すると損失が確定します。
一般的にFXの取引手数料は無料ですが、スプレッドは手数料のようなものと覚えておきましょう。
またスプレッドは、FX会社やそのFX会社が提供する通貨ペアによって変わります。 スプレッドの幅が狭いほど投資家にとって有利な取引が行えます。
しかし厳密には、スプレッドが狭いからといった理由で有利な取引が行えるわけではありません。
なぜなら約定スピードや約定力なども関係するからです。
更にスプレッドは常に一定ではなく、相場状況によっては変動する場合もあります。
スプレッドが狭いといった理由だけでFX会社選びをしてしまうと、思わぬ損失を発生させてしまうかもしれません。
以下の記事では、スプレッドが変動する原因やその対策、取引コストを抑える方法などを解説しています。
スプレッドについて勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>FXのスプレッドとは?計算方法や取引コストの抑え方などを解説
ロスカット
ロスカットとは、ある一定以上の損失を発生させた場合に強制決済される仕組みです。
預け入れした資金以上の損失を発生させない仕組みであり、投資家保護の目的があります。
しかしロスカットが執行されてしまうと、預けた資金の大半を失ってしまいます。
ロスカットは便利な仕組みですが、FXで将来的に利益を上げ続けるなら執行されるのは好ましいものではありません。
またロスカットは、相場状況によって間に合わない可能性があります。
ロスカットがあるからといって、高いレバレッジで無理な取引を行えば、預け入れした資金以上の損失を発生させてしまうでしょう。
以下の記事では、ロスカットが間に合わない原因や対策などについて解説しています。
ロスカットについて勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>ロスカットとは?計算方法や回避する対策、メリット・デメリットを紹介
スワップポイント
スワップポイントとは、2ヵ国間の金利差によって発生する利益です。
FXは金利の高い通貨を買い、金利の低い通貨を売る「キャリートレード」を行えば、ほぼ毎日利益としてスワップポイントが付与されます。
たとえば2022年7月時点ではトルコリラの金利が14%、日本円の金利が−0.1%、つまり14.1%の金利差が発生します。
実際に受け取れるスワップポイントは金利差通りではありませんが、金利差が開いている通貨ペアを取引したほうが付与されるスワップポイントも高い傾向にあります。
しかしスワップポイントは、必ず受け取れるものではありません。
場合によっては、支払いが発生する可能性もあります。
またトルコリラや南アフリカランドなどの高金利通貨は、新興国通貨とも呼ばれ様々なリスクも発生します。
何の戦略もなくただ高金利通貨を取引すると、大きな損失を発生させ、これまで付与されていたスワップポイント以上の損失やロスカットなどを発生させてしまうでしょう。
中長期的に行うスワップポイントを期待した取引では、十分な戦略が必要です。
以下の記事では、スワップポイントの注意点や運用方法などについて解説しています。
スワップポイントについて勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>スワップポイントとは?仕組みや計算方法、運用方法などを紹介
証拠金
証拠金とは、FX会社に預け入れる資金のことです。
FXは証拠金取引ですが、差金決済取引の一種でもあります。
差金決済取引とは、取引時に売買対象となる資産(FXなら通貨)の受け渡しは行わず、決済時に生じた損益(差額)のみを口座内で受け渡す取引です。
取引に成功した場合、証拠金に利益が加算されます。
しかし取引に失敗した場合、損失を発生させた金額が証拠金から減算されます。
万が一損失を発生させても決済ができるよう、FXでは口座に一定の資金を預け入れしておく必要があるのです。
FXでは、証拠金を預け入れしなければ取引を行えません。
証拠金を詳しく理解することで、なぜFXが少額から始められるのかを詳しく理解できます。
以下の記事では、証拠金の仕組みや注意点などについて解説しています。
証拠金について勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>FXの証拠金とは?いくらから取引を始められる?初心者向けに徹底解説
以上、FX初心者が最低限覚えておきたい専門用語を5つ解説しました。
