FX初心者の方

FX初心者向け入門講座|基礎知識・始め方をわかりやすく解説


FX取引を始める際、特にFX初心者はあらかじめ基礎知識や注意点などを確認することが推奨されます。

本記事では、FX取引の基礎知識や始め方、注意点などを解説します。

FX初心者向け【基礎知識】

まず、FX初心者向けの基礎知識を解説します。

  • ・FXとは?
  • ・FXの仕組みとは?
  • ・円高・円安とは?
  • ・FXの取引時間は?

FXとは?

FXとは「Foreign Exchange」の略で、日本語では「外国為替証拠金取引」と呼びます。

外国為替とは通貨の交換を指し、証拠金とはFX会社や証券会社に担保として預け入れる資金のことです。

FXでは、米ドルや日本円など異なる通貨の交換(外国為替)を行い、その取引を通じて為替レート変動による差額が得られます。

FXとは

FX」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの仕組みとは?

FX取引の仕組みは、海外旅行で両替する例を考えるとわかりやすいです。

例えば、米国へ旅行する際、日本円を米ドルに両替(通貨を交換)したとします。

出発前が1ドル=150円として、帰国時には1ドル=160円に為替レートが変動した場合、1ドルの価値は10円増えたことを意味します。

このような為替レートの変動によって損益が発生することが、FX取引の仕組みです。

FXの仕組み

FXの仕組み」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

円高・円安とは?

日本円の価値が外貨と比べて相対的に高くなることや、高くなった状態を「円高」と呼び、その逆は「円安」と呼びます。

例えば、1ドル=150円だった為替レートが1ドル=160円になると円安ドル高、1ドル=140円になると円高ドル安です。

円高・円安」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの取引時間は?

FX取引では、平日・祝日の24時間トレードが可能です。

ただし、土日や元旦(1月1日)は、取引できません。

下図の通り、世界の各市場がリレーのように繋がっているため、24時間取引が行えます(図は冬時間の場合。欧米の夏時間は1時間前倒し)。

FXの取引時間

なお、クリスマス(12月25日)と大晦日(12月31日)については、取引時間が短縮されることがあります。

祝日の取引時間はFX会社によってルールが異なるため、確認が必要です。

FXの取引時間」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FX初心者向け【基礎用語】

ここでは、FX初心者向けに以下の基礎用語を解説します。

  • ・レバレッジとは?
  • ・スプレッドとは?
  • ・スワップポイントとは?
  • ・ロスカットとは?
  • ・pipsとは?
  • ・ロット(Lot)とは?
  • ・損切りとは?

レバレッジとは?

レバレッジとは、「てこの原理」を意味し、預け入れした資金の何倍も大きな金額で取引を行える仕組みです。

これにより、少額からでも大きな利益が狙えます(レバレッジ効果)。

ただし、大きな利益が狙える一方で、大きな損失を被る可能性もあります。

日本のFX会社(個人口座)の場合、金融庁の規制により最大レバレッジは25倍と定められています。

レバレッジの仕組み

FXのレバレッジ」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

スプレッドとは?

スプレッドとは売値と買値の差で、事実上の手数料に相当します。

スプレッドとは

一般的にFXの取引手数料は無料ですが、取引ごとにスプレッドによるコストが発生します。

スプレッドの大きさは、FX会社やそのFX会社が提供する通貨ペアによって異なります。

 スプレッドの幅が狭いほど、投資家が負担するコストは小さくなります。

FXのスプレッド」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

スワップポイントとは?

スワップポイントとは、2か国間の金利差によって発生する損益です。

スワップポイントとは

FXでは金利が高い通貨を買い、金利が低い通貨を売るポジションを翌営業日まで保有し続けることで、スワップポイントをほぼ毎日受け取れる場合が多いです(例外あり)。

ポジションを保有しているだけで利益が得られる(インカムゲイン)ため、長期投資と相性が良いとされます。

FXのスワップポイント」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ロスカットとは?

ロスカットとは、含み損FX会社の定める水準(証拠金に対する割合)を超えたときに、強制的に決済される仕組みのことです。

高いレバレッジでトレードを行っている場合、適切なリスク管理がされていなければ、急な相場変動によって損失が拡大してしまう可能性があります。

そうした損失の拡大から、投資家を保護することを目的としています。

ロスカットとは

FXのロスカット」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

pipsとは?

pips(ピップス)とは、為替レートの共通単位を表す用語です。

pipsは複数形で、単数形はpip(percentage in point)です。

FXでは、様々な通貨が存在し、通貨によってドルやユーロなど単位が異なります。

単位が統一されていないと、変動幅の比較をするのに手間がかかります。

共通単位を用いることで、どの通貨の組み合わせでも変動幅を把握することが可能になります。

pips

FXのpips(ピップス)」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

ロット(Lot)とは?