その他にも「スリッページ」「ボラティリティ」など、FXには様々な専門用語があります。
以下はOANDA証券が提供するFX用語一覧集です。
五十音順に並んでおり、頭文字を選択するだけですぐに知りたい用語を検索できます。
ぜひブックマークをしておき、分からない言葉が出てきたら調べるのに役立ててください。
またOANDA証券が監修の元、FXの専門用語に関する本・書籍「FX用語辞典」を提供しています。
●OANDA証券が監修する本・書籍「FX用語辞典」
OANDA証券が監修する本・書籍「FX用語辞典」では、FX取引を行う上で必ず覚えておきたい「376語」を詳しく解説しています。
たとえば「レバレッジ」「スプレッド」など基本的な専門用語だけではなく、ファンダメンタルズ分析に関する経済用語、テクニカル分析で用いられる専門用語など、幅広く解説しています。
また専門用語解説の間には、FXの経験豊富な専門家によるコラム記事も記載しています。
初心者の方が用語を調べるだけではなく、中上級者の方でも参考としていただける内容です。
FXの本・書籍選びで迷っている方は、ぜひ「FX用語辞典」でFXの勉強を行ってみてください。
【基礎知識3】 FXのリスク
FXは利益を得られるだけではなく、損失を発生させるリスクもあります。
FXを始めるのであれば、FXで発生する様々なリスクについて勉強を行いましょう。
FXのリスクは、主に以下7つあります。
- 1. 為替変動リスク
- 2. レバレッジリスク
- 3. ロスカットリスク
- 4. 金利変動リスク
- 5. 信用リスク
- 6. 流動性リスク
- 7. システムに関するリスク
ここでは、為替変動リスクについて見ていきましょう。
為替変動リスクとは、為替相場の変動によって損失が発生するリスクです。
為替相場は一定の値動きではなく、需要(買い)と供給(売り)のバランスによって常に変動しています。
そのため買い手が多ければ価格は上昇し、売り手が多ければ価格は下落します。
たとえば米ドル/日本円を取引した場合を想定してみましょう。
米ドルのほうが買い手が多ければ価格は上昇し、円のほうが買い手が多ければ価格は下落します。
なぜならば米ドル/日本円を買うといった行為は、円を売って米ドルを買うからです。
(逆に米ドル/日本円を売る場合は、米ドルを売って日本円を買う)
このように為替相場は、不規則に日々変動しています。
為替相場がこれから上昇すると見込んで買いポジションを保有した場合、価格が上昇すれば利益を得られます。
反対に買いポジションを保有中に価格が下落すれば、損失を発生させてしまうのです。
不規則に変動する相場によって損失を発生させてしまうリスクが、「為替変動リスク」です。
FXでは為替変動リスク以外にも、様々なリスクがあります。
ただし投資にはリスクがつきものであり、適切なリスク管理のもと取引を行えば、それほど怖いものではありません。
以下の記事では、FXの主な7つのリスクやその対策などについて解説しています。
FXのリスクについて勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>FXのリスクとは?初心者の方が実践すべき3つのリスク管理方法
以上、これからFXを始める初心者の方が勉強すべき基礎知識について解説しました。
OANDA証券では様々な基礎コンテンツを提供していますが、併せて本・書籍を読みながら勉強を行うのも良いでしょう。
本・書籍は情報量がWeb上のコンテンツよりも豊富にあるので、FXの基礎知識をより深く勉強できます。
OANDA証券では、FXに関する良質な書籍を出版・販売している「パンローリング社」とタイアップし、様々な本・書籍を提供しています。
●OANDA証券×パンローリング社のタイアップによる本・書籍一覧
OANDA証券では、パーンローリング社とタイアップしFXに関する様々な本・書籍を提供しています。
以下の画像は、OANDA証券×パンローリング社のタイアップによる本・書籍の一例です。
初心者・中級者・上級者と振り分けられており、すぐに自分の取引スキルに合った本・書籍を見つけられます。
またOANDA証券の口座をお持ちの方には、一部書籍をプレゼントするキャンペーンも行っています。
この機会にぜひ、OANDA証券の口座開設を検討してください。
OANDA証券の口座開設は、以下のボタンから行えます。
OANDA証券の口座開設の具体的なやり方については、以下の記事を参考にしてください。
FXは実際に取引を体験してみることで上達スピードが上がります。
基礎知識をある程度覚えたら、本番取引を行うことが大切です。