FX取引のロットとは、取引数量(通貨数)のことです。

1ロットが何通貨を表すかはFX会社によって異なります。

「1ロット=1,000通貨」「1ロット=10,000通貨」「1ロット=100,000通貨」が一般的です。

1,000通貨とは、わかりやすく表現すると「1,000ペア」という意味です。

例えば米ドル/円で1,000通貨を買うのであれば「米ドル/円のペアを1,000ペア(1,000組)買う」ことになります。

仮に1ドル150円だった場合、1,000ペアを買うと150,000円分の取引をすることになります(レバレッジを考慮しない場合)。

ロットの計算例

FXのロット(Lot)」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

損切りとは?

損切りとは、損失を確定する行為のことであり、別名「ストップロス」とも呼びます。

FX取引はプロのトレーダーでも一定の損失を出すものであり、勝率100%の取引手法やスタイルはありません。

安定して成果を出し続けるためには利益を得るだけでなく、損失を小さく抑える(上手に負ける)ことも重要です。

損切りとは

FXの損切り」「FXのストップロス」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FX初心者向け【取引の始め方】

FX取引の始め方の主な流れは、以下の通りです。

  • ・FX会社を選定する
  • ・口座開設をする
  • ・資金を入金する
  • ・取引を始める

FX会社を選定する

まずは、以下のポイントに注目してFX会社を選定します。

  • ・初心者向け教育コンテンツは豊富にあるか?
  • ・少額から取引を始められるか?
  • ・取引コストは抑えられるか?
  • ・取引ツールは充実しているか?
  • ・金融庁に登録されているFX会社か?

それぞれのポイントについては「FXの始め方・やり方」の記事で詳しく解説しています。

口座開設をする

FX会社を選定した後は、以下の手順によって口座開設を行います。

  • ・FX会社の公式ホームページの口座開設をクリック
  • ・必要項目を入力
  • ・必要書類の提出
  • ・審査
  • ・審査に通れば口座開設は完了

あらかじめ、メールアドレスやマイナンバーを用意しておくと、スムーズに口座開設の手続きを開始できます。

FXの口座開設のやり方【図解付き】」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

資金を入金する

口座開設が完了したら、資金を入金します。

OANDA証券では、以下2つの入金方法があります。

入金方法 ダイレクト入金 振込入金
手数料 無料 お客様負担
反映時間 原則、即時反映 ご入金後、1~2時間前後※
利用可能銀行 三菱UFJ銀行
みずほ銀行
三井住友銀行
楽天銀行
PayPay銀行
ゆうちょ銀行
住信SBIネット銀行
三井住友銀行に振込可能な金融機関

※振込元金融機関やご入金方法、振込時間などにより翌営業日のお取り扱いとなることがあります。

ダイレクト入金は、入金したら口座に即時反映される入金方法です。

原則、土日を含む24時間利用でき、取引手数料もかかりません。

振込入金は、全国の金融機関窓口やATMなどから入金する方法です。

ネットバンキングをお持ちでない方には、振込入金が適しています。

取引を始める

入金が完了し口座に反映されたら、取引を始められます。

FX取引は、取引ツールによって操作性が異なるため、慣れるためにはデモトレードを活用することが推奨されます。

FX初心者向け【リスク・注意点】

ここでは、FX初心者向けにFX取引のリスクと注意点を解説します。

  • ・FXのリスクとは?
  • ・FXでよくある失敗とは?

FXのリスクとは?

FX取引には、主に以下の6種類のリスクがあります。

  • ・為替変動リスク
  • ・レバレッジリスク
  • ・ロスカットリスク
  • ・金利変動リスク
  • ・流動性リスク
  • ・システムに関するリスク

それぞれのリスクについては「FXのリスク・危険性」の記事で詳しく解説しています。

FXでよくある失敗とは?

FXでよくある失敗の例は、主に以下の通りです。

他にも多くの失敗例がありますが、特にFX初心者の方が失敗するパターンには、一定の共通性があります。

失敗する要因や対策については、「FXで失敗する5つの要因」の記事で詳しく解説しています。

FX初心者向け【練習方法・勉強方法】

FX初心者向けに、FX取引の練習方法・勉強方法について解説します。

  • ・FXの練習方法は?
  • ・FXの勉強方法は?
  • ・FXに関する本・書籍

FXの練習方法は?

FXの練習方法は、以下の通りです。

  • ・デモトレードを使う
  • ・アプリやソフトを使う
  • ・少額から取引を始める

FXの練習方法は?