しかし、いきなり実際の資金で取引を行うのは不安という方も多いと思います。
また実際の資金で取引を行ってみたが、損失を発生させてしまいなかなか取引ができないといった方もいるかもしれません。
実際の資金で取引を行うのに抵抗がある方は、「デモトレード」から始めてみましょう。
以下で、デモトレードとはどのようなサービスなのかや始め方、デモトレード時に覚える知識などについて解説します。
3.【FXの勉強方法】手順2:デモトレードで取引を体験してみよう
FXの基礎知識についてある程度理解をしたら、デモトレードでFXを体験してみましょう。
デモトレードとは、仮想資金を使い無料でFXを体験できるサービスです。
損失を発生させても実際の資金が減るわけではないので、気軽にFXを始められます。
またデモトレードをより有効活用するには、取引を行いながら以下のことを勉強しておくと良いでしょう。
- 1.FXチャートの見方
- 2.FXの注文方法
- 3.取引ツールの操作
FXチャートの見方
FXは、チャートを見ながら取引を行います。
チャートとは、為替レートの値動きをグラフにしたものです。
縦軸が価格、横軸が時間を表しており、一般的にはその中心にローソク足が表示されます。
(FXではローソク足以外にも、バーチャートやラインチャートなどがあります。)
デモトレードでは、本番と同じ為替レートで取引を行えます。
(※OANDA証券のデモトレードサービスは、本番環境と異なるサービスです。
配信される為替レートが必ずしも一致する訳ではありません。)
FXで利益を得るための第一歩は、まずチャートの見方を覚えることなので、取引を体験すると同時にチャートの見方も一緒に覚えましょう。
チャートの見方については以下の記事を参考にしてください。 >相場分析のやり方を覚える」で詳しく解説します。
FXの注文方法
FXでは「注文の発注→ポジションの保有→ポジションの決済」といった流れで取引を行い、1つの取引で「新規注文」と「決済注文」の2回注文を発注します。
ポジションの保有中に利益が出ていたら「含み益」、損失が出ていたら「含み損」と呼び、決済注文を行うことで損益が確定します。
FXの主な注文方法は、以下の通りです。
注文方法 | 意味 |
---|---|
成行注文 | 現在の為替レートで約定させる注文方法 |
指値注文 | 現在の価格よりも有利な価格を指定して発注する注文方法 |
逆指値注文 (ストップ注文) | 現在の価格よりも不利な価格を指定して発注する注文方法 |
上記は基本的な注文方法ですが、FXでは「1つの注文で2つの注文方法を出せる」より高度な注文方法も存在します。
基本的な注文方法だけではなく、より高度な注文方法も覚えることで、仕事や家事・育児などで忙しくチャートが見られない時でも効率よく取引が可能です。
デモトレードのうちに、様々な注文方法を体験してみましょう。
以下の記事では、FXの基本的な注文方法から高度な注文方法までのやり方を詳しく解説しています。
FXの注文方法について勉強するのであれば、ぜひ参考にしてください。
>FXの注文方法はどんな種類があるの?使い方や設定方法などを解説
取引ツールの操作
FX会社によって取引ツールは異なりますが、一般的にデモトレードは本番環境と同じ取引ツールを使えます。
つまりデモトレードで取引ツールに慣れておけば、本番環境へスムーズに移行可能です。
OANDA証券のデモトレードでは、MT4/MT5、Tradingviewと同じようなUI(ユーザーインターフェース)を採用した「fx Trade」といった3つの取引ツールを提供しています。
●OANDA証券のデモトレードで使える3つの取引ツール
OANDA証券では、MT4/MT5などの高機能な取引ツールでデモトレードを行えます。
MT4/MT5は、MetaQuotes Software(メタクオーツ・ソフトウェア)社が開発した、無料で利用できるFXの取引ツールです。
初心者から上級者まで幅広いユーザーのニーズを満たす機能が豊富に搭載されており、全世界で数百万人以上のトレーダーから利用されています。
また、MT4/MT5以外にもOANDA証券では、独自取引プラットフォーム「fx Trade」でデモトレードを行えます。
「fx Trade」は、Tradingviewと同じようなUI(ユーザーインターフェース)や約80種類以上のインジケーターを標準装備しており、MT4/MT5と同じで高機能な取引ツールです。
さらに、MT4/MT5、「fx Trade」では、スマートフォンからの取引が行えます。
PC版と何ら変わりない機能が搭載されており、いつでもどこでも快適な取引が可能です。
OANDA証券では、様々な取引ツールを利用してデモトレードを行えます。
一通り使ってみて、自分に合った取引ツールを見つけてください。
それぞれの取引ツールの詳細は、以下の記事を参考にしてください。
以上、デモトレードを有効活用する方法について解説しました。
OANDA証券でデモトレードを始めるには、デモ口座を開設する必要があります。
以下のボタンより、デモ口座の開設を行えます。
以下の記事を参考にしながら、デモ口座の開設を行って下さい。
>FXのデモトレードならOANDA証券|MT4/MT5で今すぐ無料体験
FXの基礎知識を覚え、デモトレードで基本的な取引のやり方を覚えたら、本番取引を始めましょう。
4.【FXの勉強方法】手順3:資金を入金して実際に取引を始めよう
FXは本番取引を始めることがゴールではなく、むしろここからがスタートです。
本番取引を始めれば、成功する時もあれば失敗する時もあります。
FXで継続して利益を得ているプロのトレーダーは、取引で成功した時や失敗した時でも自身のトレード内容の振り返りを行い、継続した勉強を行っています。
本番取引を始めたら、より一層FXの勉強に励みましょう。
ここでは本番取引を行いながら、スキルアップをしていくために勉強すべきことを解説します。
- 1.目的や目標を決める
- 2.取引を始めたら自分のトレードを振り返る
- 3.相場分析のやり方を覚える
- 4.資金管理のやり方を覚える
- 5.自分に合った取引スタイルを見つける
目的や目標を決める
FXの本番取引を始める前に、まず目的や目標を決めておくと良いでしょう。
・目的とは?
最終的に達成したいことを示す言葉
例)家やマンションを購入する、親孝行をする、社会貢献をする
・目標とは?
目的を達成する上での過程を示す言葉
例)1カ月で○○円の利益を得る
FXで本番取引を始めると、上手くいかない時期が続き辞めたくなる時もあります。
明確な目的や目標を持つことで、上手くいかない時でもモチベーションの維持に繋がります。
また初めから高い目標を立てるのではなく、小さい目標を立てそれを達成することから始めましょう。
小さい目標をコツコツと達成させることで、目的の達成に繋がります。
取引を始めたら自分のトレードを振り返る
FXの本番取引を始めたら、自分のトレード内容を必ず振り返りましょう。
実践したトレード内容を振り返ることで、トレードの癖が理解でき改善点を明確化できます。
トレード内容は、主に以下のことを振り返ると良いでしょう。
- 1.なぜ取引を行ったのか?(取引を行った根拠)
- 2.取引に成功すればどこで利確を行ったのか?(利確を行った理由)
- 3.取引に失敗すればなぜ失敗したのか?(自分なりに分析をする)
- 4.ポジションを保有している間どんな気持ちだったのか?
- 5.なぜルール通りに取引を行えなかったのか?
取引を行った根拠や失敗した原因を分析するのは一般的ですが、ポジションを保有したときの精神状態やルールを破ったときの精神状態など、気持ちの部分についても記録を残すようにしましょう。
取引時の精神状態も分析することで、後ほど解説する「取引スタイルの見つけ方」に役立ちます。
FXで利益を上げ続けているプロのトレーダーは、必ずトレード内容の振り返りを行っています。
精度の高い取引を目指すためにも、取引終了後には必ずトレード内容の振り返りを行いましょう。
相場分析のやり方を覚える
FXは勘や運任せの取引では、長期的に利益を上げ続けることは難しいでしょう。
ビギナーズラックで初めは上手く利益を出せたとしても、長くは続きません。
取引を始める前は、相場分析や情報収集などを行い根拠を持った取引が大切です。
FXの主な相場分析や情報収集の方法は、以下2つあります。
- 1.テクニカル分析
- 2.ファンダメンタルズ分析
それぞれ詳しく見ていきましょう。
テクニカル分析
テクニカル分析とは、過去の値動きから将来の値動きを予測する相場分析方法です。
チャートの値動きは投資家心理(欲望や願望などの感情)が反映されており、過去の値動きと似たような値動きをする傾向があります。
(過去の値動きと全く同じ値動きにはなりません。)
テクニカル分析を行う際は、取引ツールに内蔵されているインジケーターを使います。
代表的なインジケーターは、以下の通りです。
- 1.移動平均線
- 2.ボリンジャーバンド
- 3.RSI