詳しくは「FXの練習方法やおすすめのアプリ・ソフト・取引システムを紹介」の記事で解説しています。

FXの勉強方法は?

FXの勉強方法(手順)は以下の通りです。

  • ・FXの基礎知識を学ぶ
  • ・FXのデモトレードで取引体験をする
  • ・FX会社に資金を入金して実際に取引を始める

詳しくは「FX初心者向け勉強方法|始めるまでの流れやオススメの勉強方法など詳しく解説」の記事で解説しています。

FXに関する本・書籍

FX取引に関する本や書籍を読むことも、重要なFX取引の勉強方法です。

OANDA証券ではパンローリング社とタイアップし、以下のような書籍を多数出版しています。

(下記は一部を抜粋したものです)

FXに関する本・書籍

詳しくは「OANDA証券×パンローリング社による書籍一覧」のページでご覧いただけます。

FX初心者向けのQ&A

FX初心者の多くが疑問に思うポイントは、以下の通りです。

  • ・FXと株の違いは?
  • ・FXの取引手数料は?
  • ・FX初心者はいくらから始めるべき?
  • ・FXの通貨ペアとは?
  • ・FX相場の分析方法とは?
  • ・FXの注文方法とは?
  • ・FXの1,000通貨とは?

FXと株の違いは?

FX取引と株式投資の違いを、表でまとめると以下の通りです。

比較項目 FX
投資対象銘柄 米ドルや日本円など国が発行する通貨 (150通貨ペア以上) 主に、企業が個別に発行する株式 (東京証券取引所の場合、およそ4,000銘柄)
取引時間 ほぼ24時間 (土日を除く) 平日9時~15時30分
※PTS取引は深夜まで取引可能
レバレッジ 最大25倍 (個人の場合) 現物取引:レバレッジなし
信用取引:およそ3.3倍
取引を始めるのに必要な資金 数円~ (1通貨の場合) 数百円~(単元未満株で1株から購入する場合)
利益の種類 1.為替差益 
2.スワップポイント
1.売買差益 
2.配当金
3.株主優待
4.貸株金利
相場の変動要因 各国の政治や経済動向、景気、政策金利など 各国の政治や経済動向、景気、企業の業績など
相場のボラティリティ
(値動きの大きさ)
一般的に株式より小さい 一般的に通貨ペアより大きい(ただし、制限値幅が設けられている

詳しくは「FXと株の違い」の記事で解説しています。

FXの取引手数料は?

FXの取引手数料は無料です。

しかし、取引ごとにスプレッドによるコストが発生するので、実質的には無料ではありません。

FXの手数料」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FX初心者はいくらから始めるべき?

FX初心者は、できるだけ少額から取引をスタートすることが推奨されます。

FX会社によって、最低取引数量は異なります。

詳しくは「FXはいくらから始められる?」の記事で解説しています。

FXの通貨ペアとは?

FXの通貨ペアとは、米ドルや円など異なる2つの通貨を組み合わせたものです。

米ドル/円(USD/JPY)やユーロ/米ドル(EUR/USD)など、様々な種類があります。

通貨ペア

通貨ペアによって、値動きが活発になりやすいもの、活発になりづらいものなどそれぞれ特徴があります。

詳しくは「FXの通貨ペアとは」の記事で解説しています。

FX相場の分析方法とは?

FX相場の分析方法は、以下の2種類に分かれます。

  • ・テクニカル分析
  • ・ファンダメンタルズ分析

テクニカル分析は、過去の値動きを基に将来の値動きを予測する分析方法です。

一方、ファンダメンタルズ分析は、政治や経済など通貨が変動するあらゆる要因から分析を行います。

テクニカル分析」と「ファンダメンタルズ分析」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの注文方法とは?

FX取引の主な注文方法は、以下の通りです。

FXの注文方法」については、こちらの記事で詳しく解説しています。

FXの1,000通貨とは?

FX取引の1,000通貨とは、取引数量が「1000」であることを意味します。

最小取引単位としては、1000通貨の他に1通貨や100通貨、10,000通貨などが挙げられます。

最小取引数量はFX会社や、各社が提供するコースによって異なります。

取引数量の単位はロット(Lot)とも表されます。

詳しくは、「FXの1,000通貨とは」の記事で解説しています。

【まとめ】FX初心者向け入門講座|基礎知識・始め方をわかりやすく解説

FX初心者が知っておくべき基礎知識は、今回紹介してきた以外にもまだ多くあります。

それらの基礎知識については以下のコンテンツでわかりやすく解説しています。

また、OANDA証券ではFX初心者の方でも使いやすい独自開発の取引ツール「fxTrade」を提供しています。

さらに、テクニカル分析を簡単に行えるオリジナルのインジケーターも複数提供しています。

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