上記で紹介したインジケーターの他にも、FXでは様々なインジケーターが存在します。
以下の記事では、移動平均線やボリンジャーバンドなども含めた23種類のインジケーターを解説しています。
使い方やチャートへの設定方法まで解説しているので、テクニカル分析の勉強をする際の参考にしてください。
>テクニカル分析とは?相場分析のやり方やファンダメンタルズ分析との違い
ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析とは、政治や経済動向などFX市場に影響を与えるあらゆる事象を材料に将来の値動きを予測する分析方法です。
世界各国では、毎日様々な経済指標の発表や要人発言などの事象があります。
たとえば代表的な経済指標は、政策金利や雇用総計、消費者物価指数などです。
これらの経済指標は、経済の成長率や物価の上昇率などを把握できます。
ファンダメンタルズ分析では、経済指標の結果や要人発言の内容などを分析して相場を予測します。
多くの情報量を収集する分析方法なので、いきなり初心者の方が行うのは難しいです。
まずはテクニカル分析から覚え、慣れてきたらファンダメンタルズ分析に移行するほうが良いでしょう。
テクニカル分析についてはある程度知見があり、ファンダメンタルズ分析を勉強したい方は、以下の記事を参考にしてください。
資金管理のやり方を覚える
FX取引を始めると相場分析や取引手法などに力を注ぎがちですが、資金管理のスキルも同じくらい大切です。
資金管理を行わず取引を始めれば、大きな損失を発生させてしまうリスクが高まります。
さらに「勝率は悪くないのに思うような資金が増えない」といった問題も、後々生じてきます。
FXで長期的に利益を上げ続けるには、相場分析や取引手法を覚えることも大切ですが、資金管理のやり方についても勉強しましょう。
OANDA証券では、資金管理に関するコンテンツを豊富に提供しています。
資金管理について勉強をしたい方は、以下の記事を参考にしてください。
●OANDA証券が提供する資金管理のコンテンツ
FXの資金管理を行うために、「これだけは読んでいただきたい」というコンテンツを4つ紹介します。
ぜひ資金管理を勉強する際の参考にしてください。
1.FXのリスクリワード比率とは?計算ツールや改善方法を解説
1回の取引でとるリスクに対して、どのくらい利益を上げているかを数値化する「リスクリワード」比率の出し方について解説します。
リスクリワード比率を出すことで、将来的に利益を上げ続けられるかを確認できます。
2.FX資金管理のやり方②適切なポジションサイズの設定
FXを投資として考えるのであれば、1回のトレードでとるリスクを考える必要があります。
1回のトレードでとるリスク、つまりポジションサイズの決め方について解説します。
3.FX資金管理のやり方③1日の最大損失額、連敗数の設定
FXでは損失を取り返そうとして無理な取引を行い、その結果短期間で大きな損失を発生させるのはよくある失敗パターンです。
損失を発生させた場合「どのくらいの損失なら問題ないのか」「どのくらい連敗しても良いのか」について解説します。
4.FX資金管理のやり方④1日のトレード回数、同時に保有する銘柄数について
トレード回数は資金管理に直接影響するものではありません。
しかし無駄な取引を何度も行い、その結果大きな損失を発生させてしまうと、資金管理のコントロールが崩れてしまいます。
1日のトレード回数も、資金管理をする上で欠かせないものです。
自分に合った取引スタイルを見つける
FXで本番取引を始め、トレード内容を振り返ると、トレードの癖が見えてきます。
たとえば「得意な通貨ペアは米ドル/日本円だな」「ポジションを長く保有すると精神的に不安定となるから短期取引のほうが向いている」などです。
FXで長期的に利益を上げ続けているプロのトレーダーは、みな取引スタイルを確立しています。
FXの主な取引スタイルは、以下3つです。
- 1.スキャルピング
- 2.デイトレード
- 3.スイングトレード
それぞれ詳しく見ていきましょう。
スキャルピング
スキャルピングとは、1回の取引を数秒~数分といった短時間で完了させる取引スタイルです。
1日に数十回~数百回程度取引を行い、小さな利益をコツコツ積み重ねます。
ポジションを保有している時間が短いので、資産価値の増減によって精神的な負担が大きくなることを防げます。
ただし1日に何度も取引を行うスキャルピングは、瞬時の判断力や決断力が必要です。
スキャルピングについて勉強したい方は、以下の記事を参考にしてください。
>FXのスキャルピング手法とは?利益を出すコツや禁止理由なども紹介
デイトレード
デイトレードとは、1回の取引を数時間~1日までの時間で完了させる取引スタイルです。
前述したスキャルピングよりも少しポジションを保有する時間が長く、1日の中で数回程度取引を行い利益を積み重ねていきます。
スキャルピングはパソコンに張り付いて常に取引を行いますが、デイトレードは1度ポジションを保有すればすぐに決済する必要はありません。
1日の中でチャンスを待ちその日のうちに決済をすれば良いので、スキャルピングよりも比較的ゆったりと取引を行えます。
デイトレードについて勉強したい方は、以下の記事を参考にしてください。
>FXのデイトレード手法とは?やり方や利益を出すコツなどを紹介
スイングトレード
スイングトレードとは、1回の取引を数日~数週間程度保有し中長期間で完了させる取引スタイルです。
4時間足や日足など中長期の時間足を見て取引を行うので、取引機会はそれほど多くなくゆったりと取引を行えます。
取引が成功すれば1度の取引で大きな利益を期待できますが、利確のスキルや精神的強さが求められます。
相場は上下に変動しながら一方方向へ進むので、ポジションの保有中は資産価値の増減が発生します。
仮に資産が減少しても、自分が決めた決済場所までは保有するという強い気持ちが必要です。
スイングトレードについて勉強したい方は、以下の記事を参考にしてください。
>スイングトレードとは?時間足や通貨ペア、損切り目安などを解説
以上、本番取引を行いながら、スキルアップをしていくための勉強方法について解説しました。
OANDA証券では、初心者向けコンテンツの豊富さ以外にも、FXの相場分析に役立つ様々なオリジナルツールの提供を行っています。
●OANDA証券が提供するオリジナルツール一覧
OANDA証券では、30以上のオリジナルツールを提供しています。
以下の画像は、OANDA証券が提供するオリジナルツールの一部です。
たとえばOANDA証券の代表的なツール「OANDAオーダーブック」なら、未約定のオーダー状況や保有中のポジション状況を分析できます。
(OANDAグループの顧客の取引状況のみ)
損切りや利益確定を判断する際、参考にできるツールです。
OANDA証券では、FXの相場分析に役立つオリジナルツールを豊富に提供しています。
OANDA証券が提供するオリジナルツール一覧は、以下の記事から確認できます。
またOANDA証券のオリジナルツールは、基本無料で利用できます。
しかしOANDA証券の口座をお持ちの方とお持ちでない方では、更新頻度に差があります。
よりリアルタイムで情報を取得するなら、OANDA証券の口座開設を検討してください。
OANDA証券の口座開設は、以下のボタンから行えます。
まとめ
本記事では、FXの勉強方法について解説しました。最後に、本記事を簡単にまとめます。
- 1.FX初心者の方は、まず「FXの仕組み・専門用語・リスク」などの基礎知識から勉強する
- 2.FXの基礎知識を身に付けたら「デモトレード」で取引を体験する
- 3.デモトレードを活用し「チャートの見方・注文方法・取引ツールの操作方法」を勉強する
- 4.デモトレードでFX取引に慣れたら、いよいよ本番取引を始める
- 5.本番取引を始めても、トレード内容を振り返り継続して勉強を行う
FXで長期的に利益を上げ続けるためには、継続した勉強が必要です。
OANDA証券では本記事で解説したこと以外にも、FXの勉強を行うのに必要なコンテンツを豊富に提供しています。
FXについてさらに勉強をしたい方は、以下から各コンテンツを読み進めてください。
FX初心者にオススメのコンテンツ

これからFXを始める初心者の方向けに、豊富なコンテンツを提供しています。コンテンツを読み進めていくことで、初心者の方でもFXをスムーズに始めることが可能です。またOANDAの口座保有者だけが使えるOANDAオリジナルインジケーターも提供しています。是非OANDAの口座開設をご検討ください。
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OANDA Lab編集部
OANDA証券株式会社が運営する「OANDAラボ」は、FX/CFDを統計学的側面で科学するメディアです。外国為替(FX)や世界の株価指数、金や原油などの商品市場に関するマーケット情報やデータ、ニュースを提供しています。
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